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この装丁がすごい!~漫画装丁大賞~2010

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:この装丁がすごい!  »2010年12月18日 更新

201120102009

大層なタイトルをさらに大層にして、今年もやります。
2010年に発売された、コミックのお気に入りの表紙(装丁)ベスト記事です。

今回は紹介量がちょこっと増えて、ランキング116作品+α。
ここまでくると順位はおまけ(コロコロと気分で変わりまくったりも)、
ざくざくとした紹介を、
今年の装丁を振り返るお供にしてもらえれば幸いです。


●画像をクリックするとamazonに飛びます。
 作品の内容の方が気になった方はそちらをご参照ください。
●画像下にマークが付いている作品は、
 画像の上にポインタを乗せると別画像に切り替わります。

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【第1位】 狼の口 ヴォルフスムント 1巻 / 久慈光久

狼の口

全身に鎧をまとった騎兵のイラストをシックに配置したデザイン。
作者の画力の高さをうかがわせながらも、表表紙にはあえてキャラの顔を見せず、
作中の重厚な雰囲気を前面に出したこのアイディアは、
期待の新人を推す第1巻のものとしてバッチリ。

馬の顔は、じっくり眺めていると眉間の影が困っている表情に見えてちょっぴり可愛い。

装丁:林健一

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【第2位】 EVIL HEART[完結編]  下巻 / 武富智

イビルハート

デザインを大きく変えてきた完結編。
振り向きざまの少年をアップに、画面中央に収まる少年の大きく真っ直ぐな目が印象的。
ロゴは目の下に、顔に堂々と重なる形で配置されているが、邪魔になっていない不思議。
背景はほとんどないものの、黒色や白色部分には物語の象徴である梅の花が写りこむように
描き込まれており、これが上手い具合に表紙に華を与えている。

良い締めくくりのデザイン。

装丁:GENI A LOIDE 小林満

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【第3位】 セルフ 4巻 / 朔ユキ蔵

セルフ

どこまででも羽ばたいて行ける、そんな多幸感溢れるキャラ達の跳躍。
びっくりするほど爽やかな最終巻。
内容は、右の目次を見ればだいたいわかる。

「きれいな表紙してるだろ。○○○ー漫画だぜ、それで」

装丁:ベイブリッジスタジオ 黒木香

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【第4位】 アイアムアヒーロー 3巻 / 花沢健吾

アイアムアヒーロー

公衆電話に逃げ込んだ人を追い詰める、元人間。

何漫画であるかを隠す必要はすでになし。
1・2巻のデザイン、そして後に続く4巻のデザインと毛色が違う、
堂々とゾンビものであることを主張するためのショッキングなカバー。

装丁:井上則人デザイン事務所

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【第5位】 矢継ぎ早のリリー / D・キッサン

矢継ぎ早のリリー

顔の見えない装丁。
裏表紙に描かれたもう一人の人物の顔もバーコードの表記に隠れ、
目次イラストの女性の顔も画面の外にはみ出ている。

うなじの美しいラインを表紙の中心にして、顔を見えなくした横向きの絵の切り取り方が絶妙で、
不安な感覚と表紙としての美しさが同居する効果は、まさしくデザインのお仕事。

カバーの袖にはきちんと顔が描き込まれているので、
素直に作者のカラーイラストを堪能したいという需要に対しても
しっかりフォローをしていて隙がない。

装丁:NARTI;S 新上ヒロシ

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【第6位】 あしたのファミリア 1巻 / 樋口彰彦

あしたのファミリア

グラデーションのかかったデジタルな背景と、裏表1枚絵になっていて、
表紙だけ見てみるとトリッキーな見え方のする
独特な抜き取られ方をしたキャラのイラスト。
大人しめながら、作品の中身にあわせたイラストの入ったロゴ。
控えめに舞う紙ふぶきとキラっとした光が、ささやかにアクセントをつけている。

王道少年作品の貫禄、的な雰囲気さえ漂わせて、中身を読む前からアニメ化決定、
という予感までさせる出来栄え。

装丁:5GAS 宮村和生

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【第7位】 わびれもの / 小坂俊史

わびれもの

「さびれ」+「わび」スポットを廻るレポート漫画を飾る、
全力で旅行雑誌をパロったカバーデザイン。
このパロディの体裁だと、普通浮いてしまうアオリの文章が
見事にデザインとしてマッチしており、それでいて
きちんとコミックのカバーとして機能しているのだから面白い。

レポート先のわびれスポット写真が収められた目次も地味に凝っている。

装丁:VOLARE

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【第8位】 テルマエ・ロマエ II巻 / ヤマザキマリ

テルマエ・ロマエII

失った手でドライヤーとタオルを持ち髪を乾かす、「ミロのヴィーナス」。
「彫像+風呂系アイテム」という、デザインのフォーマットが容易に予測されうる状況で、
予想を裏切ることないままに1巻と同等、
またはそれ以上のインパクトを与えてくれたすごい2巻。
これはやられた。

装丁:セキネシンイチ制作室

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【第9位】 忘却のクレイドル 1・2巻 / 藤野もやむ

忘却のクレイドル

くたびれた廃墟とそこに佇む少年少女、そして清涼感溢れる青空組み合わせ。
それらを表紙としてぐっとまとめているのが白いタイトルロゴ(背表紙では黒)。
アイテムなどで飾らないシンプルなフォントを使いながら、元々響きの良いタイトルを
1文字1文字の大きさや位置を調節して流れるように組まれた、
普通のようで一味違うロゴが表紙の質を高めている。

装丁:Hand Clap

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【第10位】 SARU 上・下巻 / 五十嵐大介

SARU.jpg

近代兵器と呪術的・民族的なアイテムの調和したカバーイラスト。
ロゴや作者名、その他の文字にはUV加工が施されていて、
光に照らすと文字が艶々と光り、これが表紙と背表紙の雰囲気をぐっと高めている。
また、手触りもさらさらとツルツルが合わさって気持ちいい。

ちなみに下巻の貫禄溢れるおばさんは邪悪なラスボスなどではなく、
世界征服を企んだりしていないし、人類に失望して地球を滅ぼしたりしなかった。

装丁:chutte

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【第11位】 境界線上のリンボ 1巻 / 鳥取砂丘

境界線上のリンボ

さまざまな「人」が行き交うファンタジーな街の喧騒を、
カバーの表・裏に印象的な構図で閉じ込めたデザイン。

作品の雰囲気を正しく伝えると同時に、
4コマ漫画の小さいコマに、美しい街のイメージを補間する。

装丁:BALCOLONY. 染谷洋平

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【第12位】 ねこむすめ道草日記 4巻 / いけ

ねこむすめ道草道中記


「萌スタルジー」なんてわけのわからないコメントを添えて去年紹介したが、
今年もやっぱり同じようなコメントを添えて再び紹介したくなった。
裏表紙と合わせたときのトータルでのイラストの印象の変化はやっぱり面白い。
抱えられたカラスが地味にいい雰囲気をかもし出している。

