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【特集】200ちょっとの作品を並べてコミックの通巻デザインを眺める

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:特集  »2012年11月13日 更新

【はじめに】

 「最近、コミックのデザインが面白くなってきた」と耳にする今日この頃。そう思う一人として、カバー下の分類をまとめたり、コミック装丁のデザイナーさんを紹介したり、年間で装丁の良かった作品を紹介したりとブログで色々やっているわけですが、意外と紹介する機会がないのが通巻作品のデザイン。短編集なら沢山のお話が入ったような表紙、1冊完結なら全てを出し切った表紙、3冊、4冊、それ以上と続いていくなら通巻を見越した表紙がデザインされていくわけで、コミックのデザインが面白くなってきて、帯や背表紙など色々なところに気が使われるようになってきたということは、当然通巻作品のデザインも気が使われてくるようになってきたわけです。

 そんなわけで本記事では、紹介しやすい最新の作品を中心に、3巻以上続いた、また続いている作品について、統一感のある通巻ならではのデザインなので紹介したい作品について並べてみました。聞くより見て感じろ、ということで(まあ労力的問題で)好みも分類も多分偏った200作品ちょっと。お時間がない方はホイールでスクロールしていけば2分ちょっと。よろしくお付き合いください。


【目次】




色と通巻デザイン


通巻の特徴づけとして、最初に説明しやすいのが色による特徴付けになます。

背景色を変えていく


各巻で背景色が変わっていく通巻デザインの基本をまず見ていきます。

ノラガミ
作者:あだちとか 出版:講談社 既刊5巻


ノラガミ(1) (月刊マガジンコミックス)ノラガミ(2) (月刊マガジンコミックス)ノラガミ(3) (講談社コミックス月刊マガジン)ノラガミ(4) (講談社コミックス月刊マガジン)ノラガミ(5) (講談社コミックス月刊マガジン)

マーブル状の濃淡の入った背景色が、各巻で変わっていきます。タイトル位置は完全固定。巻数表記が左上か右上、作者名が左下か右下。文字情報の配置で統一感を出しつつ、背景色を通巻で変更していき色とりどりに、というわかりやすいパターンということでまず紹介しました。俯瞰視点で複数人を配置した場合の見せ方がどれも上手いのも何気にポイントです。


坂道のアポロン
作者:小玉ユキ 出版:小学館 全9巻(bonus trackを除く)


坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス)坂道のアポロン (2) (フラワーコミックス)坂道のアポロン (3) (フラワーコミックス)坂道のアポロン (4) (フラワーコミックス)坂道のアポロン (5) (フラワーコミックス)坂道のアポロン (6) (フラワーコミックス)坂道のアポロン (7) (フラワーコミックス)坂道のアポロン (8) (フラワーコミックス)坂道のアポロン (9) (フラワーコミックス)

こちらは作者名とタイトル位置が縦書きで完全固定。縫い目のような模様の入った背景の色が通巻で変わっていきます。黄色い文字色とシックな色選びと作者の端正なバストアップイラストと合わさって、どことなくレトロな雰囲気で統一されている感じがします。


となりのなにげさん
作者:橘紫夕 出版:芳文社 既刊3巻


となりのなにげさん 1 (まんがタイムコミックス)となりのなにげさん(2) (まんがタイムコミックス)となりのなにげさん (3) (まんがタイムコミックス)

完全なベタ背景。ディフォルメ色の強いキャラと手描きチックなタイトルと合わさって、
コミカルで軽やかにまとまっています。


シマシマ
作者:山崎紗也夏 出版:講談社 全12巻


シマシマ(1) (モーニングKC)シマシマ(2) (モーニングKC)シマシマ(3) (モーニングKC)シマシマ(4) (モーニングKC)シマシマ(5) (モーニングKC)シマシマ(6) (モーニングKC)シマシマ(7) (モーニングKC)シマシマ(8) (モーニングKC)シマシマ(9) (モーニングKC)シマシマ(10) (モーニングKC)シマシマ(11) (モーニングKC)シマシマ(12) (モーニングKC)

美形男性の添い寝商売を扱った作品なので、登場人物は寝巻きで統一。背景は薄色、タイトルは配はっきりとしたシマシマ2色のロゴをライン状に配置。主要メンバーを一通り出し終えたら次は組み合わせモード、そして最後の2冊は非寝巻き+合体カバーで締め。縛りを続けつつ、変化を挟んで上手く完結までカバーがまとまっています。


かってに改蔵
作者:久米田康治 出版:小学館 全13巻


かってに改蔵 1 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 2 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 3 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 4 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 5 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 6 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 7 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 8 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 9 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵10 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)かってに改蔵 11 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 12 (少年サンデーコミックススペシャル)かってに改蔵 13 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)

単色背景変更系。説明するまでもなく、一目でわかる大胆なパースで統一されたイラストとカラフルに変わる背景色で、集めるととても賑やかになる表紙。視認性より面白さ的なタイトル配置の遊び具合は、新装版ならではといったところでしょうか。


ZETMAN
作者:桂正和 出版:集英社 既刊17巻


ZETMAN 1 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 2 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 3 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 4 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 5 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 6 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 7 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 8 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 9 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 10 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 11 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 12 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 13 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 14 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 15 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 16 (ヤングジャンプコミックス)ZETMAN 17 (ヤングジャンプコミックス)

定位置のロゴと背景色が変わっていきます。キャラの上の主線や服のしわをなぞる様に施されたPP加工がカッコよさを上げているのも通巻デザインのアイディアとして特徴的です。


キルミーベイベー
作者:カヅホ 出版:芳文社 既刊4巻


キルミーベイベー (1) (まんがタイムKRコミックス)キルミーベイベー (2) (まんがタイムKRコミックス)キルミーベイベー (3) (まんがタイムKRコミックス)キルミーベイベー (4) (まんがタイムKRコミックス)

キャラ固定タイプで二人のコントのような1枚絵を引き立てる、上下二色分割背景。通巻で揃えられた下のクリーム色が地面のようにイラストを安定させています。


けいおん!
作者:かきふらい 出版:芳文社 シリーズ全6巻


けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)けいおん! (2) (まんがタイムKRコミックス)けいおん! (3) (まんがタイムKRコミックス)けいおん! (4) (まんがタイムKRコミックス)けいおん!  highschool (まんがタイムKRコミックス)けいおん!  college (まんがタイムKRコミックス)

赤、青、黄色、紫と背景色が変わったところでひとまず作品が完結。『highschool(高校編)』ではこれまでのデザインを踏襲しつつ、『college(大学編)』は大幅フォーマット変更、なんですが、これまでの背景色とTシャツの色で洒落た繋がりを作っています。


ハルとナツ
作者:武田すん 出版:白泉社 既刊3巻


ハルとナツ 1 (ジェッツコミックス)ハルとナツ 2 (ジェッツコミックス)ハルとナツ 3 (ジェッツコミックス)

1色を白に固定した横ボーダーで、横に繋げるといい感じです。


空が灰色だから
作者:阿部共実 出版:秋田書店 既刊3巻


空が灰色だから 1 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 2 (少年チャンピオン・コミックス)空が灰色だから 3 (少年チャンピオン・コミックス)

白背景にあしらわれた水玉に合わせて、キャラのアイテム、リボンなど服のワンポイントが同じ色になっています。可愛らしさのないタイトルフォントに大きい水玉。一見可愛らしくも、何となく精神に揺さぶりをかけられているアンバランスさを感じます。


ちいさいお姉さん
作者:ゆとり,マツダ 靖 出版:アスキー・メディアワークス 既刊5巻


ちいさいお姉さん (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 140-1)ちいさいお姉さん 2 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 140-2)ちいさいお姉さん 3―電撃4コマコレクション (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 140-3)ちいさいお姉さん 4―電撃4コマコレクション (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 140-4)ちいさいお姉さん 5―電撃4コマコレクション (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 140-5)

上下2色分割で、伸長差のある二人を背中合わせ構図を統一させています。


大日本天狗党絵詞
作者:黒田硫黄 出版:講談社 全3巻


新装版 大日本天狗党絵詞(1) (アフタヌーンKC)新装版 大日本天狗党絵詞(2) (アフタヌーンKC)新装版 大日本天狗党絵詞(3) (アフタヌーンKC)

人物の配色をクリーム色で統一、背景は(1巻にちょこっと建物が入っていますが)基本シンプルに。色使いで通巻での統一感を出しつつ、人物レイアウトを各巻でガラッと変えてそれぞれを特徴付けています。


恋と軍艦
作者:西炯子 出版:講談社 既刊3巻


恋と軍艦(1) (講談社コミックスなかよし)恋と軍艦(2) (講談社コミックスなかよし)恋と軍艦(3) (講談社コミックスなかよし)

こちらも人物の配色を統一。人物色と背景色に、軍艦からイメージできるおおきなイカリを白く差し込んで通巻としてのデザインに大きなアクセントを付けています。



人物の変わった配色


背景の色が変わるなら、人物の色も変えてしまえ、というのがこちら。

神様ドォルズ
作者:やまむらはじめ 出版:小学館 既刊9巻






巻によっては木の葉や空などの背景効果が加えられるものの、基本的には背景は無色で、キャラの肌の部分も無色。キャラの髪と服、「案山子(作中の兵器)」の部分にデジタルなパステル調の色があてられています。このピンポイントにくっきりと着色されたパステル色と、白色と、中央に黒く配置されたロゴのバランスが絶妙な表紙は、非常にスタイリッシュです。


大正ガールズ エクスプレス
作者:日下直子 出版:講談社 既刊4巻


大正ガールズ エクスプレス(1) (講談社コミックスキス)大正ガールズ エクスプレス(2) (KC KISS)大正ガールズ エクスプレス(3) (KC KISS)大正ガールズ エクスプレス(4) (KC KISS)

こちらも各巻で使う色を絞って、背景やキャラの部分ごとに色を統一。また白を背景とした1巻は例外として、1巻は赤~ピンク、2巻は緑~黄色、3巻は水色~青~紫と近い色でまとめています。描き込みでなく貼り付けられたような着物エリアの模様が和を演出しつつ、今っぽさも出ているように感じられます。


江の島ワイキキ食堂
作者:岡井ハルコ 出版:少年画報社 既刊4巻


江の島ワイキキ食堂 1 (ねこぱんちコミックス)江の島ワイキキ食堂 2 (ねこぱんちコミックス)江の島ワイキキ食堂 3 (ねこぱんちコミックス)江の島ワイキキ食堂 4 (ねこぱんちコミックス)

こちらも色絞り系。人間主人公は白黒に、猫には各巻で別の色を与えているのがポイント。ちなみに巻が進むほど配色が自分好みになってきていてニヤケます。


午前3時の無法地帯
作者:ねむようこ 出版:祥伝社 全3巻


午前3時の無法地帯  (1) (Feelコミックス)午前3時の無法地帯2 (Feelコミックス)午前3時の無法地帯 3 (Feelコミックス)

主線で区切られたエリアを主に2色で分断、内1色は水色で各巻が統一されています。人物の肌部分は白。イラストの夢うつつなファンシー加減が、現実味のない配色によって強調されているようでもあります。


アニコイ
作者:ゴツボ×リュウジ 出版:角川書店 全8巻


アニコイ (1) (角川コミックス・エース 86-16)アニコイ (2) (角川コミックス・エース 86-17)アニコイ (3) (角川コミックス・エース 86-18)アニコイ (4) (角川コミックス・エース 86-19)アニコイ (5)     (角川コミックス・エース 86-20)アニコイ (6) (角川コミックスエース)アニコイ (7) (角川コミックス・エース 86-22)アニコイ (8) (カドカワコミックス・エース)

添えるようなタイトルと全体的に淡い配色、同じように淡い主線。これに、アニメっぽいポーズの移行状態を切り出したようなどこか安定感のないキャラ達のポーズが合わさったふわふわなこの表紙は目に入るとどこか印象に残ります。


だぶるじぇい
作者:亜桜まる, 野中英次 出版:講談社 全6巻


だぶるじぇい(1) (少年マガジンコミックス)だぶるじぇい(2) (少年マガジンコミックス)だぶるじぇい(3) (少年マガジンコミックス)だぶるじぇい(4) (講談社コミックス)だぶるじぇい(5) (少年マガジンコミックス)だぶるじぇい(6) (講談社コミックス)

キャラに被せる大きなロゴとキャラの配色をあわせた表紙。
とらえどころのない奇妙な形のロゴがかなり表紙の雰囲気を作っています。


むすんでひらいて
作者:水瀬 マユ 出版:マッグガーデン 既刊6巻


むすんでひらいて (1)むすんでひらいて(2) (エデンコミックス)むすんでひらいて(3) (エデンコミックス)むすんでひらいて(4) (エデンコミックス)むすんでひらいて 5 (BLADE COMICS EDEN)むすんでひらいて 6 (BLADE COMICS EDEN)

前の作品から、さらに強くキャラに特定の色を乗せています。タイトルの定位置固定と女性キャラの斜め配置、背景の水玉縛りにより統一感を出しつつ、各巻でポージングに個性を出していて背景の水玉表現も毎回別物、かつこの巻はこの色と言えるハッキリとした配色によって毎回飽きないデザインを実現しています。


バラ色の明日 完全版
作者:いくえみ綾 出版:集英社 全6巻


バラ色の明日 完全版 1 (愛蔵版コミックス)バラ色の明日 完全版 2 (愛蔵版コミックス)バラ色の明日 完全版 3 (愛蔵版コミックス)バラ色の明日 完全版 4 (愛蔵版コミックス)バラ色の明日 完全版 5 (愛蔵版コミックス)バラ色の明日 完全版 6 (愛蔵版コミックス)

崩した配置と大きさでとにかく目に入ってくるロゴ、ロゴに負けないベテランの目力のこもったイラスト。目からも伝わる表紙の質感。こちらも全体的に乗せられた特定色がそれぞれの巻の個性を強めています。



背景色の固定


変えることができるなら、変えないこともできます。

ちょこらん
作者:にしがきひろゆき 出版:小学館 既刊3巻


ちょこらん 1 (IKKI COMIX)ちょこらん 2 (IKKI COMIX)ちょこらん 3 (IKKI COMIX)

通巻で背景をクリーム色に統一、キャラも統一、服も黒い制服で統一。タイトルの色も統一。個性はポージングとタイトルの配置で出す、地味なようで攻めているようでもある作品です。


キックのお姉さん
作者:稲井雄人 出版:小学館 全3巻


キックのお姉さん 1 (ビッグ コミックス)キックのお姉さん 2 (ビッグ コミックス)キックのお姉さん 3 (ビッグ コミックス)

こちらは茶色で統一。さらに通巻でタイトル通りにキックポーズを採用。服や構図、タイトルの配置や色は各巻で結構変わっていますが、主線まで馴染ませた茶色配色は個性的で、かなりの統一感を発揮しています。
無地背景の色を通巻で固定する場合、一番多いのが白、次に黒。赤や青、緑などの原色は特定のイメージがつきすぎるのか多くはなく、それよりは比較的使いやすいのか、クリームや茶色はぽつぽつ見かけます。


私のおウチはHON屋さん
作者:横山知生 出版:スクウェア・エニックス 既刊6巻


私のおウチはHON屋さん(1) (ガンガンコミックスJOKER)私のおウチはHON屋さん(2) (ガンガンコミックスJOKER)私のおウチはHON屋さん(3) (ガンガンコミックスJOKER)私のおウチはHON屋さん(4) (ガンガンコミックスJOKER)私のおウチはHON屋さん(5) (ガンガンコミックスJOKER)私のおウチはHON屋さん(6) (ガンガンコミックスJOKER)

基本的には可愛い表紙にするときに使われることが多いピンク。切り貼りしたようなキャライラストの効果も手伝ってやはりキュートになっています。

王子様と灰色の日々
作者:山中ヒコ 出版:講談社 既刊3巻


王子様と灰色の日々(1) (KCx ARIA)王子様と灰色の日々(2) (KCx(ARIA))王子様と灰色の日々(3) (KCx(ARIA))

タイトル通りの灰色背景です。白の次に「色のない色」の印象を受ける灰色。灰色の背景に灰色のスーツをまとう表情を殺した登場人物。灰色のなかに差し込まれた花がより鮮やかに目に写ります。何気に巻数表記のかっこよさも気になる表紙です。


Piece
作者:芦原妃名子 出版:小学館 既刊8巻


Piece 1 (フラワーコミックス)Piece 2 (フラワーコミックス)Piece 3 (フラワーコミックス)Piece 4 (フラワーコミックス)
Piece  5 (フラワーコミックス)Piece 6 (フラワーコミックス)Piece 7 (フラワーコミックス)Piece 8 (フラワーコミックス)

ということでそこそこ数がある黒系のなかでも好きな表紙がこちら。少女漫画らしく繊細に描かれた明るい色調のバストアップ・キャライラストを、強く引き立てる黒い背景系のフォーマットで、表紙に散らばるパズルのピースがミステリアスな雰囲気を演出しています。各巻のタイトルロゴの大きさと位置は同じくして統一感を生み出しつつ、タイトルの色分けで各巻を大きく特徴付け、さらに作者名と巻数表記の配置も毎回変えられてささやかに加わえられる新鮮味。左上のフラワー系コミックスの共通タグにはタイトルロゴと同じ色が割り当てられていて、このような掲載必須のフォーマットを表紙を飾り立てる要素として上手に機能させていることを確認できます。


7人のシェイクスピア
作者:ハロルド作石 出版:小学館 既刊6巻


7人のシェイクスピア 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)7人のシェイクスピア 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)7人のシェイクスピア 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)7人のシェイクスピア 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)7人のシェイクスピア 5 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)7人のシェイクスピア 6 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

異国の人物達を際立たせる黒カバー。黒の領域が広いと、どことなく静謐な空気を纏うように感じられます。タイトルロゴは銀の箔押し。巻数表記が小さいながら黒とのコントラストでその存在を主張しています。


素足のメテオライト
作者:小西幹久 出版:マッグガーデン 既刊4巻


素足のメテオライト(1) (ブレイドコミックス)素足のメテオライト(2) (ブレイドコミックス)素足のメテオライト 3 (BLADE COMICS)素足のメテオライト 4 (BLADE COMICS)

黒背景に地球が加わるととたんに宇宙的スケールをかもし出すというか、良い感じにセカイ系、厨二系っぽいカッコよさが出てきます。各巻の特徴づけは大胆な構図、ロゴの色、巻数の色に合わせられたキャラに乗せられた色。


罪と罰
作者:落合尚之 出版:双葉社 全10巻


罪と罰 1 (アクションコミックス)罪と罰 2 (アクションコミックス)罪と罰 (3) (アクションコミックス)罪と罰(4) (アクションコミックス)罪と罰(5) (アクションコミックス)罪と罰 6 (アクションコミックス)罪と罰7(アクションコミックス)罪と罰(8)  (アクションコミックス)罪と罰(9) (アクションコミックス)罪と罰(10) (アクションコミックス)

人の闇に切り込んでいくような作品にもやはり黒が合います。タイトル、作者名は白色で固定、右端にはキリル文字による装飾。人物には、通巻で並べてみたときにカラフルと言っていいほど強く色づけされていて、平穏とは反対の非日常感が強く出ています。


白いカバー、それぞれの個性


白の反対は黒としても、白はなにもない色として、それ以外の色すべてと分かれる特別なものなのではないかと思ったり思わなかったり。載せたイラストで何色にでも染まる色カバーを紹介していきます。

シンプルな白


一番シンプルな白の味付け。

交響詩篇エウレカセブン
作者:片岡人生, 近藤一馬,BONES 出版:角川書店 全6巻


交響詩篇エウレカセブン (1) (カドカワコミックスAエース)交響詩篇エウレカセブン(2) (カドカワコミックスAエース)交響詩篇エウレカセブン (3) (カドカワコミックスAエース)交響詩篇エウレカセブン (4) (カドカワコミックスAエース)交響詩篇エウレカセブン (5) (カドカワコミックスAエース)交響詩篇エウレカセブン (6) (角川コミックス・エース (KCA138-7))