装丁:5GAS 宮村和生

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【第13位】 GAME OVER 1巻 / 水谷フーカ

GAMEOVER.jpg

中学生と美人OLの出会いからゴールインまでを描いた中編「GAME OVER」をタイトルに持ってきた短編集。

お姫様だっこされた花嫁の衣装がカバーの横いっぱいにふわっと広がる構図が美しく、
これを暖色系のマーブルな模様の背景と金箔押しタイトルが表紙として纏め上げる。

さらにカバー表面は特殊加工でさらさらとした手触りになっており、
単行本全体が上品で高級感あふれるものに仕上がっている。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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【第14位】 ウツボラ 1巻 / 中村明日美子

ウツボラ

深い紅を背にひんやりする女の表情。
これで中身は面白くないはずがないとまで確信させる、
恐ろしいほどの吸引力を持ったシンプルデザイン。

装丁:NOTE 芥陽子

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【第15位】 野ばら 1巻 / 高田築

野ばら




奇想天外な8つの物語を収めたビームの連作短編系で、
カバーイラストはそれぞれのキャラクタとエピソードを一枚目として賑やかにまとめたものになっている。
また、イラストはカバー全体で1つの絵になっているが、
袖だけ、背表紙だけ、裏表紙だけと単独で見たときの見栄えのよさに、
この手のデザインの中で特に気が使われているように感じた。

装丁:コードデザインスタジオ

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【第16位】クレムリン 1巻 / カレー沢薫

クレムリン

月に照らされて、武器を携えて二足歩行で道を行く猫3匹。
小さく添えられた作者の脱力系イラストがシュールな迷作を予感させながらも、
文学的な美の雰囲気さえ漂わせる魅惑の装丁に、買わざるを得ない強い魔力が秘められている。

小口は赤。

装丁:Local support Department シマダヒデアキ

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【第17位】 アクアリウム 1巻 / 博

アクアリウム (1) (まんがタイムKRコミックス)

「※作品のイメージです」と注釈でもすべき、水をたゆたう少女達のカバーイラスト。
元々語幹が非常に良い「アクアリウム」という単語が添えられ、美しくまとまっている。

装丁:里見英樹

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【第18位】 バニラスパイダー 1巻 / 阿部洋一

バニラスパイダー

ポップでホラーな内容とのバランスを取るべく、暗めのイラストにあしらわれたピンク・紫系の装飾。
また、キャラ絵やロゴ、絵のクモの巣部分はツルツルした表面加工、そして背景には微小な水滴が
塗布されたような手触りの良い独特のざらつきが感じられる加工がされている。
光にかざすとキャラや張り巡らされたクモの巣だけがキラキラ。
この加工により作品が手触りだけで派別できるほど面白く仕上がっているので、
実物を見たほうが伝わる、是非とも手に取って確認してほしい装丁の一つ。

装丁:Red Rooster 下山隆

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【第19位】 瑪瑙之竜 1巻 / 長澤真

瑪瑙之竜


(見た目は)少年主人公を中心に、
作中のあらゆるアイテムを展示したかのような賑やかさを持ちながら、
スタイリッシュな落ち着きも兼ね備えるカバー。
裏表紙から袖に至るまで芸細かく描きこまれているので見ごたえ十分。

装丁:井上則人デザイン事務所 村松のぞみ

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【第20位】 ウワガキ 1巻 / 八十八良

ウワガキ

マッドサイエンティストによって二人に分けられたヒロインが、
それぞれ別の相手と恋をして、やがて一人に戻るとき強い想いが弱い想いを
"ウワガキ"してしまうという作品。

ヒロイン二人の可愛さを前面に押し出し、丸っこいタイトルやデータ解析風の装飾を
お洒落にあしらったポップな装丁。
同時に背景のように立つ顔が見切れた男を配置した不安を煽るような構図が、
物語のもう一方の側面を暗に示しているようにも思える。

装丁:林健一


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闇夜に遊ぶな子供たち【第21位】 闇夜に遊ぶな子供たち / うぐいす祥子

幼き兄妹が闇夜に佇む寂しげなイラストに、
語幹の美しいタイトルがシンプルなフォントで控えめに添えられる。
また、フレーム的な横の黒枠と枠に載せられた
英語タイトル表記がぐっと雰囲気を高めている。

ビニールコーティングされておらず、光に当てると鈍く光るカバーの質感や、
小豆色に染まった袖のアクセントなど、トータルですごく雰囲気がある。
手にとって見てもらいたい装丁。

装丁:餅屋デザイン オリタイサオ

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ヴォイニッチホテル【第22位】 ヴォイニッチホテル 1巻 / 道満晴明

窓越しに室内から外を見つめるホテルの女従業員二人。
ピンク色などを使いながらもシックでムーディーに仕上げられたイラストと、
イラストと同化させずに欧風チックなロゴを良く見せるために
設けられた上部の白いエリアとのコントラストが美しい。

チャンピオン烈のコミックによく仕込まれているホログラムのキラキラも、
デザインの上品な雰囲気を損ねることなく、
明るさを取り入れる要素としてマッチしている。

装丁:芦田慎太郎

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クロノクルセイド8【第23位】 クロノクルセイド 8巻 / 森山大輔



最終巻にふさわしいオールキャストカバー。
登場人物達の正装がかもし出す荘厳な雰囲気が印象的で、
また長編ストーリーを綺麗に締めくくる
この巻の内容に非常によくマッチしている。

カバー下には、旧版のカバーイラストを収録。

装丁:5GAS 宮村和生

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ききみみ図鑑【第24位】 ききみみ図鑑 / 宮田紘次





音楽の連作短編を飾る、教室のギター少女。
何気ない教室の一角が、目の覚める景色へと変貌する。
元々購入予定だったのでジャケ買いではなかったけれども、
気分はジャケ買い。

装丁:BALCOLONY. 染谷洋平

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惡の華【第25位】 惡の華 1巻 / 押見修造

モノクロのヒロインが口汚い言葉を特大フォントで浴びせる表紙。
「クソムシ」という単語が何気に語感的に力強く、
ここまで目立つとこれがタイトルと思う人もいたりして。

背表紙には、ちょうどヒロインの目が来て本棚から視線が注がれる。
このアイディアは「足洗邸の住人たち。」でも用いられている
同事務所の得意技だが、ヒロインがSっ気と変体性を持つことで
その効果はまったくの別ものに。

装丁:hive 久持正士,土橋聖子

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サイコ【第26位】 多重人格探偵サイコ 15巻 / 田島昭宇






骸骨が禍々しいテーブルの上でレコードを回す、まさしくサイコなデザイン。
構成されるパーツがグロテスクであるにも関わらず、
組み立ててみると美しく、落ち着きさえ感じられるいつものクオリティ。

装丁:鈴木成一デザイン事務所

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かわいい悪魔【第27位】 かわいい悪魔 / 志村貴子





白を背景にキャラは肌色・黄緑・ピンク・黄色で
文字と線は光るシルバーという、はっきりとした6色構成。
ころころと表情を変えた表題の「かわいい悪魔」を散りばめた、
ポップながら大人っぽいデザイン。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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波打際のむろみさん【第28位】 波打際のむろみさん 1巻 / 名島啓二







color="#FFFFFF"的な真っ白い背景。
人魚を泳がせることによって、人はそこに海を見る。

装丁:VOLARE 関善之 大木和徳

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乱と灰色の世界【第29位】 乱と灰色の世界 2巻 / 入江亜季