 表紙を構成する要素で考えたときに最もシンプルな選択と言えるかもしれない白い背景と黒いロゴ。定位置のタイトルロゴが薄く塗られた人物画を背に強く浮き出ていて、作品名を強く主張しています。


ドールズ フォークロア
作者:烏丸匡 出版:講談社 全3巻


ドールズ フォークロア(1) (ライバルKC)ドールズ フォークロア(2) (ライバルKC)ドールズ フォークロア(3)<完> (ライバルKC)

キャラは薄め、加えてタイトルはシルバー。より明るいイメージの白になっています。


クロノクルセイド 新装版
作者:森山大輔 出版:少年画報社 全8巻


クロノクルセイド 1 (コミック)クロノクルセイド 2 (コミック)クロノクルセイド 3 (ヤングキングコミックス)クロノクルセイド 4 (ヤングキングコミックス)クロノクルセイド 5 (コミック)クロノクルセイド 6 (コミック)クロノクルセイド 7 (ヤングキングコミックス)クロノクルセイド 8 (ヤングキングコミックス)

こちらはとことんキャラを浮き立たせるための白。ビビッドな衣装の配色と各キャラの動きのあるポージングが、巻ごとの個性を強く出しています。タイトルにはPP加工が施され、キャラに重なる場合でも埋もれない工夫がされています。


となりの関くん
作者:森繁拓真 出版:メディアファクトリー 既刊3巻


となりの関くん① (MFコミックス フラッパーシリーズ)となりの関くん 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)となりの関くん 3 (フラッパー)

タイトルと構図の完全統一型。白系のシンプルさを保ちながら、制服と机ノートだけで授業中というシチュエーションをわかりやすく伝えています。


フットボールネーション
我らの流儀 -フットボールネーション前夜-

作者:大武ユキ 出版:小学館 既刊3巻+全3巻


フットボールネーション 1 脚のきれいな選手求む! (ビッグコミックス)フットボールネーション 2 (ビッグ コミックス)フットボールネーション 3 (ビッグ コミックス)我らの流儀 -フットボールネーション前夜- 1 (ビッグ コミックス)我らの流儀 -フットボールネーション前夜-2 (ビッグ コミックス)我らの流儀 -フットボールネーション前夜- 3 (ビッグ コミックス)

サッカー選手とボール。あえて合間の動作を切り取った人物画から伝わる臨場感。白い空間に緑のフィールドを感じることができます。


波打際のむろみさん
作者:名島啓二 出版:講談社 既刊7巻


波打際のむろみさん(1) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(2) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(3) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(4) (少年マガジンコミックス)波打際のむろみさん(5) (講談社コミックス)波打際のむろみさん(6) (講談社コミックス)波打際のむろみさん(7) (講談社コミックス)

水色のタイトルと貝殻の形をした巻数表記と人魚で海を感じる表紙。釣り針を加えて泳げば水中、サーフボードにまたがれば海上と、どこにでも行ける白い余白はさらに、落ち着いた構図には安定を、動きのあるポーズには躍動感を与えています。


少女素数
作者:長月みそか 出版:芳文社 既刊4巻


少女素数 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)少女素数 (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)少女素数 (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)少女素数 (4) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

髪色の違う双子の少女を左に、巻数、タイトル、作者名を右に。要素の配置を通巻で綺麗にそろえたとき、キャラの髪型やポージング、巻数や一部色のついた文字部分など、差異のある部分が白い表紙でより強調されます。


茶柱倶楽部
作者:青木幸子 出版:芳文社 既刊3巻


茶柱倶楽部 1 (芳文社コミックス)茶柱倶楽部 2 (芳文社コミックス)茶柱倶楽部 3 (芳文社コミックス)

日本茶漫画。緑の大きな漢字タイトルに緑で服をコーディネートした女性。どう見ても日本茶漫画です。白色の背景ですがカバーイメージが緑色にかなり引っ張られていて、白は何色にも染まると改めて感じさせられます。各巻のバリエーションの出し方も統一感を損なわない範囲で服を変えたりお茶の魅せ方を変えたり、次巻のアプローチが気になるところです。


たいようのいえ
作者:タアモ 出版:講談社 既刊6巻


たいようのいえ(1) (デザートコミックス)たいようのいえ(2) (KC デザート)たいようのいえ(3) (KC デザート)たいようのいえ(4) (デザートコミックス)たいようのいえ(5) (KC デザート)たいようのいえ(6) (KC デザート)

白い背景を利用して、見えない床の位置や角度がころころと変わっており、それに合わせてタイトルも自由に組み替えることで通巻での統一感と各巻ごとの個性を両立している面白い通巻デザインになっていますが、それ以上にシンプルに可愛く太陽っぽい巻数表記がお気に入りの表紙です。


ちろちゃん,まとちゃん
作者:結城心一 出版:一迅社 シリーズ全6巻


ちろちゃん (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)ちろちゃん 2 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)ちろちゃん 3 (IDコミックス) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)ちろちゃん (4) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)ちろちゃん (5) (4コマKINGSぱれっとコミックス)まとちゃん (IDコミックス REXコミックス)

順番的には『まとちゃん』⇒『ちろちゃん』。縦横無尽に散らばるタイトルのレイアウトが秀逸です。作品の名前を覚えてしまっているからなのか、絶妙の配置によるものなのか、1字1字小さくなっているからなのか、普通に読めてしまうのが不思議に思えてなりません。


バガタウェイ
作者:古日向いろは 出版:マッグガーデン 既刊8巻


バガタウェイ 1 (BLADE COMICS)バガタウェイ(2) (BLADE COMICS)バガタウェイ(3) (BLADE COMICS)バガタウェイ(4) (ブレイドコミックス)バガタウェイ(5) (ブレイドコミックス)バガタウェイ(6) (ブレイドコミックス)バガタウェイ 7 (BLADE COMICS)バガタウェイ 8 (BLADE COMICS)

青、白のラクロスユニフォームが白と合っている表紙。並べると、曲げの多いポージングと見下ろしの構図が結構特徴になっているのがわかります。


少女ファイト
作者:日本橋ヨヲコ 出版:講談社 既刊9巻


少女ファイト(1) (イブニングKCDX)少女ファイト(2) (イブニングKCDX)少女ファイト(3) (イブニングKCDX)少女ファイト(4) (イブニングKCDX)少女ファイト(5) (イブニングKCDX)少女ファイト(6) (イブニングKCDX)少女ファイト(7) (イブニングKCDX)少女ファイト(8) (イブニングKCDX)少女ファイト(9) (KCデラックス)

白背景とユニフォームとポージングの効果によって、体のラインが美しく浮かび上がっています。キャラがいるだけで絵になる、これぞ白カバー。


通巻によるカラフルロゴ


タイトル通り、白カバーに通巻でタイトルに変化を盛り込むと以下のようになっていきます。

変ゼミ
作者:TAGRO 出版:講談社 既刊6巻


変ゼミ(1) (モーニングKC)変ゼミ(2) (モーニングKC)変ゼミ(3) (モーニングKC)変ゼミ(4) (モーニングKC)変ゼミ(5) (モーニングKC)変ゼミ(6) (モーニング KC)

丸い枠の中にタイトルと作者名、周りに出版社名まで固めたハンコのようなロゴが通巻で色とりどりになっていて綺麗な表紙。45度傾いたキャラと目が合うキャラ配置も特徴的です。しかしずっと眺めていると三半規管が揺さぶられてきます。


部室のドワーフちゃん
作者:仏さんじょ 出版:ジャイブ 全4巻


部室のドワーフちゃん1 (CR COMICS)部室のドワーフちゃん(2)(CRコミックス) (CR COMICS)部室のドワーフちゃん③ (CR COMICS)部室のドワーフちゃん④ (CR COMICS)

傾きと折れ曲がりで目に入ってくる大きなタイトルになっているので、タイトル色がその巻のイメージと強く結びつきます。また、無表情の主人公が沢山ちりばめられてちょっとポーズを決めている風のデザインがシュールで頭に残ります。


僕らはみんな河合荘
作者:宮原るり 出版:少年画報社 既刊3巻


僕らはみんな河合荘 1 (ヤングキングコミックス)僕らはみんな河合荘 2 (ヤングキングコミックス)僕らはみんな河合荘 3 (ヤングキングコミックス)

タイトルの組み方も色もキャラの構図も統一しない方向で行く模様。統一感も各巻の個性も強い好例で、どれも印象深く、次巻が楽しみな作品の1つです。


光の大社員
作者:OYSTER 出版:双葉社 既刊4巻


光の大社員 1 (アクションコミックス)光の大社員 2 (アクションコミックス)光の大社員(3) (アクションコミックス)光の大社員(4) (アクションコミックス)

上に出版社名、下に作者名を直線的に並べてゆるく境界を作って引き締め、白いカバーを舞台に仕立てて、玩具メーカー二人のオモチャ対決コントをさせている表紙。引きの視点だけ共通させつつ空間の使い方に縛られぬアイディアで各巻が視覚的な個性を出しています。


オイ!!オバさん
作者:いづみかつき 出版:秋田書店 既刊4巻


オイ!!オバさん 1 (少年チャンピオン・コミックス)オイ!!オバさん 2 (少年チャンピオン・コミックス)オイ!!オバさん 3 (少年チャンピオン・コミックス)オイ!!オバさん 4 (少年チャンピオン・コミックス)

主人公と、同い年の叔母さんの手を繋がせ、隙間にタイトル、そして二人の関係性を文字で盛り込んだ1巻。そこから手つなぎと二人の共通項的なキャラ解説がフォーマットとして続いていきます。ネタ切れが心配なのと同時に面白いことになりそうでであります。


となりの怪物くん
作者:ろびこ 出版:講談社 既刊10巻


となりの怪物くん(1) (デザートコミックス)となりの怪物くん(2) (デザートコミックス)となりの怪物くん(3) (デザートコミックス)となりの怪物くん(4) (デザートコミックス)となりの怪物くん(5) (デザートコミックス)となりの怪物くん(6) (KC デザート)となりの怪物くん(7) (KC デザート)となりの怪物くん(8) (デザートコミックス)となりの怪物くん(9) (KC デザート)となりの怪物くん(10) (KC デザート)

ヒロインが彼に首輪を付けてチェーンを握り締める主役2人構成の1,2巻。3巻から今に続く、主役2人+サブキャラ1人の3人構成が、必ず主人公が表紙を飾りつつサブキャラにもスポットを当てられる構成ということで何気に上手なアイディアです。キャラの塗りは陰影が細かいアナログ、ロゴは濃淡なしのデジタルな感じで絵もロゴも目立つバランスになっています。さらに「となりの」の部分は基本的にキャラの後ろに、「怪物くん」は手前に配置して、奥行きを作っていています。微妙に角ばった巻数表記とか、シンプルな印象の白系なのですが、何気にポイントが多い印象です。


ドラゴンクエストモンスターズ+ 新装版
作者:吉崎観音 出版:スクウェア・エニックス 全5巻


ドラゴンクエストモンスターズ+ 新装版(1) (ガンガンコミックス)ドラゴンクエストモンスターズ+ 新装版(2) (ガンガンコミックス)ドラゴンクエストモンスターズ+新装版(3) (ガンガンコミックス)ドラゴンクエストモンスターズ+新装版(4) (ガンガンコミックス)ドラゴンクエストモンスターズ+ 新装版(5)(完) (ガンガンコミックス)

右にはキャラを手前に、左にはロゴを奥に。略称ロゴが太く大きいため、背景を装飾するように通巻でカバーをカラフルなものに仕上げています。


さらに色々


色々あります。

シュガー・ソルジャー
作者:酒井まゆ 出版:集英社 既刊3巻


シュガー・ソルジャー 1 (りぼんマスコットコミックス)シュガー・ソルジャー 2 (りぼんマスコットコミックス)シュガー・ソルジャー 3 (りぼんマスコットコミックス)

キャラの隙間に散らばるポップなタイトル。キャラの手にはお菓子の銃が握られ、カバーにはカラフルな弾丸が散りばめられています。横に並べると繋がるような「SUGER」の文字も足元に配置され、白色ですっきりさせながら実に賑やかなデザインです。


GENTE
作者:オノナツメ 出版:太田出版 全3巻


GENTE  1 (Fx COMICS)GENTE 2 (Fx COMICS)GENTE 3 (Fx COMICS)

一人1色で3人なので3色。ちょっと渋い色使いで、欧風っぽさが出ています。


青の祓魔師
作者:加藤和恵 出版:集英社 既刊9巻


青の祓魔師 1 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 2 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 3 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 4 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 5 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 6 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 7 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 8 (ジャンプコミックス)青の祓魔師 9 (ジャンプコミックス)

濃ゆいと思えるほどしっかり描きこまれたイラストが、白とのコントラストでとにかく前に出ている表紙。


東京喰種トーキョーグール
作者:石田スイ 出版:集英社 既刊4巻


東京喰種トーキョーグール 1 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種トーキョーグール 2 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種トーキョーグール 3 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種トーキョーグール 4 (ヤングジャンプコミックス)

漢字4文字タイトルの配置やキャラが締める面積や構図のしばりをせず、各巻を同じだけど違う風に仕上げています。


監獄学園
作者:平本アキラ 出版:講談社 既刊6巻


監獄学園(1) (ヤングマガジンコミックス)監獄学園(2) (ヤングマガジンコミックス)監獄学園(3) (ヤンマガKCスペシャル)監獄学園(4) (ヤンマガKCスペシャル)監獄学園(5) (ヤンマガKCスペシャル)監獄学園(6) (ヤンマガKCスペシャル)

作中のコマを反転して模様として仕込んである特大4文字タイトルは、物騒な内容を連想させる字面でインパクトあり。読ませるためタイトル表記と囚人管理を連想させる三桁の巻数、作者名も積極的にデザインに組み込まれており各巻で派手に配置が換わっています。イラストも段々と配置が大胆になってきており、まだまだ進化していきそうです。


ぽんてら
作者:サンカクヘッド 出版:マッグガーデン 全4巻


ぽんてら 1 (BLADE COMICS)ぽんてら 2 (BLADE COMICS)ぽんてら(3) (BLADE COMICS)ぽんてら(4) (ブレイドコミックス)

4文字ひらがなタイトル作品。全4巻でそれぞれタイトルの1文字を白背景に大きく載せていて他の文字を小さく添えていて、全て合わせるとタイトルが完成します。1冊で見てもシンプルで面白いデザインなのが素敵です。


刻刻
作者:堀尾省太 出版:講談社 既刊5巻


刻刻(1) (モーニングKC)刻刻(2) (モーニングKC)刻刻(3) (モーニングKC)刻刻(4) (モーニング KC)刻刻(5) (モーニング KC)

作者の線画イラストに有色のタイトルが大胆に載せられた表紙。線画の曲線に対し、タイトルは直線的、そしてデジタル時計的。メリハリが利いています。


未来日記
作者:えすのサカエ 出版:角川書店 全12巻


未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))未来日記 (2) (カドカワコミックスAエース)未来日記 3 (角川コミックス・エース 129-7)未来日記 4 (角川コミックス・エース 129-8)未来日記 5 (角川コミックス・エース 129-9)未来日記 (6) (角川コミックス・エース 129-10)未来日記 (7) (角川コミックス・エース 129-12)未来日記 (8) (角川コミックス・エース 129-13)未来日記 (9) (角川コミックス・エース 129-14)未来日記 (10) (角川コミックス・エース 129-15)未来日記 (11) (角川コミックス・エース 129-18)未来日記 (12) (角川コミックス・エース 129-19)

SF要素の入ったバトロワ系作品。色物の多い殺し合い参加者達を一同に集め、特徴的な形のシルエットにして空間の奥に配置。各巻で重要なキャラが前に出て表紙を飾るやり方が、キャラが順次顔を出していく作品の進め方とマッチしています。奥から手前に伸びた(光源を奥に置いた)ルールも特徴的で、白系としても独自色が強い印象を受けます。


PandoraHearts
作者:望月淳 出版:スクウェア・エニックス 既刊18巻


Pandora Hearts 1 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 2 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 3 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 4 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 5 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 6 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 7 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 8 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 9 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 10 (Gファンタジーコミックス)Pandora Hearts 11 (ガンガンファンタジーコミックス)PandoraHearts 12 (Gファンタジーコミックス)PandoraHearts 13 (Gファンタジーコミックス)PandoraHearts(14) (Gファンタジーコミックス)PandoraHearts(15) (Gファンタジーコミックス)PandoraHearts(16) (Gファンタジーコミックス)PandoraHearts(17) (Gファンタジーコミックス)PandoraHearts(18) (Gファンタジーコミックス)

1巻1キャラでかっこいいポージング、アイコン的な影絵、そして鎖。ロゴは中央、巻数は右下。1巻から18巻まで約6年間。すごいです。


ADAMAS
作者:皆川亮二,岡エリ 出版:講談社 既刊7巻


ADAMAS(1) (イブニングKC)ADAMAS(2) (イブニングKC)ADAMAS 3 (イブニングKC)ADAMAS(4) (イブニングKC)ADAMAS(5) (イブニングKC)ADAMAS(6) (イブニングKC)ADAMAS(7) (イブニングKC)

宝石を扱った能力バトル的作品。表紙を飾る人物に関係した宝石のような装飾により、各巻のタイトルと巻数部分がキラキラと光って非常にゴージャスです。


宇宙兄弟
作者:小山宙哉 出版:講談社 既刊18巻


宇宙兄弟(1) (モーニングKC)宇宙兄弟(2) (モーニングKC)宇宙兄弟(3) (モーニングKC)宇宙兄弟(4) (モーニングKC)宇宙兄弟(5) (モーニングKC)宇宙兄弟(6) (モーニングKC)宇宙兄弟(7) (モーニングKC)宇宙兄弟(8) (モーニングKC)宇宙兄弟(9) (モーニングKC)宇宙兄弟(10) (モーニングKC)宇宙兄弟(11) (モーニングKC)宇宙兄弟(12) (モーニング KC)宇宙兄弟(13) (モーニングKC)宇宙兄弟(14) (モーニングKC)宇宙兄弟(15) (モーニングKC)宇宙兄弟(16) (モーニング KC)宇宙兄弟(17) (モーニング KC)宇宙兄弟(18) (モーニング KC)

タイトルは中央斜めか左右どちらかに縦配置の3パターン。キャラは主役2人兄弟のどちらか、または両方を最小単位として一人から多人数まで色々。ここぞという感じに使われているホログラム加工がシンプルなデザインのカバーに特別感を演出しているようです。


背景のデザインを揃える


統一と変化の両方を出しやすいのがこちら。

ヨイコノミライ完全版
作者:きづきあきら 出版:小学館 全4巻


ヨイコノミライ完全版 1 (IKKI COMICS)ヨイコノミライ完全版 2 (IKKI COMICS)ヨイコノミライ完全版 3 (IKKI COMICS)ヨイコノミライ完全版 4 (IKKI COMICS)

まず最初はいくつか前述の白系に近いものから紹介していきます。こちらは白エリア広めで純粋白カバー的な感覚がありますが、通巻で右に赤+オレンジの文字配置用の帯が引かれるだけで、強いまとまりとフォーマット感が生まれています。白部分に添えられたタイトル英字表記などのローマ字郡は、まず存在することで通巻の統一感を生み、その配置の違いで各巻の違いを出しています。


ワンニン!
作者:ほおのきソラ 出版:講談社 既刊3巻


ワンニン!(1) (KCx(ARIA))ワンニン!(2) (KCx(ARIA))ワンニン!(3) (KCx(ARIA))

左端と右端に若干の隙間を残して水玉の模様の入った帯を縦に配置、そして縦中央にシンプルなゴシック系のフォントをドンと配置。タイトル末尾のビックリマークが生きています。ヒロインと犬の2キャラを、タイトル位置を見越したように左右に散らしているのがポイントです。