キャラもアイテムも背景も装飾も、
皆等価に一まとめになって表紙に置かれたデザイン。
2巻のデザインも、1巻のものに負けず劣らず面白い。

装丁:コードデザインスタジオ

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生活[完全版]【第30位】 生活[完全版] / 福満しげゆき





下手ウマで味がある方にベクトルが向いている福満氏のイラストを、
割とポップな方向にまとめたデザイン。
カバー全体に黄色のフィルターをかけながら、
上端に白いエリアを少し確保してバランスを取っている。

装丁:NARTI;S 新上ヒロシ

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砂漠を泳ぐ、眠る【第31位】 砂漠を泳ぐ、眠る / やまがたさとみ




「眠る少女」と「控えめなタイトル+作者名」、そして「黄色い海」。
カラーはデジタルで描く方が多いという作者に、
あえて描いてもらったというアナログのイラスト。
シンプルで奥深く、美しい。
これぞデザイン。

装丁:GENI A LOIDE 小林満

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ロケットスターター【第32位】 ロケットスターター 1巻 / 深山和香






南国の木を横に、海を目指して走る二人の子供。
面白い空間の切り取り方をしているというか、
プロのカメラマンが収めた1枚、という感じに引き締まったデザイン。

装丁:ARTEN 山上陽一

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へうげもの【第33位】 へうげもの 11巻 / 山田芳裕






英文字和文字を取り混ぜ、
毎回鮮やかな配色が歴史漫画らしからぬ派手さを持つ本作。
11巻の赤+金は屈指の色チョイス。

装丁:Local support Department シマダヒデアキ

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少女薄命【第34位】少女薄命~猫目堂ココロ譚~/東雲水生



薄いクリーム色を背景に、
少女達にあやとりをさせた柔らかいデザイン。

上で紹介した「かわいい悪魔」、
そして「もっとだめよめにっき」「こうしてキミは育つのだ」など、
こういう系統も見分けがつくようになってきたかも。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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岳【第35位】 岳 12巻 / 石塚 真一


なんだかやけにユーモア的な攻めを感じた2010年の『岳』カバー。
そのなかでもアイディアが突出しているのがこちらの12巻。
タイトルで遊んでいるな~と感じるカバーはよくあるが、
これは文字通りタイトルで遊んでいる。

これまでのデザインと大分変わっているが、
まあこれは間違えない。

装丁:VOLARE 関 善之

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おまもりんごさん (まんがタイムKRコミックス)【第36位】 おまもりんごさん / ms/hirahira.net



作者の名前が英字で、
コミックの原作もデジタルなソフトウェアであるからか、
英字がたっぷり盛り込まれ、白装丁ながら賑やかでキュート。

主人公の足元に書かれた、足場のような効果になった英字は、
日本語のあらすじがローマ字で表記されたなんちゃって英文。

装丁:里見英樹

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屍鬼【第37位】 屍鬼 8巻 / 藤崎竜






作品と切っても切り離せない「死」のイメージが
最も色濃く反映された、まさしく「死」のデザイン。
恐ろしく、儚く、美しい。

装丁:-

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ドリフターズ【第38位】 ドリフターズ 1巻 / 平野耕太






鈍く光る黄金色の背景とノイズの混じったような白いロゴが、
血塗られたサムライの力強いイラストを引き立てる。
王道的なカッコよさを持つ、売れる漫画のための装丁。

装丁:ZIN STUDIO 神宮司訓之

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ライアー×ライアー【第39位】ライアー×ライアー1巻/金田一蓮十郎


薄めの暖色系カラーで仕上げられた、
「ひみつ」の指ポーズを決めたヒロインの横に、
クリアーなロゴを余白たっぷりに配置した白装丁。
すっきりしていて、かつ大変ソフトな仕上がり。

デザートKCも、背表紙が定型でなくなって
より装丁がお洒落になっていく様子。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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地雷震 ディアブロ【第40位】 地雷震 ディアブロ 2巻 /高橋ツトム




赤い色調の、モザイク状のキャライラスト。
よく見ると、1個1個のブロックはキーボードのカケラになっている。

高橋氏の力強いイラストが、デザインによって
これ以上ないくらいに引き立てられている。

装丁:川瀬豊

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青の祓魔師【第41位】青の祓魔師
        3・4巻 / 加藤和恵






この作品のカバーデザインフォーマットは、
華やかな衣装やアイテムで着飾れるキャラが
より映えそうと3・4巻を手にとって強く感じた。

装丁:L.S.D. シマダヒデアキ 波澄智子

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健全ロボダイミダラー【第42位】健全ロボダイミダラー2巻/ なかま亜咲


夕日を背に繰り広げられる巨大ロボットバトルと、
それを見守りながら寄り添う男女。
まるで真面目に地球を守っているような、
まあ決してそれも嘘ではないけれども。

かっこよく見せているタイトルが、
「健全」なのに「ダイミダラ」となっている漫画なのでご用心。

装丁:BALCOLONY. 染谷洋平

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ゆるゆる【第43位】 ゆるゆる  / たかみち




「LO」コンビ、たかみち×宮村和生による得意の少女レイアウト。
雑誌のときとはまた違ったコミックとしてのデザインが見える。
目立つ作者名が自然にデザインとして見栄えに貢献しているところなど、
やっぱりすごいな~と思える。

装丁:5GAS 宮村和生

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犬辞林【第44位】 犬マユゲでいこう 犬辞林 / 石塚2祐子




巻を重ねるごとに、何漫画なのかよく分からなくなっていく本作品のカバー。
今何冊目なのかも『水惑星年代記』以上に把握しづらい。

そして今回は、深い緑色の上質なカバーに「犬辞林」という金箔文字。
もはや、漫画であることすら疑わしくなってきた。

装丁:-

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さよならフォークロア【第45位】 さよならフォークロア / かずまこを




ふわっとした衣装と構図で左下を占めるキャライラストと、
右上を占める黒の背景+ロゴ、このバランスが美しい。

グラデーションのかかったロゴも品があり、
「ク」の文字の表紙と背表紙での使われ方の違いがまた良い。

装丁:full size image 伊藤なつみ

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BTOOOM!.jpg【第46位】 BTOOOM! 2巻 / 井上淳哉





最初、Xboxのゲームのメディアミックス作品、
またはタイアップ作品なのかと勝手に勘違いした。
本編の内容に合わせられたゲームパロディなデザインと
昔も今もゲーム製作に携わる作者のイラストとの相性は抜群。

装丁:ARTEN 山上陽一

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さよならフットボール【第47位】 さよならフットボール 1巻 / 新川直司




サッカーボールと共に飛び跳ねるヒロイン。
配色やポージング、レイアウトなどが
細かく計算されていることが伺えるデザイン。

赤と青と白の組み合わせが良く目立つ。

装丁:Local support Department シマダヒデアキ

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ユンボル安全版【第48位】ユンボル 安全版
        上下巻 / 武井宏之




工事現場の警戒色でお馴染み、
黄色と黒のコントラスト。
使用する色は統一しながら、
上巻と下巻の背景色を分けた上で
合体カバーにするアイディアが珍しい。

装丁:SMILE STUDIO 福島トオル

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ピースメーカー【第49位】 ピースメーカー 5巻 / 皆川亮二




木目調のボードにポスターを貼ったようなウェスタンな背景に、
その巻の重要人物を載せるのが基本フォーマット。
そして5巻を飾ったのがジジイキャラ。
老人を老人らしく、魅力的に描いている漫画は
それだけで大事にしたい。

装丁:LIGHTNING

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月華美刃【第50位】 月華美刃 1巻 / 遠藤達哉




竹取物語を下敷きとするSF冒険アクションにふさわしい、
今風の絵柄が和で装飾されたハイブリットなデザイン。
作者名が角印状にデザインされ、朱印の擦れまで
再現されていたりと芸が細かい。
外も中も凝った装丁。

装丁:Local support Department 角田正明

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神様ドォルズ【第51位】 神様ドォルズ 7巻 / やまむらはじめ

淡いパステル調の色彩のイラストと黒いタイトルの
組み合わせが印象的で、ジャケ買いを誘う本作品。
吹き抜けるような青空が美しい7巻は、特にすばらしい。
絶妙な色彩のバランスは、多分実物を見ないと伝わらない。

ちなみに、カバー袖には通常の塗り方を行った表紙イラストが掲載されており、
キャラを堪能するためのイラストと、本を飾るためのカバーイラストの
方法の違いが比較できる。

装丁:ベイブリッジスタジオ 黒木香

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マルドゥック・スクランブル【第52位】マルドゥック・スクランブル3巻/大今良時







1巻も2巻もキャラ1人、そして3巻では5人。
個性豊かな面々を収めた、悪密度の高い表紙にテンションが上がる。

装丁:hive 久持正士

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隣の彼方【第53位】 隣の彼方  / 香魚子





繊細で透明感あふれながら、
強い存在感を持つ装飾不要のイラスト。
ロゴを大きくキャラに被せていながらも全然邪魔にならず、
イラストとの一体感により本としての吸引力を増している。

装丁:ベイブリッジスタジオ 馬場美由紀

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星川銀座四丁目【第54位】 星川銀座四丁目 1巻 / 玄鉄絢




屋上で寄り添う教師と生徒。
二人をやさしく包み込むような淡い色合いの朝模様と、
やさしいイメージのロゴ配置が
この作品の雰囲気を上手くデザインとして表している。
下のベランダに置かれた朝顔という1ポイントがニクい。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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ブラックアウト【第55位】 ブラックアウト 4巻 / 朝基まさし






甲子園であったエラーに隠された秘密を探る新感覚ミステリー、という本作。
野球のモチーフが入りながら、スポーツものっぽくない表紙。
1巻から4巻まで、基本どれも絵になっている。

装丁:smack 山路洋

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シマシマ【第56位】シマシマ
   11・12巻 / 山崎紗也夏



眠りを商売にした本作。
そのフィナーレを飾る11巻・12巻では
合体表紙で主役達が眠りの中へ。
何気に人が眠っている表紙は
これが最初で最後だったり。
しかも、ラストだけ非・寝巻き。

装丁:hive 久持正士,土橋聖子

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血まみれスケバンチェーンソー【第57位】 血まみれスケバンチェーンソー
                2巻 / 三家本礼





その名の通り表紙のスケバンヒロインがチェーンソーを振り回す、
ゾンビホラーアクションコメディ。
2巻ではちょっと遊んで画面に入っていないチェーンソー。
でも確かに画面外で唸りを上げる凶器が見える。

装丁:セキネシンイチ制作室

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幻仔譚じゃのめ【第58位】 幻仔譚じゃのめ 6巻 / 梅田阿比







森の中、怪しい石像に腰掛ける麦藁帽子の少女。
オカルトとノスタルジーの相性は良い。

装丁:芦田慎太郎

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善良なる異端の街【第59位】 善良なる異端の街 / 松本次郎



油絵のタッチで描かれた、貴婦人?の食事風景。
表面にも、少しでこぼこした絵画っぽい加工が施されている。

このイラストのように、
よくブログに載っている病的にほっそりしたイラストを見ていると、
松本先生大丈夫かな~とか思ったりする。

装丁:岡崎直哉

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A-BOUT2.jpg【第60位】 A-BOUT 2巻 / 市川マサ




マガジンのヤンキー漫画とは思えないポップで垢ぬけたデザイン。

スプレーのような効果を駆使しながら、
イラストの線関係なしに配置されたカラーが
破天荒で茶目っ気たっぷりのヤンキー漫画の表紙としてよくマッチしている。

装丁:Local support Department シマダヒデアキ

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さんかれあ【第61位】 さんかれあ 1巻 / はっとりみつる

装飾を最低限に、白背景をバックにはっとり氏のイラストを前面に押した
シンプルイズベストの装丁。
ヒロインの笑顔に逆光的なまぶしさすら感じる。
そして、一通り本編を読んで表紙を見直すと、
その印象がまた変わったりする。

赤紫色の背表紙には、お馴染みの位置に表紙絵の顔のカットを載せることなく
ディフォルメキャラを面白い位置に添えているところもおしゃれ。

装丁:G×complex 久遠敦司

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戦国妖狐【第62位】 戦国妖狐 5巻 / 水上悟志





左側に白い題字、そして右側にはキャラのほぼ全身イラスト。
まだら模様の背景。
フォーマットはいつものものだけれども、
色の組み合わせが自分好みなのか、この5巻は特に良く見える。

装丁:on Graphics 行徳ゆみ

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ファンタジウム【第63位】 ファンタジウム 5巻 / 杉本亜未





5巻から、これまでのバストアップタイプから
枠の中に箱庭を収めたようなファンシーなものへと
フォーマットが変更。
海外の児童書のような美しさ(勝手なイメージですが)。

装丁:ME & MIRACO

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Waltz.jpg【第64位】 Waltz
     1・2巻 / 大須賀めぐみ


暗殺者を囲むメルヘンで殺伐とした
現実と剥離したかのような空間が、
日常のそばで繰り広げられる
血なまぐさいワルツを演出する。

「Waltz」にあわせて、
巻数はun(アン)、deux(ドゥ)、trois(トロワ)

装丁:ベイブリッジスタジオ 吉村勲

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水面座高校文化祭【第65位】 水面座高校文化祭 2巻 / 釣巻和




教室の真ん中を陣取る朝顔の鉢植えが、
文化祭という非日常の空間を演出する。

イラスト:娘、装丁:父(のデザイン事務所)という
釣々巻々な親子の共同作品。

装丁:釣巻デザイン室

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サユリ【第66位】 サユリ 1巻 / 押切蓮介






幸せな家族写真の隙間から顔を覗かせるサユリさん(仮)。
昆虫図鑑の蜘蛛ページのような、
そこを触りたくないとすら思わせる禍々しさがグッド。

装丁:Zooham Yoxxx

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誰がために鋼は鳴る【第67位】 誰がために鋼は鳴る / 天乃タカ