環境保護隊モッタイ9
作者:矢上裕 出版:ほるぷ出版 全3巻


環境保護隊モッタイ9 ① (フレックスコミックス)環境保護隊モッタイ9 ② (フレックスコミックス)環境保護隊モッタイ9 3 (Flex Comix)

太い帯、必要な文字情報に装飾的にこしらえた文字情報にマーク。大量のアイテムが大体同じ位置に来て通巻での統一感を出しています。キャラの配置やポージングによってアイテムの位置はちょこちょこ調節されていますが、統一感には影響を与えないバランスになっています。


のりりん
作者:鬼頭莫宏 出版:講談社 既刊5巻


のりりん(1) (イブニングKC)のりりん(2) (イブニングKC)のりりん(3) (イブニングKC)のりりん(4) (イブニングKC)のりりん(5) (イブニングKC)

手前にはキャラ+自転車、背景には自転車をモチーフにした直線と曲線の装飾。背景部分はやはり各巻で色が変わっていきますが、装飾形状の一致は強調されて、無地背景の色が変わっていくデザインより統一感が強くなります。


明治緋色綺譚
作者:リカチ 出版:講談社 既刊4巻


明治緋色綺譚(1) (Be・Loveコミックス)明治緋色綺譚(2) (BE LOVE KC)明治緋色綺譚(3) (BE LOVE KC)明治緋色綺譚(4) (BE LOVE KC)

上部には花柄の帯、背景には切り絵、花びらによる装飾。切り絵の形や花の種類など各巻で共通する要素の一つ一つが巻ごとに違うことでバラエティを出しつつ、統一感はかなり強めです。


ノ・ゾ・キ・ア・ナ
作者:本名ワコウ 出版:小学館 既刊12巻


ノゾキアナ 1 (ビッグコミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 2 (ビッグコミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 3 (ビッグコミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 4 (ビッグコミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 5 (ビッグコミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 6 (ビッグコミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 7 (ビッグコミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 8 (ビッグ コミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 9 (ビッグ コミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 10 (ビッグ コミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 11 (ビッグ コミックス)ノ・ゾ・キ・ア・ナ 12 (ビッグ コミックス)

リング状のエリアに押し込めるように3キャラが配置された表紙。吹き出しやトーンのような円系の模様など装飾が多く、賑やかなデザインになっています。大リングにくっついた巻数表記用の小リングが結構目立つため、各巻の小リングの位置が地味にアクセントを生んでいるように感じます。


放課後のカリスマ
作者:スエカネクミコ 出版:小学館 既刊8巻


放課後のカリスマ 1 (IKKI COMIX)放課後のカリスマ 2 (IKKI COMIX)放課後のカリスマ 3 (IKKI COMIX)放課後のカリスマ 4 (IKKI COMIX)放課後のカリスマ 5 (IKKI COMIX)放課後のカリスマ 6 (IKKI COMIX)放課後のカリスマ 7 (IKKI COMIX)放課後のカリスマ 8 (IKKI COMIX)

表紙を飾るキャラは偉人のクローンとなっているので、背景右の黒エリアにはその人物のオリジナルの風貌が描かれ、名前と生没年が記されています。


東京ESP
作者:瀬川はじめ 出版:角川書店 既刊6巻


東京ESP (1) (角川コミックス・エース 160-14)東京ESP (2) (角川コミックス・エース 160-16)東京ESP (3) (角川コミックス・エース 160-17)東京ESP (4) (角川コミックス・エース 160-18)東京ESP (5) (角川コミックス・エース 160-19)東京ESP (6) (カドカワコミックス・エース)

上下二色分割背景に分類できる、街のシルエット的白黒背景。背景の形とロゴを完全に固定しながら、大きな巻数表記の色が変わるのと、仮想的な地面の場所を限定せずに描かれるキャラのポージングによって続刊に変化が生まれ、飽きがきません。4巻から変化にバリエーションが付いてきています。


蒼き鋼のアルペジオ
作者:Ark Performance 出版:少年画報社 既刊5巻


蒼き鋼のアルペジオ 01 (ヤングキングコミックス)蒼き鋼のアルペジオ 02 (ヤングキングコミックス)蒼き鋼のアルペジオ 03 (ヤングキングコミックス)蒼き鋼のアルペジオ 4 (ヤングキングコミックス)蒼き鋼のアルペジオ 05 (ヤングキングコミックス)

キャラを左に、そこに裏表紙からまたがりながら戦艦(とか兵器とか)を被せ、さらに白抜きの光るようなロゴを被せる。背景にはグリッドと日本地図が載せられていて、レーダーやソナーのような印象。すっきりと洗練された、メカ系、サイバー系な雰囲気と女性キャラの組み合わせがグッドです。


ブラッドラッド
作者:小玉有起 出版:角川書店 既刊7巻


ブラッドラッド (1) (角川コミックス・エース 280-1)ブラッドラッド (2) (角川コミックス・エース 280-2)ブラッドラッド (3) (角川コミックス・エース 280-3)ブラッドラッド (4) (角川コミックス・エース 280-4)ブラッドラッド (5) (角川コミックス・エース 280-5)ブラッドラッド (6) (カドカワコミックス・エース)ブラッドラッド (7) (カドカワコミックス・エース)

暗い灰色形の路地裏やスラム的な風景に明るいストライプ柄などを重ねた背景デザインとガラの悪そうなキャラの組み合わせでハッタリが効いた表紙。模様の付け方が巻ごとに非常に個性的です。


きのう何食べた?
作者:よしながふみ 出版:講談社 既刊6巻


きのう何食べた?(1) (モーニングKC)きのう何食べた?(2) (モーニングKC)きのう何食べた? 3 (モーニングKC)きのう何食べた?(4) (モーニングKC)きのう何食べた?(5) (モーニングKC)きのう何食べた?(6) (モーニング KC)

男主人公二人の食事や料理に関係した日常的なイラスト。背景を、カバー下に描かれた料理名の数々が、薄く透き通るカバーによって控えめに表紙を賑わせています。


謎の彼女X
作者:植芝理一 出版:講談社 既刊9巻


謎の彼女X(1) (アフタヌーンKC)謎の彼女X(2) (アフタヌーンKC)謎の彼女X(3) (アフタヌーンKC)謎の彼女X(4) (アフタヌーンKC)謎の彼女X(5) (アフタヌーンKC)謎の彼女X(6) (アフタヌーンKC)謎の彼女X(7) (アフタヌーンKC)謎の彼女X(8) (アフタヌーンKC)謎の彼女X(9) (アフタヌーンKC)

鉄板の英字新聞系背景。キャラは「彼女」固定なので、決めたポージングと衣装チェンジで各巻の個性を出し、さらに新聞背景に大きく影を映し出して色づけすることでその巻のカラーイメージを作り上げています。


ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社
作者:飛鳥あると 出版:講談社 全3巻


ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 (KCデラックス)ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 2号目 (KCデラックス)ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 3号目 (KCデラックス)

前述『謎の彼女X』はデザイン(読めない)新聞背景、そしてこちらは読める新聞背景。背景とは言いますが、ここまで来ると新聞を作ってしまっているようなもので恐れ入ります。


ハナムラさんじゅっさい
作者:ハナムラ 出版:銀杏社 全5巻


ハナムラさんじゅっさい 1ハナムラさんじゅっさい 2ハナムラさんじゅっさい 3ハナムラさんじゅっさい 4ハナムラさんじゅっさい 5

男性の半実録漫画家マンガですが、表紙は「美人編集さん」に水着を着せてとにかくキャッチーに。背景にびっしり詰まった文字は作品紹介やあらすじになっていて、キャラに隠れて全部読めないながら大体わかる絶妙なバランスで手に取った人の興味を引くのではないでしょうか。


七匹の侍
作者:鈴木マサカズ 出版:講談社 全3巻


七匹の侍 1 (ヤングマガジンコミックス)七匹の侍(2) (ヤングマガジンコミックス)七匹の侍(3) <完> (ヤングマガジンコミックス)

白黒の主人公イラストと角ばった極太タイトル。隙間には、作中の主人公の台詞や、時代設定に不釣合いな「KILL YOU」の文字が雰囲気を損ねることなく挿入。時代物っぽく、時代物のポスターのような販促物的なかっこよさが組み込まれたデザイン。装飾的な文字の使い方が段々エスカレートしているのが通巻作品っぽい感じです。


BLACK LAGOON
作者:広江礼威 出版:小学館 既刊9巻


BLACK LAGOON 1 (サンデーGXコミックス)BLACK LAGOON 2 (サンデーGXコミックス)BLACK LAGOON 3 (サンデーGXコミックス)BLACK LAGOON 4 (サンデーGXコミックス)BLACK LAGOON 5 (サンデーGXコミックス)BLACK LAGOON 6 (サンデーGXコミックス)BLACK LAGOON 7 (サンデーGXコミックス)BLACK LAGOON 8 (サンデーGXコミックス)ブラック・ラグーン 9 (サンデーGXコミックス)

黒色を下地として、左下にキャラスペースを空けつつ、タイトル、3桁表記巻数、通巻で内容を固定した作品説明的な英文を通巻で定位置に配置。巻数表記はイラストに完全に隠れてしまう場合(8巻)を除いて読めるならわかりや少なくてもキャラを重ねまくっていている攻めのデザインが素敵です。


Kさんドリル
作者:Kさん 出版:銀杏社 既刊3巻


Kさんドリル 1Kさんドリル 2Kさんドリル 3

タイトル型の装飾と複数キャラと枠が3色でまとめられた背景。躍動感あるドリル少女が塗り方の違いで程よく浮き出ています。


ヒトヒトリフタリ
作者:本名ワコウ 出版:集英社 既刊3巻


ヒトヒトリフタリ 1 (ヤングジャンプコミックス)ヒトヒトリフタリ 2 (ヤングジャンプコミックス)ヒトヒトリフタリ 3 (ヤングジャンプコミックス)

色調はクリームや薄茶系。かくかくしたタイトルと、漢字で表したタイトルが入った陰陽っぽいマークによるロゴの形が面白い表紙。色調により各巻の雰囲気は統一されながらも、枠の形はそれぞれ別物で、作者名の入れ方にも巻ごとに個性を入れています。


ストレイリトルデビル
作者:森小太郎 出版:アスキー・メディアワークス 全5巻


ストレイリトルデビル 1 (電撃コミックス)ストレイリトルデビル 2 (電撃コミックス)ストレイリトルデビル 3 (電撃コミックス)ストレイリトルデビル 4 (電撃コミックス)ストレイリトルデビル 5 (電撃コミックス)

欧風的な装飾枠、キャラ、花、タイトルの順に重ねて構成された表紙。アニメ的なディフォルメの効いたキャラが程よくアートっぽいデザインにまとめられています。


鬼灯の冷徹
作者:江口夏実 出版:講談社 既刊6巻


鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(2) (モーニングKC)鬼灯の冷徹(3) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(4) (モーニング KC)鬼灯の冷徹 五: 5 (モーニング KC)鬼灯の冷徹(6) (モーニング KC)

ギャグ漫画ということで怖さはないにしろ、主人公の鬼をキリッと描いているため何となく荘厳な雰囲気も入っている表紙。地獄とも極楽ともつかない枠の装飾が実に作品にマッチしていて、しかも各巻でデザインが違っていて地味に手が掛かっていそうです。


PEACE MAKER
作者:皆川亮二 出版:集英社 既刊9巻


PEACE MAKER 1 (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 2 (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 3 (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 4 (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 5 (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 6 (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 7 (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 8 (ヤングジャンプコミックス)PEACE MAKER 9 (ヤングジャンプコミックス)

木の板とポスターといったイメージで、ガンマンキャラと共に西部らしい雰囲気を作っている背景デザイン。キャラを重ねることを前提に、チラ見せする感覚で描かれた背景のサークル内のイラストが特徴的。


風景型背景タイプに見る通巻アイディア


風景を入れた表紙にも通巻的なアイディアは沢山盛り込まれています。

風景の種類を統一する


まずは見てわかりやすいもので。

海獣の子供
作者:五十嵐大介 出版:小学館 全5巻


海獣の子供 1 (IKKI COMIX)海獣の子供 2 (IKKI COMIX)海獣の子供 3 (IKKI COMIX)海獣の子供 4 (IKKI COMIX)海獣の子供 5 (IKKI COMIX)

海洋SFロマン的作品なので、背景は水中で統一。5冊がみずみずしくまとまりながらも、作者の画力があって、1冊1冊がどれも壮大で違った表情を見せています。

水惑星年代記
作者:大石まさる 出版:少年画報社 全6巻


水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)続水惑星年代記環・水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)翠水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)碧 水惑星年代記 (ヤングキングコミックス)水惑星年代記月娘 (ヤングキングコミックス)

こちらもSF的な味付けで水のある風景を(最終巻を除いた)通巻で統一。CG的な質感のタイトルロゴがアナログの細やかな作者イラストに埋もれず、イラストをよりコミックの表紙としてふさわしいものに仕上げています。


COPPELION
作者:井上智徳 出版:講談社 既刊16巻


COPPELION(1) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(2) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(3) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(4) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(5) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(6) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(7) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(8) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(9) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(10) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(11) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(12) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(13) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(14) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(15) (ヤンマガKCスペシャル)COPPELION(16) (ヤンマガKCスペシャル)

廃墟系その1。静かな荒廃感のあるイラストに、黄色と黒のロゴ、大きく掠れた赤い巻数を載せて物騒さを若干間接的に伝えています。


忘却のクレイドル
作者:藤野もやむ 出版:マッグガーデン 全5巻


忘却のクレイドル(1) (BLADE COMICS)忘却のクレイドル(2) (BLADE COMICS)忘却のクレイドル(3) (アヴァルスコミックス)忘却のクレイドル(4) (アヴァルスコミックス)忘却のクレイドル(5)(完) (アヴァルスコミックス) (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

廃墟系その2。少し見上げた視点で青い空を少し目立たせて、廃墟の美的風景感を出した構図。作品の物々しさは、巻数表記部分の破れに表しているように思えます。


図書館の主
作者:篠原ウミハル 出版:芳文社 既刊3巻


図書館の主 1 (芳文社コミックス)図書館の主 2 (芳文社コミックス)図書館の主 3 (芳文社コミックス)

児童図書館を舞台にした作品で、こちらは毎回新規に描き下ろしながらも同じような視点の本棚を背景に添えています。並べると、まさにそこが本棚に。


路地恋花
作者:麻生みこと 出版:講談社 全4巻


路地恋花 1 (アフタヌーンKC)路地恋花(2) (アフタヌーンKC)路地恋花(3) (アフタヌーンKC)路地恋花(4) <完> (アフタヌーンKC)

京都のとある路地にある長屋を舞台にした作品とあって、こちらは常に路地。やはり並べると感じの良い路地に。紙が透けて裏の模様が見えるカバーの質感も、4冊集めたときのまとまりに作用します。

夏雪ランデブー
作者:河内遙 出版:祥伝社 全4巻


夏雪ランデブー 1 (Feelコミックス)夏雪ランデブー 2 (Feelコミックス)夏雪ランデブー(3) (フィールコミックス) (Feelコミックス)夏雪ランデブー 4 (Feelコミックス)

フラワーショップを舞台とした作品ということで、登場人物を覆う花のジャングル。共通するの1巻キャラバスとアップ+植物という構成に茶色いロゴの枠、違うのはキャラとロゴ位置と植物のカラー。程よく同じと違うが混じっています。


午前3時の危険地帯
作者:ねむようこ 出版:祥伝社 全3巻


午前3時の危険地帯 1 (FEELCOMICS) (Feelコミックス)午前3時の危険地帯 2 (Feelコミックス)午前3時の危険地帯 3 (Feelコミックス)午前3時の危険地帯 4 (Feelコミックス)

空想的で、若干抽象的な雲の上(中?)を舞台としたイラスト。ファンシーな雰囲気を強く出しながらも、落ち着いたタイトル文字などとのバランスで大人っぽさも併せ持っているように感じられます。カバー表面の質感が◎。


放課後カルテ
作者:日生マユ 出版:講談社 既刊3巻


放課後カルテ(1) (BE LOVE KC)放課後カルテ(2) (BE LOVE KC)放課後カルテ(3) (BE LOVE KC)

学び舎系その1。少女漫画では特に校舎が背景になった表紙が沢山出ている気がしますが、その中でもやはり目に付くものは目に付きます。水平を入れず、続きのある空間を意識させる構図、それに合わせられた傾きのあるタイトル。沢山の子供達の描かれたイラストの色合いが優しく、大変朗らかな表紙です。


花にけだもの
作者:杉山美和子 出版:小学館 既刊8巻


花にけだもの 1 (フラワーコミックス)花にけだもの 2 (フラワーコミックス)花にけだもの 3 (フラワーコミックス)花にけだもの 4 (フラワーコミックス)花にけだもの 5 (フラワーコミックス)花にけだもの 6 (フラワーコミックス)花にけだもの 7 (フラワーコミックス)花にけだもの 8 (フラワーコミックス)

学び舎系その2。主に横並びの2キャラと手前、または奥の角度をつけたアイテムや背景の描き方によって作り出された奥行き。タイトルな表紙の上部中心に位置させて、ちまっとしていながら存在感があります。


ささめきこと
作者:いけだたかし 出版:メディアファクトリー 全9巻


ささめきこと 1 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 2 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 3 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 4 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 5 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 6 (MFコミックス)ささめきこと 7 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 8 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 9 (MFコミックス アライブシリーズ)

高校を舞台にした百合作品。タイトル、巻数、作者名は必ず1行で縦の中心線に添えられます。学び舎系その3で、こちらの表紙の構図は大胆なパースによってさらに空間や奥行きが強調されています。描かれるキャラは物語の中心に位置する二人の学生服姿というのが基本で、二人は「友達同士」であり、大なり小なりの距離を持って配置されます。そして最終巻は、タイトルと巻数表記を割って割って入るように表紙の中心を陣取っている二人の手。表紙は語ります。


アイディアで統一する


他のアプローチで何かを統一している風景型背景タイプ。

少年ノート
作者:鎌谷悠希 出版:講談社 既刊3巻


少年ノート(1) (モーニングKC)少年ノート(2) (モーニングKC)少年ノート(3) (モーニング KC)

学生の合唱を扱った音楽作品。作品自体にはファンタジー要素はありませんが、表紙の背景には、花やや虹が広がる空想的な空間を描き、そこにピアノや譜面台など音楽的なアイテムと学生服の登場人物を配置して内容を匂わせています。タイトル等の文字情報を罫線(けいせん)と組合わせて「ノート」のように仕上げて、白い大きな巻数と重ねたまとまりも通巻デザイとしてのポイントとなります。


ひらけ駒!
作者:南Q太 出版:講談社 既刊7巻


ひらけ駒!(1) (モーニングKC)ひらけ駒!(2) (モーニングKC)ひらけ駒!(3) (モーニングKC)ひらけ駒!(4) (モーニング KC)ひらけ駒!(5) (モーニング KC)ひらけ駒!(6) (モーニング KC)ひらけ駒!(7) (モーニング KC)

タイトル通りの将棋漫画ということで、イラストには将棋の要素が仕込まれていますが、将棋にゆかりある施設を舞台にしたわかりやすいものからオムライスのケチャップ文字を「王将」にした小ネタ的なものまで、その縛りは緩め。色合いが特徴的で、例えば1巻の駅のホームの屋根を緑色に染めたり、ちょっとした日常風景を不自然さを感じない程度に面白く色づけしていて、そういうところも通巻のしてのデザインの統一感を出す要素になっていたります。


江戸川乱歩異人館
作者:山口譲司,江戸川乱歩 出版:集英社 既刊4巻


江戸川乱歩異人館 1 (ヤングジャンプコミックス BJ)江戸川乱歩異人館 2 (ヤングジャンプコミックス BJ)江戸川乱歩異人館 3 (ヤングジャンプコミックス)江戸川乱歩異人館 4 (ヤングジャンプコミックス)

小道具の骸骨と騙し絵の骸骨による骸骨づくし。こういう絵はどういった発想で新しい構成を編み出せるものなのか、毎回気になっているのですがどうなんでしょう。


進撃の巨人
作者:諫山創 出版:講談社 既刊8巻


進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)進撃の巨人(2) (講談社コミックス)進撃の巨人(3) (講談社コミックス)進撃の巨人(4) (講談社コミックス)進撃の巨人(5) (講談社コミックス)進撃の巨人(6) (講談社コミックス)進撃の巨人(7) (講談社コミックス)進撃の巨人(8) (講談社コミックス)

内容的に当たり前の話になりますが、各巻の表紙にだいたい巨人が登場します。毎回切迫感があるというもなかなか特徴的。そしてさりげなく上部のタイトル下中央への巻数表記位置固定が良い個性を出しています。


花もて語れ
作者:片山ユキオ 出版:小学館 既刊5巻


花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)花もて語れ 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)花もて語れ 3 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)花もて語れ 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)花もて語れ 5 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

朗読を扱っている作品ということで本を読んでいるという共通項を作りつつ、日常の一コマだったり、時には心象イメージだったり、各巻で構図や色合いが大胆に変えられた全面のイラスト。【】のカッコではさまれた書き文字ようなタイトルと作者名、巻数表記の集まりが小さいながら何気に存在感を持っており、個性的な各巻を同一作品として主張させています。


土星マンション
作者:岩岡ヒサエ 出版:小学館 全7巻


土星マンション 1 (IKKI COMIX)土星マンション 2 (IKKI COMIX)土星マンション 3 (IKKI COMIX)土星マンション 4 (IKKI COMIX)土星マンション 5 (IKKI COMIX)土星マンション 6 (IKKI COMIX)土星マンション 7 (IKKI COMIX)

本を横にして読むような縦置き横書きタイトルを通巻で定位置に固定。宇宙系の作品ということで、面が反対だったり横だったり、無重力を意識させるかのよな構図で各巻が個性を出しています。


イヴの時間
作者:吉浦康裕,太田優姫 出版:スクウェア・エニックス 全3巻


イヴの時間(1) (ヤングガンガンコミックス)イヴの時間(2) (ヤングガンガンコミックス)イヴの時間(3)(完) (ヤングガンガンコミックス)

こちらは文字は普通に読めつつ、イラストが横(1巻)、横(2巻)、逆さ斜め(水溜りに写ったイラストを大きく見せている演出なので、正確には正位置方向で斜め,3巻)というトリッキーなことをしています。


ねこむすめ道草日記
作者:いけ 出版:徳間書店 既刊8巻


ねこむすめ道草日記(1) (リュウコミックス)ねこむすめ道草日記 (2) (リュウコミックス)ねこむすめ道草日記 3 (リュウコミックス)ねこむすめ道草日記 4 (リュウコミックス)ねこむすめ道草日記 5 (リュウコミックス)ねこむすめ道草日記 6 (リュウコミックス)ねこむすめ道草日記 7 (リュウコミックス)ねこむすめ道草日記(8) (リュウコミックス)

主人公の猫娘を中心とした妖怪と、ノスタルジーを喚起させるような日本らしさと季節感を感じさせる風景の組み合わせ。くっきりはっきりしたアニメ系のロゴが小さくもしっかり目立って表紙をより表紙らしくしています。


港町猫町
作者:奈々巻かなこ 出版:小学館 全3巻


港町猫町 (フラワーコミックスアルファ)港町猫町 2 (フラワーコミックス)港町猫町 3 (フラワーコミックス)

猫と海と空が入った表紙。通巻を通して、L字のエリアに挟まれるような形で見え方の限定された空の構成の仕方が何気に特徴的です。


トーキョー・ガールズ・デストラクション
作者:別天荒人 出版:マッグガーデン 全3巻


トーキョー・ガールズ・デストラクショントーキョー・ガールズ・デストラクション 2 (マッグガーデンコミックス ビーツシリーズ) (マッグガーデンコミックス Beat’sシリーズ)トーキョー・ガールズ・デストラクション3(完) (マッグガーデンコミックスビーツシリーズ)

猛々しい女性達が描かれた表紙。イラストの構図各巻でいろいろ変えていますが、書き殴ったような荒々しいタイトルが効いてより通巻で統一感が生まれています。


日常
作者:あらゐけいいち 出版:角川書店 既刊8巻


日常(1) (角川コミックス・エース)日常(2) (角川コミックス・エース)日常 (3) (角川コミックス・エース 181-3)日常 (4) (角川コミックス・エース 181-4)日常(5) (角川コミックス・エース)日常 (6) (角川コミックス・エース 181-7)日常(7) (角川コミックス・エース)日常 (8) (カドカワコミックス・エース)

ちょっと変、というか変なことろしかない日常?!のひとコマ。大なり小なり入る白のスペースが効いています。


男子高校生の日常
作者:山内泰延 出版:スクウェア・エニックス 既刊6巻


男子高校生の日常 1 (ガンガンコミックスONLINE)男子高校生の日常 2 (ガンガンコミックスONLINE)男子高校生の日常(3)(ガンガンコミックスONLINE)男子高校生の日常(4) (ガンガンコミックスONLINE)男子高校生の日常(5) (ガンガンコミックスONLINE)男子高校生の日常(6) (ガンガンコミックスONLINE)

実写背景に、そこにいるようにキャラを配置。ちょっと浮いている感じが個性です。



構図で統一する


まさに統一。

Waltz
作者:大須賀めぐみ,伊坂幸太郎 出版:小学館 全6巻


Waltz 1 (少年サンデーコミックス)Waltz 2 (ゲッサン少年サンデーコミックス)Waltz  3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)Waltz 4 (ゲッサン少年サンデーコミックス)Waltz 5 (ゲッサン少年サンデーコミックス)Waltz 6 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

風景+直立主人公の正面配置+ロゴの中心固定。どこか非日常を感じさせる毒々しさを含んだ色彩。巻数にはワルツにちなんでune・deux・troisとフランス語表記の数字が添えられています。


健全ロボ ダイミダラー
作者:なかま亜咲 出版:エンターブレイン 既刊3巻


健全ロボ ダイミダラー 1巻 (BEAM COMIX)健全ロボ ダイミダラー 2巻 (ビームコミックス)健全ロボ ダイミダラー 3巻 (ビームコミックス)

人々の前で繰り広げられる街を巻き込んだ巨大ロボットの戦い。巻数表記には「CHAPTER」と付けられており、通巻で特撮映画のポスターのような雰囲気が出ています。


はるみねーしょん
作者:大沖 出版:芳文社 既刊3巻


はるみねーしょん (1) (まんがタイムKRコミックス)はるみねーしょん (2) (まんがタイムKRコミックス)はるみねーしょん (2) 限定版 (まんがタイムKRコミックス)はるみねーしょん (3) (まんがタイムKRコミックス)

東京タワーや自由の女神など、どこか見たことがある場所を飛ぶ主人公の表紙。主人公の飛んでる感を強調するタイトルロゴの形状。主人公のイラスト、タイトルの位置、作者名は固定。さらに太陽だったり月だったりする巻数表記を合わせて全ての要素がデザインとして機能しているフォーマットが完璧で、これは今後どこを飛ばせても絵になりそうと思えます。


1/11 じゅういちぶんのいち
作者:中村尚儁 出版:集英社 既刊4巻


1/11 じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)1/11 じゅういちぶんのいち 2 (ジャンプコミックス)1/11 じゅういちぶんのいち 3 (ジャンプコミックス)1/11 じゅういちぶんのいち 4 (ジャンプコミックス)

ちょっと変わった切り口のサッカー群像劇。手前から奥に伸びる道と、正面を向いた主人公で構図を固定した表紙。夏の田んぼ道や春の桜道など、各巻で前面に出された季節感。主人公には常にしろジャージを着せつつ、袖まくりや持ち物で季節の違いを演出。並べて日本の風情を感じられる、サッカー作品としてかなり変化球のデザインとなっています。


月の光
作者:marginal,竹谷州史 出版:エンターブレイン 全4巻


Astral Project 月の光 1巻 (ビームコミックス)Astral Project 月の光 2巻 (ビームコミックス)Astral Project 月の光 3巻 (ビームコミックス)月の光 (4巻) (Beam comix)

風景、という感じではないのですが、人物や植物や建物を1つのレリーフのように組み合わせたイラストの大まかな形成具合が通巻でまとまっていて、ちょっと不思議な統一感があります。


姉の結婚
作者:西炯子 出版:小学館 既刊3巻


姉の結婚 1 (フラワーコミックス)姉の結婚 2 (フラワーコミックス)姉の結婚 3 (フラワーコミックス α)

遠景に人をぽつんと配置、そんな表紙が好きな人は結構いるのではないでしょうか。こちらはさらに白黒と高低差のある風景という要素を付けてよりこの系の表紙として印象深いものに仕上げています。


海辺へ行く道
作者:三好銀 出版:エンターブレイン 全3巻


海辺へ行く道 夏 (BEAM COMIX)海辺へ行く道 冬 (ビームコミックス)海辺へ行く道 そしてまた、夏 (ビームコミックス)

こちらも遠景タイプで、さらに『姉の結婚』とは逆に海の方向に、下向きの高低差を感じさせる表紙になっています。懐かしさを感じさせる海辺手前の風景、人物の後姿、レトロな配色。文芸作品のような渋さが出ています。


背景の完全一致



朝霧の巫女
作者:宇河弘樹 出版:少年画報社 既刊8巻


朝霧の巫女 1 (ヤングキングコミックス)朝霧の巫女 2 (ヤングキングコミックス)朝霧の巫女 3 (ヤングキングコミックス)朝霧の巫女 4 (ヤングキングコミックス)朝霧の巫女 5 (ヤングキングコミックス)朝霧の巫女 6 (ヤングキングコミックス)朝霧の巫女 7 (ヤングキングコミックス)朝霧の巫女 8 (ヤングキングコミックス)

神社の鳥居前の同一アングルを各巻共通の背景としています。タイトルや作者名、その他イラスト部分以外の装飾もなるべく統一。そこにキャラや季節、時間や天候を変え、また超常的な効果を加えたりして、各巻の違いを出しています。まとまったときの統一感を出しつつ、季節の移ろいを感じさせたり、物語の状況を伝えたりと違うことの面白さも強調されて、なかなか万能なアイディアです。

夏のあらし
作者:小林尽 出版:スクウェア・エニックス 全8巻


夏のあらし! 1 (ガンガンWINGコミックス)夏のあらし! 2 (ガンガンWINGコミックス)夏のあらし! 3 (ガンガンWINGコミックス)夏のあらし! 4 (ガンガンWINGコミックス)夏のあらし! 5 (ガンガンWINGコミックス)夏のあらし! 6 (ガンガンコミックスJOKER)夏のあらし7夏のあらし8

ひと夏のストーリーとして収まった全8巻ということで、1巻から7巻まで、すべて物語の中心に位置する喫茶店と夏空を閉じ込めた完全同一背景となっています。最終巻は横使いで登場人物集合系の表紙
になっていて、描き込まれている範囲は変わっていますがが、場所はやはり同じ。足掛け4年、縛りが最後まで上手く行った好例です。


強い統一感を生む 枠/帯フォーマット


枠や帯によるイラスト。

基本的な枠フォーマット



FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE
作者:太田垣 康男,出版:C.H.LINE 出版:スクウェア・エニックス 既刊12巻


FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 1 (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 2 (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 3 (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 4 (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 5 (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(6) (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(7) (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(8) (ヤングガンガンコミックス)FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(9) (ヤングガンガンコミックス)

人型機動兵器が登場する紛争を題材にした近未来SFをストーリーにしたゲームソフトの派生作品。白地に黒のロゴや文字が入った枠に、兵器のある風景が収まっています。枠の面積が大きく統一感がありながらも、白と黒の枠シャープな枠エリアの中で緻密に描かれたイラスト部分がよく目立ち負けていません。


プリーズ、ジーヴス
作者:勝田文 出版:白泉社 既刊3巻


プリーズ、ジーヴス 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)プリーズ、ジーヴス 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)プリーズ、ジーヴス 3 (花とゆめCOMICSスペシャル)

原作はイギリス。枠の上側にはタイトルと作者名が控えめに置かれています。英国紳士チックなイラストが黒線で縁取られた白枠によって強調され、並べると絵画のよう。

NIGHTMARE MAKER
作者:Cuvie 出版:秋田書店 全6巻


NIGHTMARE MAKER 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)NIGHTMARE MAKER 2 (ヤングチャンピオン烈コミックス)NIGHTMARE MAKER 3 (ヤングチャンピオン烈コミックス)NIGHTMARE MAKER 4 (ヤングチャンピオン烈コミックス)NIGHTMARE MAKER 5 (ヤングチャンピオン烈コミックス)NIGHTMARE MAKER 6 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

輪郭線がなく、キャラもはみ出た緩い枠構成。好きな夢がもたらす快楽、そして…といった作品で、横になった少女たちが並びます。タイトルや作者名位置、キャラの衣装やポーズの方向、カバーのホログラム加工を統一要素としつつ、背景模様や巻数位置が変化要素になって、各巻の寝巻きキャラと共に続刊は常に刺激的。

ホームセンターてんこ
作者:とだ勝之 出版:講談社 全5巻


ホームセンターてんこ(1) (KCデラックス)ホームセンターてんこ(2) (KCデラックス)ホームセンターてんこ(3) (KCデラックス)ホームセンターてんこ(4) (KCデラックス)ホームセンターてんこ(5)<完> (KCデラックス)

こちらも背景色を変えていく枠構成で、キャラはタイトルが示す主人公固定ながら、持っている道具があれこれ変わってDIY作品だな~というのを主張しています。枠の境界はでこぼこ、タイトルと作者名はワッペンのようにまとめられて、デザインフォーマットも工作風。

ヨコハマ買い出し紀行 新装版
作者:芦菜野ひとし 出版:講談社 全10巻


ヨコハマ買い出し紀行 1 新装版 (アフタヌーンKC)新装版 ヨコハマ買い出し紀行(10)<完> (アフタヌーンKC)新装版 ヨコハマ買い出し紀行(2) (アフタヌーンKC)新装版 ヨコハマ買い出し紀行(3) (アフタヌーンKC)新装版 ヨコハマ買い出し紀行(4) (アフタヌーンKC)新装版 ヨコハマ買い出し紀行(5) (アフタヌーンKC)ヨコハマ買い出し紀行 新装版 6 (アフタヌーンKC)新装版 ヨコハマ買い出し紀行(7) (アフタヌーンKC)新装版 ヨコハマ買い出し紀行(8) (アフタヌーンKC)新装版 ヨコハマ買い出し紀行(9) (アフタヌーンKC)

角がすぼまったアナログな線の枠。外には作者名、中には作者の全面イラスト。タイトルも同じく枠の中に。枠を付けるということは作者のイラストエリアを狭くすることになるわけで、なくても良いのでは?などとふと思ってしまうこともある素人ですが、この表紙の枠がまさしく絵画をを飾る枠のように引き立てを行っていることは十分すぎるほど理解できます。


イモリ201
作者:あだちとか 出版:講談社 既刊3巻


イモリ201(1) (ヤングマガジンコミックス)イモリ201(2) (ヤンマガKCスペシャル)イモリ201(3) (ヤンマガKCスペシャル)

今回紹介する枠デザインの中で構成が最もシンプルに見える表紙です。文字も枠も余分な装飾をしない必要最低限な枠を構成し、イラストエリアに装飾をいれないことでイラストが写真のようにまとまっています。


片桐くん家に猫がいる
作者:吉川景都 出版:新潮社 既刊6巻


片桐くん家に猫がいる (Bunch Comics Extra)片桐くん家に猫がいる 2 (Bunch Comics Extra)片桐くん家に猫がいる 3 (Bunch Comics Extra)片桐くん家に猫がいる 4 (Bunch Comics Extra)片桐くん家に猫がいる (Bunch Comics Extra)片桐くん家に猫がいる (Bunch Comics Extra)

角が丸みを帯びた枠。愛らしい猫に合います。


みかこさん
作者:今日マチ子 出版:講談社 既刊5巻


みかこさん 1巻 (モーニングKCDX)みかこさん(2) (モーニングKCDX)みかこさん(3) (モーニングKCDX)みかこさん(4) (モーニングKCDX)みかこさん(5) (KCデラックス)

水彩タッチの淡くやさしいイラストに合わせられた鉛筆書きのような枠線。枠線の外にはアイテム配置なし。白背景+小さいロゴの1~3巻。4巻から背景が描き込まれ、ロゴも大きく変更されているものの、枠線によってゆるくシリーズの繋がりが保たれています。


テガミバチ
作者:浅田弘幸 出版:集英社 既刊15巻


テガミバチ 1 (ジャンプコミックス)テガミバチ 2 (ジャンプコミックス)テガミバチ 3 (ジャンプコミックス)テガミバチ 4 (ジャンプコミックス)テガミバチ 5 (ジャンプコミックス)テガミバチ 6 (ジャンプコミックス)テガミバチ 7 (ジャンプコミックス)テガミバチ 8 (ジャンプコミックス)テガミバチ  9 (ジャンプコミックス)テガミバチ 10 (ジャンプコミックス)テガミバチ 11 (ジャンプコミックス)テガミバチ 12 (ジャンプコミックス)テガミバチ 13 (ジャンプコミックス)テガミバチ 14 (ジャンプコミックス)テガミバチ 15 (ジャンプコミックス)

イラストは基本的に青や紫の色調で統一されていて、夜の明けない作品の世界の情景が美しく描かれています。表紙イラスト自体に統一性が十分ありますが、かっちりとした黒枠が通巻を通して作品カバーとしての表紙の統一感に一役買っています。


夜は短し歩けよ乙女
作者:琴音らんまる,森見登美彦 出版:角川書店 全5巻


夜は短し歩けよ乙女 第1集 (角川コミックス・エース 162-2)夜は短し歩けよ乙女 (2) (角川コミックス・エース 162-3)夜は短し歩けよ乙女 (3) (角川コミックス・エース 162-4)夜は短し歩けよ乙女 (4) (角川コミックス・エース (KCA162-5))夜は短し歩けよ乙女 (5) (角川コミックス・エース 162-6)

京都を舞台にした恋愛小説のコミカライズ作品。イラストを囲む第1の枠、イラストの中でタイトルを囲む第2の枠。茶系の文学チックなフォーマットが、アニメ塗りでファンシーな絵柄ながら和の要素が混じったイラストにマッチしていて、5冊並べるとまとまっていながら鮮やかで絵になります。


月華美刃
作者:遠藤達哉 出版:集英社 全7巻


月華美刃 1 (ジャンプコミックス)月華美刃 2 (ジャンプコミックス)月華美刃 3 (ジャンプコミックス)月華美刃 4 (ジャンプコミックス)月華美刃 5 (ジャンプコミックス)

竹取物語を下敷きとするSF冒険アクションにふさわしい、今風の絵柄が和で装飾されたハイブリットなデザイン。枠は縦型で、縦書きのロゴ、角印状の作者名だけでもすでに見栄えがします。通巻でイラスト領域が縦型物は多くないため和物として目を引く。さりげなく、枠部分の背景の模様も各巻で違っています。


学園革命伝ミツルギ 新装版
作者:河田雄志,行徒 出版:スクウェア・エニックス 全7巻


学園革命伝ミツルギ 新装版(1) (ヤングガンガンコミックス)学園革命伝ミツルギ 新装版(2) (ヤングガンガンコミックス)学園革命伝ミツルギ 新装版(3) (ヤングガンガンコミックス)学園革命伝ミツルギ 新装版(4) (ヤングガンガンコミックス)学園革命伝ミツルギ 新装版(5) (ヤングガンガンコミックス)学園革命伝ミツルギ 新装版(6) (ヤングガンガンコミックス)学園革命伝ミツルギ 新装版(7) (ヤングガンガンコミックス)