薔薇のあしらわれたクリーム色のフレーム内に、
オレンジの背景と色のない(白)のヒロインイラスト、緑色の影。
色使いの派手さがないながら、実に目を引くレイアウトの美。

装丁:コードデザインスタジオ

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コールドアパートメント【第68位】 コールドアパートメント / 財賀アカネ




日本を舞台にしながら、日本っぽさの薄い作者の画風と、
それにあわせられた「あっちっぽい」感じのデザイン。
キャラのストリート+ポップな感じと飾り気のないロゴ、
夜を迎える街が合わさって程よくホラーを匂わせる。
裏表紙は直球の怖いイラスト。

装丁:餅屋デザイン オリタイサオ

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秘身譚【第69位】 秘身譚 1巻 / 伊藤真美


キャラやロゴの血糊部分にはツルツルのコーティング、
背景部にはでこぼこした粒々の加工が施されている。
これが美麗な作者イラストを強烈に目立たせると共に、
手触りを気持ちのよいものにしている。

加工は『バニラ・スパイダー』と同じものになっているので、
その使い方と印象の違いなどを比べてみるのも面白い。

装丁:chutte

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森山中教習所【第70位】 森山中教習所 / 真造圭伍


グランドで、アイスを食べる半そで少年を
どんと配置した夏のデザイン。
主線の描かれていない、アナログで味のあるイラストに、
黒く飾らないロゴを添える。

シンプルなようでいて作品の雰囲気を素直に伝えつつ、
味のある系の作者イラストをすっきりと爽やかな装丁にまとめている。

装丁:セキネシンイチ制作室

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終電車【第71位】 終電車  / アルコ






「終電車」という文字を載せることで、
淡い水彩画のイラストは切なさと共に希望を内包した、
力強いカバーになる。

装丁:NARTI;S 橋本清香

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ノラ猫の恋【第72位】 ノラ猫の恋 1巻/ 長野香子

クリーム色の背景をベースに、
カバーに窓を作るように四角いエリアに描かれた風景と、
風景から少し飛び出すように描かれた少女。
猫のスケッチのようなイラストも添える。

カバー内を占めるイラストや文字の面積はかなり小さいが、
絶妙のレイアウト(特に出版社名の置き方が面白い)
で決して閑散とした印象にはなっていない。

装丁:コードデザインスタジオ

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はるみねーしょん (2) 限定版 (まんがタイムKRコミックス)【第73位】 はるみねーしょん 2巻限定版 / 大沖




茨城県牛久の上空を飛行。
大仏が無表情に、タイトルを叫んでいるかのような構図。

通常版では背景がニューヨークで、像は自由の女神になっているが、
大仏だとシュール度が大幅にアップする。

装丁:里見英樹

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花もて語れ【第74位】 花もて語れ 1巻 / 片山ユキヲ



朗読漫画。
白をベースに、桜の花を枠のように、背景のように飾った上品な装丁。
書き文字のような崩し方のされた小さいロゴが、
作品の文学的な雰囲気をさりげなく伝える。

カバー裏は、予想できたら多分それが正解。

装丁:ベイブリッジスタジオ 黒木香

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阿房列車【第75位】 阿房列車 2号 / 一條裕子






箱入り豪華装丁。
旅情とよくマッチしたレトロデザイン。
巻数表記は本を電車に見立てた1号、2号。

装丁:孝橋淳二

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りとうのうみ【第76位】 りとうのうみ  / たかみち



碧い海、青い空。
こちらも、たかみち×宮村和生。

カバー全体に海を描きながら、
背表紙だけを見ると、ヒロインが
砂浜から海を見つめる構図になるところが良い。

装丁:5GAS 宮村和生

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シマウマ【第77位】 シマウマ 1巻 / 小幡文生



血を流しながら目をギラつかせる男を逆さまに配置して、
その上に整いながらもざらついた
特大のシマシマ「シマウマ」ロゴを大胆に重ねている。
アウトローな荒々しい雰囲気を消すことなく、
落ち着きも兼ね備えた白+黒+灰色のデザインがお見事。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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じゅういちぶんのいち【第78位】 じゅういちぶんのいち 1巻 / 中村尚儁




街路樹の生い茂る通学路で、
サッカーボールを抱えた少女が見据えるのは…。
シンプルに大きく語りかける「1/11」というロゴ。
サッカーモノでありながら、それ以上の何かを期待させる始まりの装丁。


装丁:Local support Department シマダヒデアキ

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狼と香辛料【第79位】 狼と香辛料 5巻 / 小梅けいと






本棚前のソファーで足を組み、知的に微笑むヒロイン。
赤みがかったデザインが、
本の雰囲気をぐっとムーディーなものにしている。

装丁:雷門風太

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リンドバーグ【第80位】 リンドバーグ 3巻 / アントンシク






1・2巻の風景+キャラの構図からちょっと変わって、
3巻ではキャラにビシッとフォーカスを当てるデザインに。
作者イラストの持つ力強さをより感じられるようになった。

装丁:ベイブリジスタジオ 吉村勲

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黄昏乙女×アムネジア【第81位】黄昏乙女×アムネジア3巻 / めいびい






黒い枠線で黄昏時の景色を挟み込むのが、本作品の基本フォーマット。
3巻では枠線を斜めに配置し、
高層からの都会の眺めを印象的に切り取っている。

装丁:岩佐陽子

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オー・エー【第82位】 O/A 2巻 / 渡会けいじ



水色・黄緑・赤という配色。
画面手前でピントのずれた舞い散る紙が動きを演出する。
1巻の表紙より力強く、より目立つ印象。

「鴨川ホルモー」漫画版でも思っていたけれど、
渡会けいじ氏のイラストはかなり表紙栄えする。

装丁:R design studio

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Deep Forest【第83位】 Deep Forest 2巻 / 田代ほけきょ





巨大電子空間に佇むサルと少女。
イラストレーターでもある作者によるSF感あふれる、
pixivなどで投稿したら大変支持を集めそうなカバーイラスト。

装丁:on Graphics

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ミリオンのスペル【第84位】 ミリオンのスペル 1巻 / 金田一蓮十郎

「○×△□」と書いて「スペル」と読ませる。
「○×△□」が「ス」「ペ」「ル」に1文字ずつ対応せず
あえて4文字構成になっているのがポイント。
それにしても、「○×△□」がポップにレイアウトされて、
黄色い悪魔なミリオンさんがあしらわれたロゴが可愛くて作品によく合っている。

関係ないけれども、「いくらプリチーに見えても我々は悪魔!」
というアザゼルさんの文句がこの作品にも良く合うことに気づいた
(悪魔ではないが)
装丁:-

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椿鬼【第85位】 椿鬼 1巻 / 押切蓮介


太ももを強調したヒロインのイラストに、大きく2文字のタイトルを載せる。
黄緑、紫、茶色と落ち着いた感じに色をまとめつつも、堂々と存在を主張するデザイン。

押切氏の数々の作品には、結構多くのデザイナーが関わっていて、
どれも作品の色ごとにきちんとデザインの雰囲気が異なっている。
デザインのし甲斐がある作家さんなのかもしれない。