こちらも縦型。白い背景に枠と縦型ローマ字の優雅な金色タイトルを使った煌びやかな枠。枠はいらないのではないかというほど大胆にはみ出たキャラ配置が開放感を生みつつ、枠フォーマットによる統一感で全巻がまとまっています。


風の谷のナウシカ
作者:宮崎駿 出版:徳間書店 全7巻


風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ 3 (アニメージュコミックスワイド判)風の谷のナウシカ全7巻セット ―アニメージュコミックスワイド判 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)風の谷のナウシカ全7巻セット ―アニメージュコミックスワイド判 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)風の谷のナウシカ全7巻セット ―アニメージュコミックスワイド判 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)風の谷のナウシカ 7

ここまで紹介した中で、一気に時代をさかのぼりますが、こちらも分類すると枠フォーマット型になります。定価が表紙に記入されているなど時代を感じさせるデザインですが、豪華愛蔵版と並んでこちらも販売され続けているのは、古びれる感覚が一定で止まって、現在でも十分通用しているからと考えるとなかなかすごいと思えます。


山田くんと7人の魔女
作者:吉河美希 出版:講談社社 既刊3巻


山田くんと7人の魔女(1) (講談社コミックス)山田くんと7人の魔女(2) (講談社コミックス)山田くんと7人の魔女(3) (講談社コミックス)

物語で重要な「キス」のマークを入れたロゴが大きく、通巻で定位置に。背景は枠の中に校舎が描かれていますが、そこに色が乗せられ、さらに男性マーク(♂) と 女性マーク(♀)が散りばめられていて、キャラを背景から浮き立たせています。


四月は君の嘘
作者:新川直司 出版:集英社 既刊4巻


四月は君の嘘(1) (月刊マガジンコミックス)四月は君の嘘(2) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(3) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(4) (講談社コミックス月刊マガジン)

枠自体に通巻で別の色を持たせることも。枠内には丸いドットが縦のラインを構成していて、実際手に取ると可愛いらしい枠になっていることを確認できます。


様々な枠のアプローチ



マルドゥック・スクランブル
作者:大今良時,冲方丁 出版:講談社 全7巻


マルドゥック・スクランブル(1) (少年マガジンKC)マルドゥック・スクランブル(2) (少年マガジンコミックス)マルドゥック・スクランブル(3) (少年マガジンコミックス)マルドゥック・スクランブル(4) (少年マガジンコミックス)マルドゥック・スクランブル(5) (少年マガジンコミックス)マルドゥック・スクランブル(6) (講談社コミックス)マルドゥック・スクランブル(7)<完> (講談社コミックス)

冲方丁のSFアクション小説コミカライズ作品。枠の背景を黒にして、卵型の枠にイラストを収めたというより、おおよそ卵形になるような構図でイラストが描かれています。上が窄まったこの独特なエリア構成でイラストが密度あるものに感じられて、並べても面白い一体感があります。


県立御陀仏高校 完全版
作者:猫十字社 出版:光文社 全3巻


県立御陀仏高校完全版 1 (光文社ガールズコミック)県立御陀仏高校完全版 2 (光文社ガールズコミック)県立御陀仏高校完全版 3 (光文社ガールズコミック)

1986年に刊行された少女漫画の完全版。「阿弥陀」っぽいというのか、宗教とアートの匂いを感じる個性的な枠と配色が気になります。


やみのさんしまい
作者:永瀬ようすけ 出版:講談社 既刊4巻


やみのさんしまい(1) (シリウスコミックス)やみのさんしまい(2) (シリウスコミックス)やみのさんしまい(3) (シリウスコミックス)やみのさんしまい(4) (シリウスKC)

ホラー系コメディ4コマということで、怪しさとコミカルさを混ぜた枠フォーマットになっています。輪郭線をくっきりと付けたイラストエリアはきっちりとした正方形で、それもそのはず、作品のイラストエリアはすべて、イギリスのロックバンドBLACK SABBATHのアルバム・ジャケットパロディになっているからなのです。1巻から4巻まで、順にアルバムの1stから4thに対応し、カバーの袖には18thまで刊行の予定。しかし現在、作品に忍び寄る打ち切りの影…。本屋さんに行きましょう。


アバンチュリエ
作者:森田崇 出版:講談社 既刊4巻


アバンチュリエ(1) (イブニングKC)アバンチュリエ(2) (イブニングKC)アバンチュリエ(3) (イブニングKC)アバンチュリエ(4) (イブニングKC)

モーリス・ルブランの小説『アルセーヌ・ルパン』シリーズを原作とした作品。こちらイラストの境界線は焼け焦げた紙のようになっています。紙のようなデザインと主人公の不敵な表情が合わさって指名手配写真ような印象も受け、並べるとポスターのようにまとまります。


WESTWOOD VIBRATO
作者:尹仁完,金宣希 出版:小学館 全4巻


WESTOOD VIBRATO W1 (サンデーGXコミックス)WESTWOOD VIBRATO 2 (サンデーGXコミックス)WESTWOOD VIBRATO 3 (サンデーGXコミックス)WESTWOOD VIBRATO 4 (サンデーGXコミックス)

楽器修復を扱った音楽作品。五線があしらわれたタイトルと古めかしい佇まいで五線譜ノートや楽譜帳のような印象を受ける枠。その枠の中に描き込まれた景色は、その構成で窓から眺めているように美しく目に映ります。フォーマット色が強い部類の表紙なのですが、景色・主人公・マスコットのペンギンの配置の変化で巻毎の個性も強くでていて、なんとも様になっています。


Rozen Maiden 新装版
作者:PEACH-PIT 出版:集英社 全7巻


Rozen Maiden 新装版 1 (ヤングジャンプコミックス)Rozen Maiden 新装版 2 (ヤングジャンプコミックス)Rozen Maiden 新装版 3 (ヤングジャンプコミックス)Rozen Maiden 新装版 4 (ヤングジャンプコミックス)Rozen Maiden 新装版 5 (ヤングジャンプコミックス)Rozen Maiden 新装版 6 (ヤングジャンプコミックス)Rozen Maiden 新装版 7 (ヤングジャンプコミックス)

ヤングジャンプに移籍した作品の、移籍前の旧版をまとめた新装版。8冊あった旧版を、作中に登場する7体のアンティークドールにもピッタリな7巻にまとめて、各キャラを1体ずつ金の箔押しで構成された豪華な枠に飾っています。こちらはキャラと巻数以外は全て同じにした統一感の強い表紙。面白いのはその登場の順番で、人形達が作られた順番(姉妹順)で、人形側の主役キャラは5巻で登場するという再構成を生かしたデザインになっています(サイボーグ009だったら島村ジョーが9巻の表紙になるようなものです)。


時間の歩き方
作者:榎本ナリコ 出版:朝日新聞出版 既刊3巻


時間の歩き方 I (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)時間の歩き方(2) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 時間の歩き方 3 (ソノラマコミックス)

時計の形をした枠。もちろんタイムトラベル作品です。金の箔押しが最高の形で機能しています。


BTOOOM!
作者:井上淳哉 出版:新潮社 既刊9巻


BTOOOM! 01 (BUNCH COMICS)BTOOOM! 02 (BUNCH COMICS)BTOOOM! 03 (BUNCH COMICS)BTOOOM! 04 (BUNCH COMICS)BTOOOM! 05 (BUNCH COMICS)BTOOOM! 6 (BUNCH COMICS)BTOOOM!  7 (バンチコミックス)BTOOOM!  8 (バンチコミックス)BTOOOM!  9 (バンチコミックス)

ゲーム会社が無人島でリアル爆弾バトルロワイアルをやらせるというアクション作品で、ゲームのタイアップに見えてしまうほどよく出来たソフトのパッケージ風の枠でイラストを囲んでいます。これなら何のイラストを入れてもゲームパッケージになってしまうと思えるほどこの枠の黄緑色はよく目立ち、背景描き込み形イラストを入れたタイプの中でも通巻を通しての統一感はかなりのものです。


帯フォーマット



あしたのファミリア
作者:樋口彰彦 出版:講談社 既刊6巻


あしたのファミリア(1) (ライバルコミックス)あしたのファミリア(2) (ライバルコミックス)あしたのファミリア(3) (ライバルコミックス)あしたのファミリア(4) (ライバルコミックス)あしたのファミリア(5) (ライバルKC)あしたのファミリア(6) (ライバルKC)

グラデーションのかかったデジタルな背景と、独特な抜き取られ方をしたキャラのイラスト。ロゴがおしゃれなので白い帯とロゴで構成されたエリアが通巻で威力を発揮しています。


レッド
作者:山本直樹 出版:講談社 既刊6巻


レッド(1) (イブニングKCDX)レッド(2) (イブニングKCDX)レッド(3) (イブニングKCDX)レッド(4) (イブニングKCDX)レッド(5) (イブニングKCDX)レッド(6) (KCデラックス)

二分割された表紙の上には黒地にタイトル、作者名、巻数とピンポイントで染められたタイトルと同じ「レッド」。実在の事件を扱った半ノンフィクションな作品ということで、隙間には出来事の日付が入った各話のタイトルと話数が年表のように配置され、通巻で時間の経過(破局的なラストまでのリミット)を意識させる作り。写真エリアには、史実で死ぬ順番に数字が割り振られていています。


僕らはみんな死んでいる
作者:きら 出版:集英社 既刊6巻


僕らはみんな死んでいる 1 (クイーンズコミックス)僕らはみんな死んでいる 2 (クイーンズコミックス)僕らはみんな死んでいる 3 (クイーンズコミックス)僕らはみんな死んでいる 4 (クイーンズコミックス)僕らはみんな死んでいる 5 (クイーンズコミックス)僕らはみんな死んでいる 6 (クイーンズコミックス)

垂直3分割で上下が黒い文字エリア、中心が作中のコマを切り抜いたイラストエリア。「死」を大きく強調したタイトルロゴと、キャラを部分をよけた無機質な色付けと全体的な黒いエリアの広さによって、ピンクや黄緑のビビッドな色使いが禍々しく機能しています。それでいて少女漫画らしい可愛らしさも感じられるのが面白いことろです。


乙嫁語り
作者:森薫 出版:エンターブレイン 既刊4巻


乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)乙嫁語り(3) (ビームコミックス)乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)

赤い民族衣装のキャラと、異国の自然感を出した砂漠のような色合いの背景。上下のピンクラインが大人なデザインを崩さぬ程度に程よく可愛い成分を加えつつ上下を閉じて表紙を引き締めています。


AKIRA
作者:大友克洋 出版:講談社 全6巻


AKIRA(1) (KCデラックス 11)AKIRA(2) (KCデラックス 12)AKIRA(3) (KCデラックス 13)AKIRA(4) (KCデラックス 14)AKIRA(5) (KCデラックス 166)AKIRA(6) (KCデラックス 339)

白い帯エリアにシマシマのコントラストを付けるようにデカデカと配置された特大タイトル。1984年から発売されて未だ新品できるこの大判装丁作品。一周回る必要もなくかっこよくあり続けていて、古びません。


妄想少年観測少女
作者:大月悠祐子 出版:アスキー・メディアワークス 全4巻


妄想少年観測少女 1 (電撃コミックス)妄想少年観測少女 2 (電撃コミックス)妄想少年観測少女 3 (電撃コミックス)妄想少年観測少女 4 (電撃コミックス)

エリアを3分割する黒い2本の縦ラインは、それぞれ8文字タイトルの4文字分と巻数表記BOX、または作者名BOXが割り振られて綺麗な対称デザインとして目立ちます。ラインの隙間から垣間見えるような怪しく色付けされた淫靡な不に気のイラストはまさしく妄想的です。


やさしいセカイのつくりかた
作者:竹葉久美子 出版:アスキー・メディアワークス 既刊3巻


やさしいセカイのつくりかた 1 (電撃コミックス)やさしいセカイのつくりかた 2 (電撃コミックス)やさしいセカイのつくりかた 3 (電撃コミックス)

境界が波線状になった右の縦帯エリア。境界の上に配置された巻数用の黄色い円が帯エリアとの色あわせで彩を添えるワンポイントになっています。


いばらの王
作者:岩原祐二 出版:エンターブレイン 全6巻


いばらの王 (1) (Beam comix)コミック いばらの王 2巻 (Beam comix)いばらの王 (3) (Beam comix)いばらの王 (4) (Beam comix)いばらの王 (5) (Beam comix)いばらの王 (6) (ビームコミックス)

いばら状の帯的な枠がイラストを挟み込むことで、作中の閉塞感がよく出ています。


涅槃姫みどろ
作者:大西祥平,中里宣 出版:秋田書店 全6巻


涅槃姫みどろ 1 (少年チャンピオン・コミックス)涅槃姫みどろ 2 (少年チャンピオン・コミックス)涅槃姫みどろ 3 (少年チャンピオン・コミックス)涅槃姫みどろ 4 (少年チャンピオン・コミックス)涅槃姫みどろ 5 (少年チャンピオン・コミックス)涅槃姫みどろ 6 (少年チャンピオン・コミックス)

縦、横、クロスにL字。ライン的に構成されたイラストエリアの構成方法が自由奔放ながら、赤、白、黒の色使いやエリア分割の直線性、その他色々と統一感を出す要素も強いため、強くまとまっていながら各巻がそれぞれ個性的です。レーベル表記に添えられた黒いカラスが良い味を出しています。


黄昏乙女×アムネジア
作者:めいびい 出版:スクウェア・エニックス 既刊7巻


黄昏乙女×アムネジア 1 (ガンガンコミックスJOKER)黄昏乙女×アムネジア 2 (ガンガンコミックスJOKER)黄昏乙女×アムネジア 3 (ガンガンコミックスJOKER)黄昏乙女×アムネジア(4) (ガンガンコミックスJOKER)黄昏乙女×アムネジア(5) (ガンガンコミックスJOKER)黄昏乙女×アムネジア(6) (ガンガンコミックスJOKER)黄昏乙女×アムネジア(7) (ガンガンコミックスJOKER)

たそがれ時の制服ヒロインを切り取って黒い帯で挟んだデザインフォーマット。巻数表記とロゴの一部分からもわかるように、同じ夕暮れでも各巻で特定色をベースカラーに選定して違った表情を見せるよう設計されています。通巻での統一感を出す黒い帯の位置も流動的で各巻に個性を与え、通巻での統一感も次巻への期待も強い、お気に入りの通巻デザインだったりします。


のだめカンタービレ
作者:二ノ宮知子 出版:講談社 全25巻


のだめカンタービレ(1)のだめカンタービレ(2) (講談社コミックスキス (382巻))のだめカンタービレ(3) (講談社コミックスキス (393巻))のだめカンタービレ(4) (講談社コミックスキス (411巻))のだめカンタービレ(5) (講談社コミックスキス (423巻))のだめカンタービレ(6) (講談社コミックスキス (438巻))のだめカンタービレ(7) (講談社コミックスキス (451巻))のだめカンタービレ(8) (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ(9) (講談社コミックスキス (488巻))のだめカンタービレ(10) (講談社コミックスKiss (505巻))のだめカンタービレ(11) (講談社コミックスKiss (523巻))のだめカンタービレ(12) (講談社コミックスKiss (544巻))のだめカンタービレ(13) (講談社コミックスKiss (560巻))のだめカンタービレ(14) (講談社コミックスKiss (575巻))のだめカンタービレ(15) (講談社コミックスKiss (594巻))のだめカンタービレ(16) (講談社コミックスKiss (613巻))のだめカンタービレ(17)のだめカンタービレ(18)のだめカンタービレ(19) (講談社コミックスKiss (673巻))のだめカンタービレ(20) (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ(21) (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ(22) (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ(23) (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ(24) (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ(25) (KC KISS)

タイトル用、作者名用と色的に2分割された帯エリアには各巻で色が変わっていきます。さらにイラスト部分は、「かつて音楽をやっていた人に本を手にとってもらうべく生まれたアイディア」により、さまざまな楽器の見本市状態になっていて、全てを並べたときの印象は、まさに「音楽!」です。


結界師
作者:田辺イエロウ 出版:小学館 全35巻


結界師(1) (SSC)結界師(2) (SSC)結界師(3) (SSC)結界師(4) (SSC)結界師(5) (SSC)結界師(6) (SSC)結界師(7) (SSC)結界師(8) (SSC)結界師(9) (SSC)結界師(10) (SSC)結界師(11) (SSC)結界師(12) (SSC)結界師(13) (SSC)結界師(14) (SSC)結界師(15) (SSC)結界師(16) (SSC)結界師(17) (SSC)結界師(18) (SSC)結界師(19) (SSC)結界師(20) (SSC)結界師(21) (SSC)結界師(22) (SSC)結界師(23) (SSC)結界師(24) (SSC)結界師(25) (SSC)結界師(26) (SSC)結界師(27) (SSC)結界師(28) (SSC)結界師(29) (SSC)結界師(30) (SSC)結界師(31) (SSC)結界師(32) (SSC)結界師(33) (SSC)結界師(34) (SSC)結界師(35) (SSC)

通巻でよくまとまる固定位置のロゴと白黒分割帯エリア。イラストに少年誌っぽいわくわくと色彩へのこだわりの両方が感じられて、バランスの良い少年漫画表紙になっているように感じます。



色と通巻デザインその2


風景タイプや枠なぢひとしきり紹介したので、色々複合さいているような表紙から
もう一度色を観点として見ていきます。

色調を統一する



BLOOD ALONE
作者:高野真之 出版:講談社 既刊8巻


BLOOD ALONE(1) (イブニングKC)BLOOD ALONE(2) (イブニングKC)BLOOD ALONE(3) (イブニングKC)BLOOD ALONE(4) (イブニングKC)BLOOD ALONE(5) (イブニングKC)BLOOD ALONE(6) (イブニングKC)BLOOD ALONE(7) (イブニングKC)BLOOD ALONE(8) (イブニングKC)

キャラ固定で年の佐男女が静かにたたずむ構図。赤茶色、薄茶色、クリーム色あたりの非常に近い色でまとめられてた表紙は、色あせた写真のようにも見えます。急に青系になった8巻は、転じて「今」を感じさせる雰囲気に。9巻の行方に注目です。


天地明察
作者:槇えびし,冲方丁 出版:講談社 既刊3巻


天地明察(1) (アフタヌーンKC)天地明察(2) (アフタヌーンKC)天地明察(3) (アフタヌーンKC)

和服の男性が通巻で薄めの色合いで描かれたイラスト。かすれの入った漢字4文字のタイトルも大きく作用して、こちらは完全に「和」のカバー。


エリア51
作者:久正人 出版:新潮社 既刊4巻


エリア51 1 (BUNCH COMICS)エリア51 2 (BUNCH COMICS)エリア51  3 (バンチコミックス)エリア51  4 (バンチコミックス)

人間とクリーチャーを収めたイラストを、鮮やかさを抑えた色選びで色数を抑えてエリアごとにくっきりと着色。作品の一味違った世界観を表しているようでもある、トリッキーな印象を与える表紙


よるくも
作者:漆原ミチ 出版:小学館 既刊3巻


よるくも 1 (IKKI COMIX)よるくも 2 (IKKI COMIX)よるくも 3 (IKKI COMIX)

ボール紙のような灰色の紙。影の濃いイラストを強調する色の少なさと必要最低限の文字の装飾。突き放すような無機質な静けさを持っていて、暗い世界に引きずり込むかのごとく読者に手を取らせます。


A-BOUT!
作者:市川マサ 出版:講談社 既刊15巻


A-BOUT!(1) (少年マガジンKC)A-BOUT!(2) (少年マガジンコミックス)A-BOUT!(3) (少年マガジンコミックス)A-BOUT!(4) (少年マガジンコミックス)A-BOUT!(5) (講談社コミックス)A-BOUT!(6) (少年マガジンコミックス)A-BOUT!(7) (少年マガジンコミックス)A-BOUT!(8) (少年マガジンコミックス)A-BOUT!(9) (少年マガジンコミックス)A-BOUT!(10) (講談社コミックス)A-BOUT!(11) (講談社コミックス)A-BOUT!(12) (講談社コミックス)A-BOUT!(13) (講談社コミックス)A-BOUT!(14) (講談社コミックス)A-BOUT!(15) (講談社コミックス)

スプレーのような効果を駆使しながら、イラストの線関係なしに配置されたカラーが破天荒で茶目っ気たっぷりのヤンキー漫画の表紙としてよくマッチしている表紙。作品の進行によって、シリアスにもギャグにも対応。


ネコあね。
作者:奈良一平 出版:講談社 既刊5巻


ネコあね。(1) (少年マガジンコミックス)ネコあね。(2) (少年マガジンコミックス)ネコあね。(3) (少年マガジンコミックス)ネコあね。(4) (講談社コミックス)ネコあね。(5) (講談社コミックス)

水彩塗りの表紙。元の絵が少年誌的な絵なので絵日記の絵っぽいというか絵の上手い小学生の絵っぽいというか背伸びしないのほほんとした良い雰囲気に。

おんさのひびき
作者:伊図透 出版:双葉社 全3巻


おんさのひびき(1)  (アクションコミックス)おんさのひびき(2)  (アクションコミックス)おんさのひびき(3) (アクションコミックス)


水彩塗り、というか水彩表現というイメージそのものを表すような模様をカバー下につけて、人物イラストが載せられたトレーシングペーパー状のカバーに薄く写らせています。


ヒル
作者:今井大輔 出版:新潮社 既刊3巻


ヒル 1 (BUNCH COMICS)ヒル  2 (バンチコミックス)ヒル  3 (バンチコミックス)

部屋に日光が差し込んでるかのような淡い色合いの塗りと、本物の「ヒル」をも連想させるような黒く伸びた不気味なロゴ。暖かいものと不気味なものの組み合わせで不吉なものを匂わせています。


くおんの森
作者:釣巻和 出版:徳間書店 既刊4巻


くおんの森 (1) (リュウコミックス)くおんの森 2 (リュウコミックス)くおんの森 3 (リュウコミックス)くおんの森 4(リュウコミックス)

鮮やかさと同時に感じられるどこか懐かしいやわらかさ。おそらく作者の色選びに個性があることにより、それだけで通巻として表紙にまとまりができます。


蟲師
作者:漆原友紀 出版:講談社 全10巻


蟲師(1): 1 (アフタヌーンKC (255))蟲師(2): 2 (アフタヌーンKC (284))蟲師(3): 3蟲師(4): 4蟲師(5): 5蟲師(6): 6 (アフタヌーンKC)蟲師(7): 7 (アフタヌーンKC (404))蟲師(8): 8 (アフタヌーンKC)蟲師(9): 9 (アフタヌーンKC)蟲師(10): 10 (アフタヌーンKC)

イラストの古ぼけたような色合い。和紙のような質感の紙が使われたカバー。自然の空気を纏っているよう。


青血のハグルマ
作者:果向浩平 出版:小学館 全6巻


青血のハグルマ 1 (少年サンデーコミックス)青血のハグルマ 2 (少年サンデーコミックス)青血のハグルマ 3 (少年サンデーコミックス)青血のハグルマ 4 (少年サンデーコミックス)青血のハグルマ 5 (少年サンデーコミックス)青血のハグルマ 6 (少年サンデーコミックス)

キャラ・背景の別なく鮮やかに着色されたファンタジー世界的なイラストに、正方形の枠に収まった大人しめなタイトル。良い感じに少年誌っっぽくなさが出ています。


今際の国のアリス
作者: 麻生羽呂 出版:小学館 既刊5巻


今際の国のアリス 1 (少年サンデーコミックス)今際の国のアリス 2 (少年サンデーコミックス)今際の国のアリス 3 (少年サンデーコミックス)今際の国のアリス 4 (少年サンデーコミックス)今際の国のアリス 5 (少年サンデーコミックス)

陰影が濃く黒味の強いキャライラストと無機的な背景によどんだ空気のようなマーブル模様を重ね、現実味のない色彩でまとまた表紙。よく分からない世界サバイバル系としてなるほどです。


星屑ニーナ
作者:福島聡 出版:エンターブレイン 既刊3巻


星屑ニーナ 1巻 (ビームコミックス)星屑ニーナ 2巻 (ビームコミックス)星屑ニーナ 3巻 (ビームコミックス)

てかてか、キラキラしたカバー。特別感が漂います。


ベースカラーを変えていく



ジャンキー・フィクション
作者:為我井徹,明治ていか 出版:ワニブックス 全3巻


ジャンキー・フィクション (1) (Gum comics)ジャンキー・フィクション (2) (Gum comics)ジャンキー・フィクション (3) (Gum comics)

風景+手前2,3キャラ並び構成。風景を特定の色で染めてしまい、キャラの色調もその色に調和させています。風景タイプでありながら、ほどよく人物の存在感を重視したバランスになっています。


おはようおかえり
作者:鳥飼茜 出版:講談社 既刊4巻


おはようおかえり(1) (モーニング KC)おはようおかえり(2) (モーニングKC)おはようおかえり(3) (モーニング KC)おはようおかえり(4) (モーニング KC)

風景+色無しキャラ+枠構成。各巻の色分けありきです。


ロクセン
作者:小池ノクト 出版:幻冬舎 全4巻


6000-ロクセン 1 (バーズコミックス)6000―ロクセン― (2) (バーズコミックス)6000―ロクセン― (3) (バーズコミックス)6000―ロクセン― (4) (バーズコミックス)

深海ホラー。ロゴを白く、その他を一色にして、ロゴへの血の付着を強調。


アポカリプスの砦
作者:イナベカズ,蔵石ユウ 出版:講談社 既刊3巻


アポカリプスの砦(1) (ライバルKC)アポカリプスの砦(2) (ライバルKC)アポカリプスの砦(3) (ライバルKC)

キャラの線画を含めて丸ごと1色を重ねた表紙。さらに銀色の怖い絵、白いロゴを載せて、とことん殺伐とさせたゾンビ系の作品です。


聖剣コトノハ
作者:金子直哉 出版:講談社 全4巻


聖剣コトノハ(1) (KCデラックス)聖剣コトノハ(2) (KCデラックス)聖剣コトノハ(3) (KCデラックス)聖剣コトノハ(4) (KCデラックス)

文字背景タイプ。キャラをグラデーションがかかった1色で統一してしまうことで、マンガっぽい表紙から一歩離れた表紙になっています。


ベースカラーを統一する


イメージが強烈につくため単色背景系ではあまり多く見つかりませんでしたが、背景タイプを広げると色々ありました。

ハニカム
作者:桂明日香 出版:アスキー・メディアワークス 全5巻


ハニカム 1 (電撃コミックス)ハニカム 2 (電撃コミックス)ハニカム 3 (電撃コミックス)ハニカム 4 (電撃コミックス)ハニカム(5) (電撃コミックス)

黄色その1で、枠的な背景デザインタイプ。キャラが沢山で常に賑やかなのが特徴。六角形のロゴ位置とキャラの配置方法を各巻でコロコロ変えることで、何だか通巻で見たときにテンションの高さを感じられます。


恋愛怪談サヨコさん
作者:関崎俊三 出版:白泉社 既刊4巻


恋愛怪談サヨコさん 1 (ジェッツコミックス)恋愛怪談サヨコさん 2 (ジェッツコミックス)恋愛怪談サヨコさん 3 (ジェッツコミックス)恋愛怪談サヨコさん 4 (ジェッツコミックス)

黄色系その2で抽象背景系。各巻でそれぞれ違う、気合の入った着物の柄に目を奪われます。


ペルソナ4
作者:曽我部修司 出版:アスキー・メディアワークス 既刊6巻


ペルソナ4 1 (電撃コミックス)ペルソナ4 2 (電撃コミックス)ペルソナ4 3 (電撃コミックス)ペルソナ4 4 (電撃コミックス)ペルソナ4 5 (電撃コミックス)ペルソナ4 6 (電撃コミックス)

黄色系その3で、風景系。原作ゲームのイメージカラーとおぼしき黄色を大なり少なり入れた表紙。イラストが原作イメージに近いこともあって、ゲームっぽい、もといかなり原作っぽい仕上がりになっています。


デイドリームネイション
作者:kashmir 出版:メディアファクトリー 既刊4巻


デイドリームネイション 1 (1) (MFコミックス アライブシリーズ)デイドリームネイション 2 (2) (MFコミックス アライブシリーズ)デイドリームネイション ③ (MFコミックス アライブシリーズ)デイドリームネイション 4 (アライブ)

白と青、この統一だけで、通巻で夏のような爽やかさが宿った表紙になっています。ぐるぐる回ってどこが上だかわからないロゴと、通巻でぐるぐる回る構図も奇抜。空が下に来る1巻は、それだけで目が驚きます。


デラシネマ
作者:星野泰視 出版:講談社 既刊7巻


デラシネマ(1) (モーニング KC)デラシネマ(2) (モーニングKC)デラシネマ(3) (モーニングKC)デラシネマ(4) (モーニング KC)デラシネマ(5) (モーニング KC)デラシネマ(6) (モーニング KC)デラシネマ(7) (モーニング KC)

コマ割と拭きだしのある、漫画の中身のようなイラストをクリーム色に。そこに少し透けたタイトルを、定位置で大胆に被せてる表紙。作中時間は昭和中頃ということで、色合いもどこか懐かしいです。


これは恋のはなし
作者:チカ 出版:講談社 既刊6巻


これは恋のはなし(1) (KCx ARIA)これは恋のはなし(2) (KCx)これは恋のはなし(3) (KCx ARIA)これは恋のはなし(4) (KCx(ARIA))これは恋のはなし(5) (KCx(ARIA))これは恋のはなし(6) (KCx(ARIA))

薄茶色のさらさらしたカバーと、薄く載せられたイラスト。格子状のラインに組まれた和の書体によるタイトルが大きく配置されて大人っぽく仕上げられながら、背景の水彩模様で可愛くバランスが取られています。


とろける鉄工所
作者:野村宗弘 出版:講談社 既刊8巻


とろける鉄工所(1) (イブニングKC)とろける鉄工所(2) (イブニングKC)とろける鉄工所(3) (イブニングKC)とろける鉄工所(4) (イブニングKC)とろける鉄工所(5) (イブニングKC)とろける鉄工所(6) (イブニングKC)とろける鉄工所(7) (イブニングKC)とろける鉄工所(8) (イブニングKC)

ダンボール紙のような薄茶色の紙+上部の白帯による統一。どこかファンシーなイラストや、的を絞ったUV加工により浮き出た文字・小物のアクセントが合わさって独特の存在感をかもし出し、とても気になるデザインになっています。


狼の口 ヴォルフスムント
作者:久慈光久 出版:エンターブレイン 既刊4巻


狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (BEAM COMIX)狼の口 ヴォルフスムント 2巻 (ビームコミックス)狼の口 ヴォルフスムント 3巻 (ビームコミックス)狼の口 ヴォルフスムント 4巻 (ビームコミックス)

欧風の枠+白黒の構成。キャラに明るめの灰色を乗せ、巻数とタイトルのカタカナ表記部分、ドイツ語表記部分にビビッドな色を付けつつ、全体的にはとことんシックで渋くまとまった表紙です。


GANGSTA.
作者:コースケ 出版:新潮社 既刊3巻


GANGSTA. 1 (BUNCH COMICS)GANGSTA. 2 (バンチコミックス)GANGSTA. 3 (バンチコミックス)

灰色っぽいクリーム色で、背景にも薄っすら着色。通巻でタイトル色が変わっていきます。


僕の後ろに魔女がいる
作者:山田ヒツジ 出版:講談社 既刊4巻


僕の後ろに魔女がいる(1) (シリウスコミックス)僕の後ろに魔女がいる(2) (シリウスコミックス)僕の後ろに魔女がいる(3) (シリウスコミックス)僕の後ろに魔女がいる(4) (シリウスKC)

枠系の白+黒+ピンク、タイトルロゴの形状は固定でキャラもゴスロリ眼鏡の少女で固定。結構な縛りをつけていますが、構図やポージング、衣装を変えていくことで、枠内の白とピンクのバランスが大きく変わることで、この巻はこんなだったな~と印象付けができるほど各巻でバリエーションが出せている気がします。


佐武と市捕物控
作者:石ノ森章太郎 出版:小学館 全4巻


佐武と市捕物控 1 (ビッグコミックススペシャル)佐武と市捕物控 2 (ビッグコミックススペシャル)佐武と市捕物控 3 (ビッグコミックススペシャル)佐武と市捕物控 4 (ビッグコミックススペシャル)

イラストや枠などベースを薄茶色に、背景をシックな色に統一した表紙。作品明るくしてコントラストを作っています。(作者がすでに存在していない作品の)既存のイラストをどう表紙として構成するか、という一例でもあります。


人のいない表紙で揃える


それだけで少数派。

テルマエ・ロマエ
作者:ヤマザキマリ 出版:エンターブレイン 既刊5巻


テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)テルマエ・ロマエV (ビームコミックス)

一歩引いたタイトル、作者名。どこかで見たことのある石像と風呂アイテムの組み合わせによる毎回のインパクトもさることながら、こうして並べると大きなローマ数字の巻数表記が大きなアクセントとなっていることが確認できます。


とでんか
作者:樹生ナト,大塚英志 出版:角川書店 既刊5巻+


とでんか (1) (単行本コミックス)とでんか (2) (単行本コミックス)とでんか (3) (単行本コミックス)とでんか (4) (単行本コミックス・怪)とでんか (5) (単行本コミックス・怪)とでんか  少年探偵団 (カドカワコミックスAエース)

ピクトグラムによる統一。架空の注意喚起でありながらとてもわかりやすい、デザインのお仕事を直に感じられる表紙です。


黒鷺死体宅配便
作者:山崎峰水,大塚英志 出版:角川書店 既刊16巻


黒鷺死体宅配便(1) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(2) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(3) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(4) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(5) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(6) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(7) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(8) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(9) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(10) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(11) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(12) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(13) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(14) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便(15) (角川コミックス・エース)黒鷺死体宅配便 (16) (カドカワコミックス・エース)

血なまぐさいものを連想させる、人形の説明書のようなイラスト。わざわざ配置したバーコード。巻数やタイトルなど、文字は丸みのないもので統一。物騒なタイトルのイメージに合わせながらもとことん無機的でカジュアル。優れた商品パッケージのように見えます。


深夜食堂
作者:安倍夜郎 出版:小学館 既刊10巻


深夜食堂 1 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 2 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 3 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 4 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 5 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 6 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 7 (ビッグコミックススペシャル)深夜食堂 8 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)深夜食堂 9 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)深夜食堂(10) (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

色つき枠、白枠の二重の枠の中に料理を載せたデザイン。かっこいい、かわいい表紙が並ぶ本屋でも独特の存在感で埋もれません。腹が減りますね。


おやすみプンプン
作者:浅野いにお 出版:小学館 既刊10巻


おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 2 (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 3 (小学館プラスワン・コミックシリーズ)おやすみプンプン 4 (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 5 (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 6 (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 7 (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 8 (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 9 (ヤングサンデーコミックス)おやすみプンプン 10 (ヤングサンデーコミックス)

主人公やその家族だけが、周りから浮いたかわいい線画で描かれている作品なので、「人のいない」と言い切ると若干御幣が出てきますが、それはひとまずスルー。線画キャラがエンボス加工による凹凸で構成されていて、人物感はかなり薄い表紙です。


しろくまカフェ
作者:ヒガアロハ 出版:小学館 既刊4巻


しろくまカフェ (フラワーコミックススペシャル)しろくまカフェいちご味! (フラワーコミックススペシャル)しろくまカフェマンゴー味! (flowers コミックス〔スペシャル〕)しろくまカフェ メロン味! (フラワーズコミックススペシャル)

少ない色数でシンプルに強い動物感を出していて、絵本のような味わいも感じられます。こちらにもエンボス加工があります。


多重人格探偵サイコ
作者:田島昭宇,大塚英志 出版:角川書店 既刊17巻


多重人格探偵サイコ(1) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ (2) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ (3) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ (4) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ (5) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ(6) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ (7) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ(8) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ(9) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ(10) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ (11) (角川コミックス・エース)多重人格探偵サイコ (12) (角川コミックス・エース 23-29)多重人格探偵サイコ (13) (角川コミックス・エース 23-30)多重人格探偵サイコ (14) (カドカワコミックスAエース)多重人格探偵サイコ (15) (角川コミックス・エース 23-32)多重人格探偵サイコ (16) (角川コミックス・エース 23-33)多重人格探偵サイコ (17) (カドカワコミックス・エース)

脳みそ、心臓、棺おけ、天使、ドクロなどなど、生死や宗教を意識するようなアイテムをモチーフに、グロテスクかつ神聖さを感じてしまう何かを黒い表紙に浮かび上がらせています。RPGに敵キャラとして登場してきたらどれも精神異常攻撃を仕掛けてきそう、そんなサイコ感でいっぱいです。


不安の種
作者:中山昌亮 出版:秋田書店 全3巻


不安の種 (1) (ACW champion)不安の種 (2) (ACW champion)不安の種 (3) (ACW champion)

表紙右上の定位置に配置された仮面のような何か。黒目があっても上を見ていても普通にしていても存在感があります。この書影の大きさだと、細かく散らばっている粒粒に見えるものがタイトルや作者名です。


統一しない、という統一


あえて統一しない、それもアイディアです。

クレムリン
作者:カレー沢薫 出版:講談社 既刊6巻


クレムリン(1) (モーニングKC)クレムリン(2) (モーニングKC)クレムリン(3) (モーニングKC)クレムリン(4) (モーニング KC)クレムリン(5) (モーニング KC)クレムリン(6) (モーニング KC)

文学的な美の雰囲気さえ漂わせる1巻、何故毛沢東をモチーフしたのかと問いたい、書影だけで吹き出した2巻、触れ幅がおおきく途端に可愛く擦り寄ってきた3巻。1+4=5巻とか、もうセンスがわからない。総じて感じられるのは情熱。真っ赤な小口。すばらしい。


よんでますよ、アザゼルさん。
作者:久保保久 出版:講談社 既刊8巻


よんでますよ、アザゼルさん。(1) (イブニングKC)よんでますよ、アザゼルさん。(2) (イブニングKC)よんでますよ、アザゼルさん。(3) (イブニングKC)よんでますよ、アザゼルさん。(4) (イブニングKC)よんでますよ、アザゼルさん。(5) (イブニングKC)よんでますよ、アザゼルさん。(6) (イブニングKC)よんでますよ、アザゼルさん。(7) (イブニングKC)よんでますよ、アザゼルさん。(8) (イブニングKC)

最低限「アザゼルさん」を出しておけばいいやみたいな感じで、色々なアイディアを使い捨てで試してみるがごとく毎回デザインを大きく変えた表紙。カバーの加工も色々試しています。統一感をぶち壊しながらも、「アザゼルさん」の見ために個性があるのと、大体の巻で普通の日本語表記タイトルを目立たせているのでどれも大体同じ作品の雰囲気に仕上がっているのが面白いところです。


荒川アンダー ザ ブリッジ
作者:中村光 出版:スクウェア・エニックス 既刊12巻


荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 2 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 3 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 4 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 5 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 6 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 7 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 8 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 9 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダーザ ブリッジ 10 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ(11)(ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ(12) (ヤングガンガンコミックス)

表紙を飾るキャラの造形の触れ幅が大きすぎるのと、ロゴの大きさやデザイン、メインの表記言語、背景タイプまでコロコロ変えてくるのでもう何が何だか状態。新刊が平台に積まれたとき最初わからないことが多々あるんだろうなと思えるこの全力のお遊び、尊敬します。