装丁:餅屋デザイン オリタイサオ

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ハルとナツ【第86位】 ハルとナツ 1巻 / 武田すん




水色と白のストライプ模様の背景と、
ピンク色の記号的なロゴが
作者イラストをシンプルに引き立てている良いデザイン。
左が「ハル」さんで右が「ナツ」さん。
それぞれのイラストにロゴが対応するように載せてある。

装丁:fabric engine

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シャンハイチャ-リー【第87位】 シャンハイチャ-リー 1巻 / ビブオ






作中第1話のキーワード「虹」をモチーフに、
賑やかなイラストをカラフルな配色で仕上げ、
作品のカオスとハイテンションをデザインに落とし込んでいる。

装丁:葛西恵

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爛爛【第88位】 爛爛  / いくえみ綾





月明かりに照らされて夜の闇を飛ぶ二人の少女。
手描き感あふれるアナログなロゴの跳ね具合や、
中に浮かぶ少女の不安定な感覚。
美しくも少し怖い。

装丁:川谷康久

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ビリオネアガール【第89位】 ビリオネアガール 1巻 / 桂明日香




髪色を青く演出した見返り美人に、
シュッとした途切れのあるロゴを整然と配置。

何かもう、どちらでデザインされているか
言わなくてもわかりそうな、やっぱりこちら↓

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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ブラッドラッド【第90位】 ブラッドラッド 1巻 / 小玉有起



斜めの黄色ストライプが警戒感バリバリな、
ファンキーでヤンキーなデザイン。
ストライプに合わせて傾いた作者名と巻数表記、
傾いたロゴがいい感じに穿っている。

一応吸血鬼系ファンタジー。

装丁:LALA HANDS 佐々木基

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男爵校長High!【第91位】 男爵校長High! 1巻 / O"YSTER





2度目のタイトル変更ということで、
白装丁⇒背景型装丁ときて、再び白装丁へ。
躍動感大幅アップ。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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どうぶつの国【第92位】 どうぶつの国 3巻 / 雷句誠





1、2巻から一転して、イラストの色合いが
くすんだ感じからポップな雰囲気のものになった。
合わせて、ロゴもゴツゴツした文字に民族チックな装飾がされていたものから
すっきりした文字を星が散りばめられた枠線で囲った明るいものに。

装丁:Razzo 坂上和也

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あまんちゅ!【第93位】 あまんちゅ! 
    2・3巻 / 天野こずえ





『ARIA』で培われた画力によって、
美麗なカラーイラストはお手の物。
深い海の底も、見上げる空の青も、
どちらも甲乙つけがたい。

装丁:クリエイティブ・ピクシーズ 黒巣貴司

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角刈りすずめ【第94位】 角刈りすずめ 1巻 / KICHIJO







「○○○より売れるデザインにしてください!」という原作者の要望。
結果、角刈り感溢れる何漫画か定かではないかっこいい装丁に。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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限界集落温泉【第95位】 限界集落温泉 2巻 / 鈴木みそ






フィルムの中に入った作者イラストと、
真ん中を陣取って「温泉」を特大に表記したロゴ。
1巻については、カバーのデザインに購入を後押しされた。

装丁:HONA GRAPHICS

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みしかか【第96位】 みしかか! / ヨシノサツキ





同作者のストーリー物「ばらかもん!」とデザインを統一。
題字についても良作品ともグラフィックデザイナーで
デザイン書道作家である大谷美游氏が担当。
キャラの配置と文字のバランスがたまらない。

装丁:沢田雅子

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地球の放課後【第97位】 地球の放課後 1巻 / 吉富昭仁






世界の終末を演出する、水没都市。
でもそこにいる人たちはまったり、という心地よいSFを感じるカバー。
内容もちゃんと、だいたいそんな感じ。

装丁:VOLARE 関善之 大木和徳

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3月のライオン【第98位】 3月のライオン 5巻 / 羽海野チカ







この巻の表紙だけを見て、
面白さを確信して全巻まとめ買いしてみたあいつはえらい。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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ポジティブ先生【第99位】 ポジティブ先生  / 石黒正数





「つれない先生と、人懐こい生徒の奏でる心温まる何か」的な
短編の収録を予感させる、楽しげで赤色の鮮やかなカバー。

「ポジティブ先生」全4P。

装丁:5GAS 宮村和生

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4月1日【第100位】 4月1日 / 平尾アウリ







淡い空と傘が物憂げな雰囲気を演出する水彩画イラスト。
シンプルなロゴに入ったピンクの雫のアクセントが良い。

装丁:5GAS 宮村和生

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しまいずむ【第101位】 しまいずむ 1巻 / 吉富昭仁





互いの妹を仲良く鑑賞する姉二人。
よだれを垂らし眺めるその構図が、
端的に作品の内容を表し、そしておしゃれ。
部屋広!

装丁:衿和一

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レッツラグーン【第102位】 レッツラグーン 1巻 / 岡崎武士

カラフルでキュートなデザインのロゴを、
小さく上部に控えめに配置し、
救命用の浮き輪で水面に浮かぶ制服少女を
最大限に目立たせる。

これとかあれとかそれとか、
今回カバーを色々チョイスしているうちに、
自分水があるカバーが好きなんだな~ということがわかった。

装丁:前山陽子

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恋愛怪談サヨコさん【第103位】 恋愛怪談サヨコさん 1巻 / 関崎俊三



表紙上部に寝そべったヒロインを配置し、
散りばめた長い髪や手を中央付近に配置してバランスを調節。

煌びやかな和の装丁。
前作からカバーイメージがガラッと変わったというか、
相当ハッタリが効いている。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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さよならもいわずに【第104位】 さよならもいわずに / 上野顕太郎



在りし日の街角を収めたスケッチ。
そこに滴り落ちる涙。

飾り気のない、
漫画作品としては一見淡白なデザイン、
そこには計り知れない想いがこめられている。

装丁:セキネシンイチ制作室

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HIDEOUT.jpg【第105位】 HIDE OUT / 柿崎 正澄






表紙を破って、そこから顔を覗かせる恐ろしい何か。
大変キャッチー。
ホラーとしての掴みとデザインとしての美しさの両立。

装丁:ベイブリッジスタジオ 小林美樹代

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嵐ノ花叢ノ歌【第106位】 嵐ノ花叢ノ歌 3巻 / 東冬




1巻のカバーイラストが良かったが、3巻もまた良い。
タイトルロゴの「ノ」を小さくして、
漢字部分の大きさをを作者名と合わせてた大きさに。
「嵐ノ花」「叢ノ歌」「東 冬」と縦3列にきっちり整った文字列が、
質の高いイラストにカバーとしての格調を加えている。