聖☆おにいさん
作者:中村光 出版:講談社 既刊7巻


聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)聖☆おにいさん (2) (モーニングKC)聖☆おにいさん(3) (モーニングKC)
聖☆おにいさん(4) (モーニングKC)聖☆おにいさん(5) (モーニングKC)聖☆おにいさん(6) (モーニング KC)聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)

「聖」の文字を大胆に被せながらも、まだ様子見的印象も受けるな1巻、舞い散る雪をロゴにも積もらせる洒落た2巻。そして確立した人気を利用して見りゃわかるだろ的にタイトルが小さくなり、巻数表記を電車の窓の外から覗かせる3巻から挑戦的なデザインが加速していくのが並べてみてよくわかります。6巻では"MORNING KC"表記レジにを入れるなど遊び満載で、続刊展開への期待が高まるデザインとなっています。


犬マユゲでいこう
作者:石塚2祐子 出版:集英社 既刊7巻


犬マユゲでいこう A・TiEMPO (Vジャンプコミックス)犬マユゲでいこう URGENTE (Vジャンプコミックス)犬マユゲでいこう ソルプレーザ (Vジャンプコミックス)犬マユゲでいこう 熊田クリスピー (Vジャンプコミックス)犬マユゲでいこうGX GXって何だよ!! (Vジャンプコミックス)犬マユゲでいこう 犬辞林 (Vジャンプ・コミックス)旅マユ (犬マユゲでいこう) (Vジャンプ・コミックス)

ゲームエッセイ漫画。ドラクエ風やシレン風など、半分くらいはゲームっぽくわかりやすい表紙になっていますが、もう半分は辞書だったり旅行ガイドだったり、漫画であるかどうかすら怪しくなってきます。パロディを超えた擬態。表紙の紙を変えたり、カバー自体なかったり。パロディにかけられた情熱はかなりのものですが、それを許される作品環境がまずすばらしいと思えます。


ひきょたん!!
作者:久遠まこと 出版:角川書店 全3巻


ひきょたん!! (1) (角川コミックス・エース 277-1)ひきょたん!! (2) (角川コミックス・エース 277-2)ひきょたん!! (3)(角川コミックス・エース 277-3)

『ハルヒ』に『バカテス』に『エヴァ』。各巻がそれぞれ特定作品のパロディとなっている表紙。使える文字情報を工面して最大限似せています。ここまでやりきっているとすがすがしいものです。


アイアムアヒーロー
作者:花沢健吾 出版:小学館 既刊9巻


アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 2 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 3 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 4 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 5 (ビッグ コミックス)アイアムアヒーロー 6 (ビッグ コミックス)アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)アイアムアヒーロー 8 (ビッグ コミックス)アイアムアヒーロー 9 (ビッグ コミックス)

ゾンビ系作品。線画ん的な背景という共通項を持たせながらも、人間の全身絵のときもあればゾンビの腕のときもあって表紙の印象が巻によってがらっと変わります。3巻や6巻など恐ろしさを強調したショッキングな表紙の後で登場人物を載せた落ち着きのある表紙に戻したりと、過度にエスカレートさせずに緩急をつけているのが面白いところで、7巻以降の変化の付け方が面白いことびなっています。


Sillyなコダマ!!
作者:鈴菌カリオ 出版:小学館 全3巻


Sillyなコダマ!! 1 (IKKI COMIX)Sillyなコダマ!! 2 (IKKI COMIX)Sillyなコダマ!! 3 (IKKI COMIX)

本作の暴走っぷりをなぞるかのように、各巻でデザインを変えている作品。特に背景タイプを裏表紙まで含めて別物にしていて、お遊び系ではない同一作品の背景デザインバリエーションという感じに参考になりました、


青春しょんぼりクラブ
作者:アサダニッキ 出版:秋田書店 既刊3巻


青春しょんぼりクラブ 1 (プリンセスコミックス)青春しょんぼりクラブ 2 (プリンセスコミックス)青春しょんぼりクラブ 3 (プリンセスコミックス)

構図も背景タイプも文字情報もそのレイアウトも面白いぐらいに違っていますが、それもそのはず、各巻でデザイナーさんがすべて違います。同じ作品で複数のデザイナーさんの個性を堪能できるのは何気に貴重かもしれません。

罪と罰
作者: 漫F画太郎,ドストエフスキー 出版:新潮社 既刊3巻


罪と罰 1 (BUNCH COMICS)罪と罰 2 (バンチコミックス)罪と罰 3 (バンチコミックス)

キャラクターのタッチが面白いぐらいに違っていますが、それもそのはず、描いている人がすべて違います。画太郎先生が描いていません。画太郎先生が描いていません(2回目)。仮に詐欺られるとして、3巻(画:板垣退助)が一番ダメージが少ないのではないでしょうか。


マコちゃんのリップクリーム
作者:尾玉なみえ 出版:講談社 既刊8巻


マコちゃんのリップクリーム(1) (シリウスコミックス)マコちゃんのリップクリーム(2) (シリウスコミックス)マコちゃんのリップクリーム(3) (シリウスコミックス)マコちゃんのリップクリーム(4) (シリウスコミックス)マコちゃんのリップクリーム(5) (シリウスコミックス)マコちゃんのリップクリーム(6) (シリウスコミックス)マコちゃんのリップクリーム(7) (シリウスKC)マコちゃんのリップクリーム(8) (シリウスKC)

3巻くらいまで色合い的には統一して相対的にはおとなしくしつつ、お札風、新聞風ときて実写にも手を出しました。そして7巻・8巻では他の漫画家に表紙を描いてもらっていますが、『罪と罰』が詐欺を狙っているのに対し、こちらは「特別寄稿」として表紙にゲスト作家をクレジットしており、コラボ企画的な側面が強く出されています。


主張する横使い


マンガ雑誌は普通、縦長。当然単行本も縦長。単巻ですら数が少ないこのタイプ。
通巻でやったらそれだけで表紙は主張します。

冷たい校舎の時は止まる
作者:新川直司,辻村深月 出版:講談社 全4巻


冷たい校舎の時は止まる(1) (KCデラックス)冷たい校舎の時は止まる(2) (KCデラックス)冷たい校舎の時は止まる(3) (KCデラックス)冷たい校舎の時は止まる(4)(KCデラックス)

横使い前提の空間でキャラが空間をはみ出す感じに描かれると、描かれていない空間を頭が補って大きく感じるのは気のせいでしょうか。


のんのんびより
作者:あっと 出版:メディアファクトリー 既刊4巻


のんのんびより 1 (MFコミックス)のんのんびより 2 (MFコミックス アライブシリーズ)のんのんびより3 (MFコミックス アライブシリーズ)のんのんびより 4 (アライブ)

四季折々の空間でキャラ達を遊ばせているこちら。横に広い空間を使うと、多人数を絡ませた構図で敷き詰め感なしにキャラを大きめに描けるメリットとなります。


Doubt
作者:外海良基 出版:スクウェア・エニックス 全4巻


Doubt 1 (ガンガンコミックス)Doubt 2 (ガンガンコミックス)Doubt 3 (ガンガンコミックス)Doubt 4 (ガンガンコミックス)

横使いにすることで、そこそこの人数を重ねることなく配置している表紙。そして、気味の悪いウサギマスクによる統一。顔を見せない表紙というのは作品にとっても買い手にとってもものすごい冒険になりますが、こちらはそれを補って余りあるほどのインパクトを生み出しています。


ARIA
作者:天野こずえ 出版:マッグガーデン 全12巻


ARIA (1) (BLADE COMICS)ARIA 2 (BLADE COMICS)ARIA 3 (BLADE COMICS)ARIA (4)ARIA 5 (BLADE COMICS)ARIA 6 (BLADE COMICS)ARIA 7 (BLADE COMICS)ARIA 8 (BLADE COMICS)ARIA 9 (BLADE COMICS)ARIA(10) (BLADE COMICS)ARIA(11) (BLADE COMICS)ARIA(12) (BLADE COMICS)

横長のスペースには横に広がりを持った空間を描くことができるため、美しい景色と人物を写真のように収めるのに最適です。



レイアウトによる統一感


独特のレイアウトが目立つ作品郡です。

へうげもの
作者:山田芳裕 出版:講談社 既刊15巻


へうげもの(1) (モーニングKC (1487))へうげもの(2) (モーニングKC (1512))へうげもの(3) (モーニングKC (1545))へうげもの(4) (モーニングKC)へうげもの(5) (モーニングKC)へうげもの(6) (モーニングKC)へうげもの(7) (モーニングKC)へうげもの(8) (モーニングKC)へうげもの(9) (モーニングKC)へうげもの(10) (モーニングKC)へうげもの(11) (モーニングKC)へうげもの(12) (モーニングKC)へうげもの(13) (モーニングKC)へうげもの(14) (モーニング KC)へうげもの(15) (モーニング KC)

ベースの背景部分に1色、イラストを染めるのにもう1色と扱う色の救いなさのわりに余白を大胆に使った構成で「普通の歴史もの」的な表紙におさまらず妙に印象に気になってしまうデザイン。イラスト部分のレイアウトが表紙によってまちまちなので、2、3冊抜き取ったときの統一感は薄いのに、沢山集まると全体的なくせが見えてきて、通巻としてまとまっているように感じられるのが面白いところです。


プリンシパル
作者:いくえみ綾 出版:集英社 既刊5巻


プリンシパル 1 (マーガレットコミックス)プリンシパル 2 (マーガレットコミックス)プリンシパル 3 (マーガレットコミックス)プリンシパル 4 (マーガレットコミックス)プリンシパル 5 (マーガレットコミックス)

ノートに写真を切り貼りしたようなコラージュ的デザインで統一された表紙。各巻での個性の出し方がなかなか凝っています。


虹色のトロツキー
作者:安彦良和 出版:潮出版社 全8巻


虹色のトロツキー1虹色のトロツキー2虹色のトロツキー3虹色のトロツキー4虹色のトロツキー5虹色のトロツキー6虹色のトロツキー7虹色のトロツキー8

ちょっと変わったフレームデザイン。1巻が発売されたのが1992年で、今じゃこういうデザインはなかかなか出てこなさそうと思うのと同時に、今でも通用しそうとも思えます。


Q.E.D.―証明終了―
作者:加藤元浩 出版:講談社 既刊43巻


Q.E.D.―証明終了―(1) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.証明終了(31) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.証明終了(43) (講談社コミックス月刊マガジン)Q.E.D.―証明終了―(2) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(3) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(4) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(5) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(6) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(7) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(8) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(9) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(10) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(11) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(12) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(13) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(14) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(15) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(16) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(17) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(18) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(19) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(20) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(21) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM993))Q.E.D.―証明終了―(22) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM1011))Q.E.D.―証明終了―(23) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM1026))Q.E.D.―証明終了―(24) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM1043))Q.E.D.―証明終了―(25) (講談社コミックス―Monthly shonen magazine comics (KCGM1059))Q.E.D.―証明終了―(26) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(27) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(28) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(29) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(30) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(32) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(33) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(34) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(35) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(36) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(37) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(38) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(39) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(40) (月刊マガジンコミックス)Q.E.D.―証明終了―(41) (講談社コミックス月刊マガジン)Q.E.D.証明終了(42) (講談社コミックス月刊マガジン)

左の小さな枠に主人公、右の縦長枠にヒロインという固定レイアウトで続いて早14年。フォーマットが白色ですっきりしていることもあって、古びていない印象です。たまにキャラの位置を入れ替えたり、別作品の主人公とコラボさせてみたり、キャラをこけさせて顔を出さなかったりと、ちょくちょくネタをはさみながらも、変わらぬ個性を保ち続けながら作品は続いて巻数は50も見えてきました。裏表紙側の袖には全ての事件のタイトルが載せられており、こんなに続けるとは思っていなかった言わんばかりに段々と一文字あたりが小さくなっていき、膨大なタイトルが敷き詰められ続けています。


断裁分離のクライムエッジ
作者:緋鍵龍彦 出版:メディアファクトリー 既刊6巻


断裁分離のクライムエッジ 1 (コミックアライブ)断裁分離のクライムエッジ 2 (コミックアライブ)断裁分離のクライムエッジ 3 (コミックアライブ)断裁分離のクライムエッジ 4 (コミックアライブ)断裁分離のクライムエッジ 5 (MFコミックス アライブシリーズ)断裁分離のクライムエッジ 6 (アライブコミックス)

鋏で分割されたエリアに別々のイラストをはめ込んでいます。重要なアイテムをモチーフにしたアイディアにしても、すごい思い付きです。


寄生獣 完全版
作者:岩明均 出版:講談社 全8巻


寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664))寄生獣(完全版)(2) (アフタヌーンKCDX (1665))寄生獣(完全版)(3) (アフタヌーンKCDX (1680))寄生獣(完全版)(4) (アフタヌーンKCDX (1681))寄生獣(完全版)(5) (アフタヌーンKCDX (1692))寄生獣(完全版)(6) (アフタヌーンKCDX (1697))寄生獣(完全版)(7) (アフタヌーンKCDX (1722))寄生獣(完全版)(8)<完> (アフタヌーンKCDX (1734))

タイトル、巻数表記、太いカラーライン、作中の台詞、イラストを通巻で定位置に配置。普通のマンガらしさをそぎ落とし、完全版として差別化を図ったようなデザインになっています。


やおよろっ!
作者:なつみん 出版:小学館 全4巻


やおよろっ! 1 (少年サンデーコミックス)やおよろっ! 2 (少年サンデーコミックス)やおよろっ! 3 (少年サンデーコミックス)やおよろっ! 4 (少年サンデーコミックス)

等間隔にディフォルメキャラ(擬人化チビキャラ)を配置。各キャラには名前が添えられていて、図鑑のよな規律が生まれています。


鈴木先生
作者:武富健治 出版:双葉社 全11巻


鈴木先生: 1 (ACTION COMICS)鈴木先生: 2 (アクションコミックス)鈴木先生: 3 (アクションコミックス)鈴木先生: 4 (アクションコミックス)鈴木先生: 5 (アクションコミックス)鈴木先生: 6 (アクションコミックス)鈴木先生: 7 (アクションコミックス)鈴木先生: 8 (アクションコミックス)鈴木先生: 9 (アクションコミックス)鈴木先生: 10 (アクションコミックス)鈴木先生: 11 (アクションコミックス)

手前に色無しの主人公の先生イラスト、背景には生徒の集合絵エリアが二つ。何気に大小ふたつに分けたこの生徒イラストエリアの配置の仕方が特徴的で、白が多くすっきりした表紙ながら一癖ついていて、通巻でこのフォーマットを続けたことで作品表紙レイアウト的に大きな個性となっています。


ツール!
作者:大谷アキラ 出版:小学館 全8巻


ツール! 1 (少年サンデーコミックス)ツール! 2 (少年サンデーコミックス)ツール! 3 (少年サンデーコミックス)ツール! 4 (少年サンデーコミックス)
ツール! 5 (少年サンデーコミックス)ツール! 6 (少年サンデーコミックス)ツール! 7 (少年サンデーコミックス)ツール!(8) (少年サンデーコミックス)

空間の奥に傾いたような平面ロゴが、各巻毎に構図も基調もガラッと変わる表紙に載せられていますが、その配置がこれまたキャラの上だったり足元だったり、その角度もまちまちで、空間に奥行きを付ける場合もあればイラストから浮き出る場合もあるなど、それぞれ別の効果を生み出しています。


ベルとふたりで
作者:伊藤黒介 出版:竹書房 既刊5巻


ベルとふたりで 1巻(バンブーコミックス)ベルとふたりで 2 (バンブー・コミックス)ベルとふたりで ③ (バンブーコミックス)ベルとふたりで(4) (バンブーコミックス)ベルとふたりで 5 (バンブー・コミックス)

大まかな形状を統一した漫画コマ割風のフォーマット。右上の大きなエリアには主人公と主役犬を納めつつ、沢山のコマに色々な人や時間、場所を敷き詰めた「生活」が詰まった表紙です。


マスターピース・オブ・オールナイトライブ
作者:鈴木みそ 出版:エンターブレイン 全4巻


マスターピース・オブ・オールナイトライブ1 特攻取材 (BEAM COMIX)マスターピース・オブ・オールナイトライブ2 艶笑百景 (BEAM COMIX)マスターピース・オブ・オールナイトライブ3 世相問答 (BEAM COMIX)マスターピース・オブ・オールナイトライブ4 遊興三昧 (BEAM COMIX)

市松模様模様のように配置されたマンガのコマ。その隙間には、はみ出すようにキャラを色つきで配置。ちょっと変わった規則を入れるとそれが個性として主張します。


瑪瑙之竜
作者:長澤真 出版:エンターブレイン 既刊3巻


瑪瑙之竜 1巻 (ビームコミックス)瑪瑙之竜 2巻 (ビームコミックス)瑪瑙之竜 3巻 (ビームコミックス)


人物イラストを中心に、作中のあらゆるアイテムを展示したかのような賑やかさを持ちながら、
スタイリッシュな落ち着きも兼ね備える表紙です。


Dの魔王
作者:柳 広司,霜月かよ子 出版:小学館 全3巻


Dの魔王 1 (ビッグコミックス)Dの魔王 2 (ビッグコミックス)Dの魔王 3 (ビッグコミックス)

タイトルを囲むように人物とアイテムを配置。人間にだけ色を付け、ミステリーな雰囲気を高めています。


群青学舎
作者:入江亜季 出版:エンターブレイン 全4巻


群青学舎 一巻 (ビームコミックス)群青学舎 二巻 (BEAM COMIX)群青学舎 三巻 (BEAM COMIX)群青学舎 四巻 (BEAM COMIX)

大きさの比率が違うキャラを賑やかに配置している表紙。タイトルや背景デザインと一緒に、キャラの配置の仕方も通巻で統一。通巻作品であることと、1話1話が短編的であることの二つをデザインとして表現しています。


乱と灰色の世界
作者:入江亜季 出版:エンターブレイン 既刊4巻


乱と灰色の世界 1巻 (BEAM COMIX)乱と灰色の世界 2巻 (ビームコミックス)乱と灰色の世界 3巻 (ビームコミックス)乱と灰色の世界 4巻 (ビームコミックス)

緻密なイラストの構成によって、表紙の端やタイトル部分向けのスペースが空けられた、イラストが緩やかに枠の効果を発揮させた表紙。各巻が一つの世界のように完成していて、レリーフのような美しさがあります。通巻で統一性がありながらも使いまわしがほとんどできないフォーマットになっていて、新刊はいつも惚れ惚れします。


GIANT KILLING
作者:ツジトモ 出版:講談社 既刊25巻


GIANT KILLING(1) (モーニングKC)GIANT KILLING(2) (モーニングKC)GIANT KILLING(3) (モーニングKC)GIANT KILLING 4 (4) (モーニングKC)GIANT KILLING(5) (モーニングKC)GIANT KILLING(6) (モーニングKC)GIANT KILLING(7) (モーニングKC)GIANT KILLING(8) (モーニングKC)GIANT KILLING(9) (モーニングKC)GIANT KILLING(10) (モーニングKC)GIANT KILLING(11) (モーニングKC)GIANT KILLING(12) (モーニングKC)GIANT KILLING(13) (モーニングKC)GIANT KILLING(14) (モーニングKC)GIANT KILLING(15) (モーニングKC)GIANT KILLING(16) (モーニングKC)GIANT KILLING(17) (モーニングKC)GIANT KILLING(18) (モーニングKC)GIANT KILLING(19) (モーニング KC)GIANT KILLING(20) (モーニングKC)GIANT KILLING(21) (モーニングKC)GIANT KILLING(22) (モーニング KC)GIANT KILLING(23) (モーニング KC)GIANT KILLING(24) (モーニング KC)GIANT KILLING(25) (モーニング KC)

異なった状況にある、大きさや色の塗り方もまちまちな人物イラストを重ねたレイアウトで、人間模様の入り混じりぶりがポップに表されています。


ベース変化


通巻で上手くベースを変化させている作品です。

惡の華
作者:押見修造 出版:講談社 既刊6巻


惡の華(1) (少年マガジンKC)惡の華(2) (少年マガジンコミックス)惡の華(3) (少年マガジンコミックス)惡の華(4) (少年マガジンコミックス)惡の華(5) (講談社コミックス)惡の華(6) (講談社コミックス)

白カバーで色付けなしのキャラと大きな吹き出し。これだけで結構なインパクトがありましたが、3人メインキャラを一人ずつ登場させた後、4巻からはフォーマットがガラッと変わって、背景が黒に、キャラは前のフォーマットで使われていたタイトル色と同じ色で大胆に染まる、色使いが強烈な印象を与える表紙になりました。背景には、加工で作中に登場する「禍々しい花」もp添えられています。7巻がまた、大きな変化を見せてくれそうと期待が高まります。


GANTZ
作者:奥浩哉 出版:集英社 既刊35巻(1,12,21,31巻抜粋)


GANTZ 1 (ヤングジャンプコミックス)GANTZ 12 (ヤングジャンプコミックス)Gantz 21GANTZ 31 (ヤングジャンプコミックス)

広めに設けられた黒いタイトルエリアとかっこいいシーンを垣間見せるように配置された横長イラストエリア。赤⇒青⇒白⇒赤紫(光沢あり)と10巻ごとに色使いがリニューアルされました。なかなか長いスパンでの変化で、人気が確立することで成立したアイディアでもあります。


ぼくらのカプトン
作者:あずま よしお 出版:小学館 既刊5巻


ぼくらのカプトン 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)ぼくらのカプトン 2 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)ぼくらのカプトン 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)ぼくらのカプトン 4 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)ぼくらのカプトン 5 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)

ボールが何かに置き換わる、それだけで生まれるシュールな違和感。そんなアイディアで続いた3巻までの表紙。4巻からは、健康的な運動部女子のポージングと、隙間からちょっと目が行ってしまう主人公、という構図に。主人公(サッカー部の主将)の交代と共にリニューアルしました。


デッドマン・ワンダーランド
作者:片岡人生,近藤一馬 出版:角川書店 既刊11巻


デッドマン・ワンダーランド 1 (角川コミックス・エース 138-8)デッドマン・ワンダーランド 2 (角川コミックス・エース 138-9)デッドマン・ワンダーランド (3) (角川コミックス・エース 138-10)デッドマン・ワンダーランド (4) (角川コミックス・エース 138-11)デッドマン・ワンダーランド (5) (角川コミックス・エース 138-12)デッドマン・ワンダーランド (6) (角川コミックス・エース 138-13)デッドマン・ワンダーランド (7) (角川コミックス・エース 138-14)デッドマン・ワンダーランド (8) (角川コミックス・エース 138-15)デッドマン・ワンダーランド (9) (角川コミックス・エース 138-16)デッドマン・ワンダーランド (10) (角川コミックス・エース 138-17)デッドマン・ワンダーランド (11) (角川コミックス・エース 138-19)

奇数巻は白、偶数巻は黒と、背景色が交互に入れ替わります。ロゴや文字はその反対で黒⇔白の完全位置固定。この繰り返しには、統一感と共にリズムが生まれます。白黒の交互アイディアは『ヒカルの碁』の背表紙が印象的でしたが、本作品や、例えば『アホリズム』など、表紙の方でもちらほら白黒が目立つ作品が結構出てきました。


花宵道中
作者:斉木久美子,宮木あや子 出版:小学館 全5巻


花宵道中 1 (フラワーコミックスアルファスペシャル)花宵道中 2 (フラワーコミックスアルファスペシャル)花宵道中 3 (フラワーコミックスアルファスペシャル)花宵道中 4 (フラワーコミックスアルファスペシャル)花宵道中 5 (フラワーコミックスアルファスペシャル)

こちらも白黒、というか黒白。タイトルの金の箔押しが、黒のときも白のときの美しく映えます。


クロスゲーム
作者:あだち充 出版:小学館 全17巻


クロスゲーム (1) (少年サンデーコミックス)クロスゲーム (2) (少年サンデーコミックス)クロスゲーム (3) (少年サンデーコミックス)クロスゲーム (4) (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 5クロスゲーム (6) (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 7 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 8 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 9 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 10 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 11 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 12 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 13 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 14 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 15 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 16 (少年サンデーコミックス)クロスゲーム 17 (少年サンデーコミックス)

オレンジと黄緑と「クロス」していきます。少年サンデーで通巻の表紙が互い違いの色、また数色の繰り返しだったりしたら、案外同じデザイナーの方だったりします。サンデー以外でも、『重機人間ユンボル』は黄-黒、『妖狐×僕SS』は黄-紫と、探せば色々出てくるかもしれません。


連結カバー



恋愛ディストーション
作者:犬上すくね 出版:小学館 既刊6巻


恋愛ディストーション

各巻で基調色が違うため見落としがちですが、通巻でイラストが続いていきます。本作品は1巻から5巻までが新装版である程度まとめて出ているため比較的やりやすかったと思われますが、連載作品でずっと続けるとなるとなかなか面倒なアイディアでもあり、3巻以上続くとなると数が少なくなっていきます(『ぬらりひょんの孫』はなかなかチャレンジャーですね)。


なんどもなんども恋をする,もどかしき恋の日々
セカンドストリップ,群青世界

作者:KUJIRA 出版:一迅社 シリーズ4冊


なんどもなんども恋をする (IDコミックス) (IDコミックス DNAコミックス)もどかしき恋の日々 (IDコミックス) (IDコミックス DNAコミックス)セカンドストリップ (IDコミックス) (IDコミックス DNAコミックス)群青世界 (IDコミックス) (IDコミックス DNAコミックス)

今回の特集の中では少しばかり例外となり、こちらは短編集。同時発売の4冊が、1本の赤いリボンによって繋がっています。


封神演義 完全版
作者:藤崎竜 出版:集英社 全18巻


封神演義全

完全版。全18巻が順番に綺麗に繋がり、そして最後の18巻は最初の1巻に繋がります。


MONSTER 完全版
作者:浦沢直樹 出版:小学館 全9巻


monster.jpg

やはり仕掛けに強い完全版。人物達の肖像画やシーンの飾られたカバーイラストが、縦に横にと繋がります。3×3冊、繋げて64×44cmのスペースに描かれる『MONSTER』というストーリー。長編の完全版だからこそできる芸当。圧巻です。


ラストスパート


あと17作品です。

D-LIVE!! 新装版
作者:皆川亮二 出版:小学館 全8巻


D-LIVE!! 1 (少年サンデーコミックススペシャル)D-LIVE!! 2 (少年サンデーコミックススペシャル)D-LIVE!! 3 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)D-LIVE!! 4 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)D-LIVE!! 5 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)D-LIVE!! 6 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)D-LIVE!! 7 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)D-LIVE!! 8 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)

漫画のコマ的なイラストを背景にしたデザイン。リアルな着色と英語の吹き出してコマはアメコミ風になっています。この系統のデザインはコミカルやポップ系が多い印象ですが、こちらの表紙の仕上がりはかっこいいの一言。タイトルと巻数表記には鈍く光る銀が仕込まれています。


阿房列車
作者:内田百けん,一條裕子 出版:小学館 既刊3巻


阿房列車 1号 (IKKI COMIX)阿房列車 2号 (IKKI COMIX)阿房列車 3号 (IKKI COMIX)

旅情とよくマッチしたレトロデザインで、巻数表記は本を電車に見立てた1号、2号、3号となっています。エリアは4つに区切られ、それぞれタイトル+巻数、列車関係の風景、作者名、車内+キャラ、という風に割り当てられています。渋い。ちなみにカバーではなく、箱です。


七月の骨
作者:吉田聡 出版:小学館 既刊4巻


七月の骨 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)七月の骨 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)七月の骨 3 (ビッグ コミックス)七月の骨 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

おわかりいただけただろうか、的に人物から少しずれたところで人物と同じポーズで写りこんだ骸骨。カバーが薄く、カバー下に仕込まれた骸骨が薄っすら透けて見えるデザインになっています。


東京都北区赤羽
作者:清野とおる 出版:Bbmfマガジン 既刊8巻


東京都北区赤羽 1 (GAコミックススペシャル)東京都北区赤羽 2 (GAコミックススペシャル)東京都北区赤羽 3 (GAコミックススペシャル)東京都北区赤羽 4 (GAコミックススペシャル)東京都北区赤羽(5)(GAコミックススペシャル)東京都北区赤羽 6 (GAコミックススペシャル)東京都北区赤羽 7 (GAコミックススペシャル)東京都北区赤羽 8 (GAコミックススペシャル)

実写系でかっこいい作品はマンガっぽさを出さないオシャレ系が多い気がしますが、こちらは赤羽レポート作品という必然を持って、マンガらしさを損ねず実写が浮きもせず、かつ特徴的で目立つ良いバランスの表紙に仕上がっています。


足洗邸の住人たち。
作者:みなぎ得一 出版:ワニブックス 既刊12巻


足洗邸の住人たち。 (1) (Gum comics)足洗邸の住人たち。 (2) (Gum comics)足洗邸の住人たち。 (3) (Gum comics)足洗邸の住人たち。(4) (GUM COMICS)足洗邸の住人たち。 (5) (Gum comics)足洗邸の住人たち。 (6) (Gum comics)足洗邸の住人たち 第7巻 通常版 (GUM COMICS)足洗邸の住人たち。 (8)通常版 (Gum comics)足洗邸の住人たち。 (9)通常版(GUM COMICS)足洗邸の住人たち<特装版> 10 (GUM COMICS)足洗邸の住人たち。 11巻 (ガムコミックス)足洗邸の住人たち。 12巻 (ガムコミックス)

登場人物が多いテンション高めの作品で、表紙も常に賑やか。札上の巻数表記を常にキャラに持たせています。最大の特徴が、キャラの目が治まった背表紙だったりしますが、そこの紹介は「惡の華」と一緒に別の機会にとっておきます。


ウィッチクラフトワークス
作者:水薙竜 出版:講談社 既刊4巻


ウィッチクラフトワークス(1) (アフタヌーンKC)ウィッチクラフトワークス(2) (アフタヌーンKC)ウィッチクラフトワークス(3) (アフタヌーンKC)ウィッチクラフトワークス(4) (アフタヌーンKC)

あまり背景面積がなくて何系だろう、と意外に今回の分け方だと分類しずらいのですが、とにかく人物の占有面積が大くて存在感たっぷりのキャラ全面系と言うべきか。何気にタイトル、巻数、作者名を1行に並べているのもクセがあって、加えてカバーの質感も独特で、総じて気にしてしまうカバーになっていて、まあアニメ化するよなと思います(後出し)。


ジゼル・アラン
作者:笠井スイ 出版:エンターブレイン 既刊3巻


ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)ジゼル・アラン(2)ジゼル・アラン 3 (ビームコミックス)

ヒロインの名前がタイトルになっていて、表紙は通巻で1キャラ統一。その最大の特徴は服の色。キャラが私服だと通巻で服が変わるのは普通ですが、1巻は赤、2巻は青、3巻は黄色、と明確な色づけがされることでそれを強く印象的なコンセプトに昇華させています。次は何色が来るのでしょうか。


となりの柏木さん
作者:霜月絹鯊 出版:芳文社 既刊5巻


となりの柏木さん (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)となりの柏木さん (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)となりの柏木さん (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)となりの柏木さん (4) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)となりの柏木さん (5) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

お絵かきソフトのウィンドウ風線画背景、ヒロインバストアップ、主人公+レギュラーのチビキャラ。チビキャラが台の上に乗ってフィギュア風になっていたり、振る舞いがその巻の流れをあらわしていたりと、普通の等身キャラとチビキャラを混ぜた表紙の中でも特に練られていて面白いと思いました。


少女ネム,A・LI・CE,グランドゼロ
作者:木崎ひろすけ 出版:エンターブレイン,角川書店


木崎ひろすけ
こちらも特集的に例外となる短編集で、鬼籍に入られた作者の3作品が、出版社の垣根を越えて同じデザインで統一されています。タイプは帯型。


荒呼吸
作者:松本英子 出版:講談社 全5巻


荒呼吸(1) (ワイドKCモーニング)荒呼吸(2) (ワイドKCモーニング)荒呼吸(3) (ワイドKCモーニング)荒呼吸(4) (ワイドKC)荒呼吸(5)<完> (ワイドKC)

白抜きの文字と目つきは悪いが妙に味がある作者キャライラストが目立つ単色背景デザインがそれだけで見栄えよく仕上がっていますが、普通に読める程度に主張するUV加工で構成された文字と絵による賑やかしが手触り的にも見た目的にも面白い効果を与えています。


めぞん一刻
作者:高橋留美子 出版:小学館 全10巻


めぞん一刻 (1) (Big spirits comics)めぞん一刻 (2) (Big spirits comics)めぞん一刻 (3) (Big spirits comics)めぞん一刻 (4) (Big spirits comics)めぞん一刻 (5) (Big spirits comics)めぞん一刻 (6) (Big spirits comics)めぞん一刻 (7) (Big spirits comics)めぞん一刻 (8) (Big spirits comics)めぞん一刻 (9) (Big spirits comics)めぞん一刻 (10) (Big spirits comics)

上部に位置が固定された飾りのないタイトルと作者名、下部にはヒロイン択一。非常に落ち着いたデザインになっていますが、質感の良いクリーム色のカバーも手伝って、こちらのワイド版は古びなくて良いです。新作が続いている『高橋留美子傑作選』と並べても相性がいいので、持つならこの版です。


さよなら絶望先生
作者:久米田康治 出版:講談社 全30巻


さよなら絶望先生(1) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(2) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(3) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(4) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(5) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(6) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(7) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(8) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(9) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(10) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(11) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(12) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(13) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(14) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(15) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(16) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(17) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(18) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(19) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(20) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(21) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(22) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(23) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(24) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(25) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(26) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(27) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(28) (講談社コミックス)さよなら絶望先生(29) (講談社コミックス)さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)

定位置のロゴとレトロな服装の1キャラ、グラデーションで2色が混じった背景と手触りの良い和のカバー紙。雑誌で追っていたので購入を見送ろうとしていたところを手に取らせた装丁でした。


機動戦士ガンダム THE ORIGIN
作者:安彦良和, 矢立肇, 富野由悠季 出版:角川書店 全23巻


機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (2) カドカワコミックA  (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (3) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (4) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダム THE ORIGIN(5) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (6) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダム THE ORIGIN(7) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (8) (角川コミックス・エース)機動戦士ガンダム THE ORIGIN(9) (カドカワコミックスAエース)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (10) (カドカワコミックスAエース)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (11) (カドカワコミックスAエース)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (12) (カドカワコミックスAエース)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (13) (角川コミックス・エース (KCA80-16))機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (14) (角川コミックス・エース (KCA80-17))機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 15 オデッサ編 前 (角川コミックス・エース 80-18)機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 16 オデッサ編 後 (角川コミックス・エース 80-19)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (17)    ララァ編・前 (角川コミックス・エース 80-20)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (18)  ララァ編・後 (角川コミックス・エース 80-21)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (19)  ソロモン編・前 (角川コミックス・エース 80-22)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (20)  ソロモン編・後 (角川コミックス・エース 80-23)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (21)  ひかる宇宙編・前 (角川コミックス・エース 80-25)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (22)  ひかる宇宙編・後   (角川コミックス・エース 80-26)機動戦士ガンダム THE ORIGIN (23)  めぐりあい宇宙編 (角川コミックス・エース 80-28)

キャラクターデザインと作画監督をしていたその手で描き起こされているのだから、そりゃ公式感がバリバリというのも当たり前ですが、表紙としての1枚絵、絶品ですね。


シャーマンキング 完全版
作者:武井宏之 出版:集英社 全27巻


シャーマンキング 完全版 15 (15) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 13 (13) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 1 (1) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 2 (2) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 3 (3) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 4 (4) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 5 (5) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 6 (6) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 7 (7) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 8 (8) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 9 (9) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 10 (10) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 11 (11) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 12 (12) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 14 (14) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 16 (16) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 17 (17) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 18 (18) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 19 (19) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 20 (20) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 21 (21) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 22 (22) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 23 (23) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 24 (24) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 25 (25) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 26 (26) (ジャンプコミックス)シャーマンキング 完全版 27 (ジャンプコミックス)

透明カバーには霊体キャラ、本体には人間キャラ。1枚に描きこした場合でないであろう二重構造感がとにかく上手に機能しています。


まほろまてぃっく
作者:中山文十郎,ぢたま某 出版:ワニブックス 全8巻


まほろまてぃっく (1) (Gum comics)まほろまてぃっく (2) (Gum comics)まほろまてぃっく (3) (Gum comics)まほろまてぃっく (4) (Gum comics)まほろまてぃっく (5) (Gum comics)まほろまてぃっく (6) (Gum comics)まほろまてぃっく(7) (Gum comics)まほろまてぃっく (8) (Gum comics)

ツルツルにさらさら、でこぼこにざらざら。面白い加工による特徴づけのオンパレードになっています。



ドロヘドロ
作者:林田球 出版:小学館 既刊17巻


ドロヘドロ 1 BIC COMICS IKKIドロヘドロ 13 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 2 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 3 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 4 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 5 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 6 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 7 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 8 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 9 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 10 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 11 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 12 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 14 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 15 (BIC COMICS IKKI)ドロヘドロ 16 (IKKI COMIX)ドロヘドロ 17 (IKKI COMIX)

キャラに応じたそれぞれの背景の凹凸加工。凹凸加工の鬼です。



作者:石塚真一 出版:小学館 全18巻


岳 (1) (ビッグコミックス)岳 (2) (ビッグコミックス)岳 (3) (ビッグコミックス)岳 4 (ビッグコミックス)岳 5 (ビッグコミックス)岳 6 (ビッグコミックス)岳 7 (ビッグコミックス)岳 8 (ビッグコミックス)岳 9 (ビッグコミックス)岳 10 (ビッグコミックス)岳 みんなの山 11 (ビッグコミックス)岳 12 (ビッグコミックス)岳 みんなの山 13 (ビッグ コミックス)岳 みんなの山 14 (ビッグ コミックス)岳 15 (ビッグ コミックス)岳 16 (ビッグ コミックス)岳 17 (ビッグ コミックス)岳 18 (ビッグ コミックス)

構図や色合い、上り方などをひとしきり試し、切り絵にしてみたりしながら連載は続いて10巻に到達。登山道具を広げてみた11巻、タイトルロゴでロッククライミングをさせてみた12巻とユーモラスな方向を責めながら巻を重ねつつ、ラストは原点に立ち戻るように雄大な山に2冊使って完結しました。



以上、「コミックの通巻デザインについて200ちょっとの作品を眺める」はここまで。
おつかれさまでした。
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2012年11月13日 | 特集 | コメント 4件 | トラックバック 0件 | TOP

コメント

GIANT KILLING表紙

GIANT KILLING表紙は帯で隠れている部分に、その巻でキーになるキャラクターが書かれていますよ。

それも含めたデザインになっていますので、そういう観点での解説を付与してみては如何でしょう?

2012年11月14日 / でる太 #CtgNMZqMURL【編集

 編集お疲れ様です。楽しく読ませていただきました。
 「大正ガールズエクスプレス」の表紙に目が留まりました。興味が出たので探してみますね。ジャケ買いってやつです(笑)。
 素敵な本をたくさん紹介してくださってありがとうございました!

2012年11月17日 / ずん #PNoBYelIURL【編集

すごいですね(^-^)

はじめまして。
デラシネマのファンです。
紹介されていて驚きました!
ありがとうございました(^-^)

2012年11月18日 / ひろ23 #yq2AteSEURL【編集

これ揃えてみたい!と思ったものがいくつもありました。並べてみるとどれも壮観ですね…。
ここになかったものとして、「死化粧師」の想定が、表紙も裏表紙もとても凝っていて素敵なので、ぜひ手にとってもらえたら、と思いました。

2014年04月23日 / ささ #lMBqkpAsURL【編集

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