装丁:BROS 松本ムネユキ

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回游の森【第107位】 回游の森 / 灰原薬






横に描き込まれた少女の憂いを帯びた表情が印象的な表紙。
背景の緑は少女が寝そべる草むらであると同時に、
迷い込んだら抜け出せないような深い森のようにも見える。

装丁:NARTI;S 新上ヒロシ

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のりりん【第108位】 のりりん 1巻 / 鬼頭 莫宏






サイクリングウェアに身を包み、愛車にまたがるヒロイン。
イメージ的に自転車っぽくまとめたデザイン。
カバーも本編も、このまま明るく進んでほしい。

装丁:hive 久持正士,土橋聖子

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のりタマ【第109位】 のりタマ 1巻 / オオツカマヒロ



畳部屋でヒロインや猫達が寝そべる表紙。
枠や地べたをグレー系に着色して、
アニメ塗りな感じのキャラや小物を目立たせている。

巻数表記を飾る猫の手がかわいい。
影を使った日向の表現も粋。

装丁:虻川貴子

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ぼくらのカプトン 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)【第110位】 ぼくらのカプトン 1巻 / あずまよしお







カバーのシュールなネタに『日常』を感じた人、
多分それは正解。

装丁:里見英樹

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ネコあね。【第111位】 ネコあね。 1巻 / 奈良一平







少年コミックの中にあると淡い色使いが逆に目立つ、水彩画のイラスト。
作品の中身にあった、家族の絆的雰囲気が良く出ている。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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君と紙ヒコーキと。【第112位】 君と紙ヒコーキと。 1巻 / 葉月抹茶






ハッキリとしたロゴが、
アナログな仕上がりのふんわりしたイラストの
良いアクセントとなっている。

装丁:NARTI;S 橋本清香

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たいようのいえ【第113位】 たいようのいえ 1巻 / タアモ





暖色系のイラストとロゴをのせたぽかぽかな白装丁。
ヒロインを乗せたソファーの右への偏りと、
ロゴによるバランスのとり方がいい感じ。
巻数表記の太陽っぽい装飾が地味に好ポイント。

装丁:名和田耕平デザイン事務所

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ラーメンの鳥パコちゃん3【第114位】ラーメンの鳥パコちゃん3巻/天蓬元帥







こっち見んな的、
鳥類クローズアップ型こってりデザイン。

装丁:福原弘美

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よりぬき水爆さん【第115位】 よりぬき水爆さん / 道満晴明


サザエさんパロの認識の容易さは異常。

遠い未来、ヒャッハーな時代に突入して、番組も続いていたら、
世相と文化レベルをゆっくり反映していく磯野家も
実際にこうなっていく、かもしれない。

「カツオは消毒よ~っ!!」

装丁:VOLARE 星野ゆきお

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あたらしい朝【第116位】 あたらしい朝 2巻 / 黒田硫黄



紹介することへの使命感というか、
手に取ったときこれにランキングのトリを勤めさせたくなった。

裸イメージ一色のギリギリデザイン。
しかしカバーを広げて1枚絵として見てみると、
なかなかアリなかっこよさを確認できる。

装丁:hive 久持正士,土橋聖子

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ここまでがランキング発表。
名和田さんとか、名和田さんとか、名和田さんとか、フェローズとか
色々偏っていた気もしますが、まあ気にしない。

最後に、カバー下や背表紙など別なとろに注目した作品を別枠で11作品紹介していきます。



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【裏表紙賞】 ハルシオン・ランチ 1巻 / 沙村広明

ハルシオン・ランチ

沙村氏のイラストをポップに飾ったスタイリッシュな表紙、
そこだけ見て満足してしまったらもったいない。
さらに注目してほしいのが裏表紙。

どうみてもウルトラマンな予告イラストが、
裏表紙のよくある、下手するとカバーを
安っぽくしてしまう可能性のあるあらすじ書きを、
面白く、かつデザイン性高く纏め上げている。

カバー全体を使ったワイドイラストに頼らない、
気の利いた裏表紙デザインはポイント高し。

装丁:ARTEN 石川照美

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【見返し賞】 ジゼル・アラン 1巻 / 笠井スイ

ジゼル・アラン

品の良い西洋チックなカバーを手に取り、本をめくるとまず目に飛び込んでくる、
草模様のあしらわれた美麗な緑の見返し。
この、カバー越しに本を挟みこむ最初と最後の見返しが、
作品の「本」としての質感をこれ以上にないほど高めている。

やけに気合の入ったフェローズ軍団の中でもひときわ目立った装丁。

装丁:note 芥陽子

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【背表紙賞】 花宵道中 1~4巻 / 斉木 久美子

花宵道中

遊女に花をあしらったデザイン。
背景色は、1巻ごと黒・白と交互に繰り返され、
背表紙ももちろん黒白。
この黒と白の背表紙が、
光る箔押しのロゴと少々散りばめられた花とで品良く仕上がっており、
既刊の4冊を本棚に並べると大変美しい。

箔押しのロゴが画像だと綺麗にでておらず伝わりにくいのが残念。
是非本屋さんで手にとってご確認を。

装丁:ベイブリッジスタジオ 黒木香

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【横使い賞】 信長協奏曲 2巻 / 石井あゆみ

信長協奏曲

本を普通に持ったときに90度傾いてしまうデメリットのためか、
圧倒的に数の少ないカバーの横使いイラスト。
そんな中、横使いにしたことが一目で正解と認識できるこちら。

簡素な部屋で箱に座る信長、突き立てた日本刀、そしてロウソク台、
このゆったりとした並びが絵になるアイテム配置。
ロウソクが作り出すおぼろげな明暗。
日本最高。

書映に取るスペースは変わらないものの、
横向きだと最大限載せられるのでやけに大きくなってしまったが、
協奏曲を“コンツェルト”と読むことがわかりやすいのでちょうど良い、かも。

装丁:ベイブリッジスタジオ 安斉秀

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【特殊装丁賞】 薔薇だって書けるよ / 売野 機子

薔薇だって書けるよ表

半透明のカバーと、鮮やかな薔薇で埋め尽くされたカバー下の写真。
カバーの窓のところは透明度が高く、カバー下の薔薇が鮮やかに写る。
窓以外の白いエリアも若干裏が写るようになっていて、
カバー下と重ねたときの白いエリアのほんわかとした色付き具合が絶妙。

カバーの半透明具合がうまくフィルターになって、
鮮やかな写真と描かれたイラストを上手くなじませているよう。

装丁:simazima 平谷美佐子

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【特殊装丁大賞】ウイちゃんがみえるもの/衿沢世衣子

ウイちゃんがみえるもの

オールカラーの豪華装丁本。

クールな白でまとまったシャープなカバーを外すと、
カバーに開けられた窓から垣間見える、“ウイちゃんがみえる”
鮮やかな世界を共有することができる。

巻末に、これまでの既刊コミックスが出版社の垣根を越えて、
綺麗な書影と共に紹介されているのが何気なくうれしい。

装丁:オクターヴ 木庭貴信 松川祐子

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【表裏賞】 馬鹿者のすべて 1巻 / 村岡ユウ

馬鹿者のすべて

拳が頬に入り、顔を歪ませる男。
裏表紙を見ると、殴ったその犯人は…。

作品の本質を真芯で捉えたようなアイディア。
すごいし、面白い。

しかし果たして、この濃ゆすぎる表紙は正解なのだろうか。

装丁:セキネシンイチ制作室

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【日本○偽フ賞】 こどものじかん 8巻 / 私屋カヲル

こどものじかん

カバーイラストの美しさは認める。
認めるけど、これは買いにくい。

これは、買いにくい。

そんな時には、
『だめよめにっき』と『もっとだめよめにっき』で挟み込んでレジに持っていこう。
持っていけば、多分何も変わらない。

装丁:神楽坂マガジン社 古谷昌博

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【ストーリー賞】 土星マンション 6巻 / 岩岡ヒサエ

土星マンション6

これまで、暖かい色合いでほっこりした雰囲気のカバーだったものが、
突如色あせた殺伐としたカバーに。

内容と合わせて、「おおっ!」っと来たこの感覚は、
作品を読んでいないと伝わらないものだろうと思われる。

装丁:葛西恵

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【ストーリー大賞】 君に届け 10巻 / 椎名軽穂

君に届け

君に届きました。


装丁:川谷康久

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ということでお送りしました、
良いコミックお気に入り装丁紹介企画「この装丁がすごい!~漫画装丁大賞~2010」

「ipad」の発売に「Jコミ」の立ち上げなど時代の移り変わりを感じる今日この頃、
電子書籍が逆立ちしても勝てない、素敵な本との出会いを期待してまた来年~


⇒この装丁がすごい!2010 一人後夜祭 本企画へのtwitterでのリアクションをまとめたもの】





【関連記事】
●この装丁がすごい!~漫画装丁大賞~2011 ベスト100+α/200/300
この表紙がすごい!2009
コミックス装丁 デザイナーINDEX

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2010年12月18日 | この装丁がすごい! | コメント 16件 | トラックバック 0件 | TOP

コメント

いつもブログ拝見しています!
この装丁がすごい!知らないタイトルたくさん
あってたのしませていただきました!
ありがとうございます。
ふともっていたコミックスで53位の
隣の彼方のデザイナーさんが表記違ってるようです。

2010年12月19日 / ねこ #-URL【編集

>ねこさん

いつも見ていただけているようで何よりです。
ご指摘ありがとうございます!
該当部分を修正致しました。

2010年12月19日 / KT. #-URL【編集

アイアムアヒーローがすごいですね。

興味がわきました。

2010年12月19日 / #-URL【編集

装丁が凝ってるのに、マイナーで平積みしてもらえない作品が多いのは悲しいですね

2010年12月19日 / #-URL【編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010年12月20日 / #【編集

漫画を売る者として非常に楽しませていただきました。
どの子も表紙を見せて売ることができたらどんなにいいか…!

2010年12月20日 / i #-URL【編集

よつばスタジオさんしかデザイナー知らないので大変参考になりました!これからいろいろ注目していきたいと思います!帯もいろいろ凝ったのがあって見てるだけで楽しいですよね^^

2010年12月20日 / 2949 #-URL【編集

>アイアムアヒーローがすごいですね。

2巻と全然違っていて、
出たときはおおっ!となりました。


>装丁が凝ってるのに、マイナーで平積みしてもらえない作品が多いのは悲しいですね

日々読みきれない数の新作が発売されていますからね。
紹介した中にも、運よく出会えた作品は沢山ありますし。
なので、背表紙も表と同等か、それ以上に大事なんだなと思っていたり。
名和田耕平デザイン事務所のデザインは、背表紙がうるさくなくかつ目を引きます。


>iさん

ありがとうございます。
全部表紙が見えていたら、
買ってしまう作品も劇的に増えそうです(笑


>よつばスタジオさんしかデザイナー知らないので大変参考になりました!

自分もやはり、よつばスタジオさんをはじめに知りました。
デザイナーさんを覚えて、作品から予想するのも面白いですよ。
帯も、捨てられないものがたくさんありますね。「よつばと」や「ききみみ図鑑」あたり、別枠で帯賞を作ろうかとも考えていました。

2010年12月21日 / KT. #-URL【編集

ドロヘドロ無いのはおかしいだろ・・・・・
あんないい材質あるか?

2010年12月22日 / #-URL【編集

装丁解説賞をぜひ番線(久世番子)に・・・

2010年12月22日 / #-URL【編集

>ドロヘドロ無いのはおかしいだろ・・・・・

ドロへドロにはまだ手を出していないのですが、
確かに良さそうな表紙してますね。


>装丁解説賞をぜひ番線(久世番子)に・・・

2008年の作品なので、ちょっと期間外になっちゃいます。
暴れん坊本屋さんとか、結構参考になりますよね。

2010年12月27日 / KT. #-URL【編集

はじめまして、このマンガが凄いから読めでご一緒させていただく、暗くても電気を付けないでというブログを書いているという人です。大変面白そうなランキングをつけられていますね。私の去年のベストは幾百星霜、闇夜に遊ぶな子供達あたりでしょうか。私も以前装丁は良いけれど、というマンガのようなものを選ぼうとしたのですが、頓挫しました。フィールヤング、IKKI、きららばっかりになりそうだったもので。それではもうすぐこのマンガが凄いからよめ締め切りですが、楽しみに見させていただきます。

2010年12月27日 / 暗くても #DDJALrL2URL【編集

>「暗くても電気を付けないで」管理人様

どうもはじめまして。
幾百星霜2巻は、本屋さんでおおっとなった記憶があります。

>フィールヤング、IKKI、きららばっかりになりそうだったもので。

好みがあるのでそうなりますよね。案の定、すごく偏りのあるものになりましたが、逆にそういう偏りが個人ランキングの醍醐味かなとも思ったり。

そっちにかなり気合を入れてしまったおかげで普通のランキング作成がだいぶ遅れてはいますが、なんとかこすヨメに参加できるよう30日アップのためがんばっております。

2010年12月28日 / KT. #-URL【編集

私は常々、一枚絵にタイトルロゴをあしらった程度でデザイン料が発生する仕組みに疑問を感じています。最近の漫画家さんは同人で表紙デザインを自分でやっていたり、CGを使える人も多いのですから、不要な中間搾取はいらないとおもうんですが。逆に、デザイナーがいないとこうはならなかっただろう作品に出会えると喜びもあります。楽しく読ませていただきました。

ちなみに、私のベスト「となりのなにげさん」が入っておらず残念でした。

2011年10月26日 / #-URL【編集

>逆に、デザイナーがいないとこうはならなかった
>だろう作品に出会えると喜びもあります。

おそらく、ここで挙げている作品の多くは、
デザイナーさんが違えば、すばらしくても
まったく別の装丁で出来上がってくるんじゃないかと思います。

「となりのなにげさん」1巻は2009年発売なので
このランキングの期間からは外れていますが、
自分もカバー(も中身も)好きですよ。

2011年11月07日 / KT. #-URL【編集

>一枚絵にタイトルロゴをあしらった程度でデザイン料が

>不要な中間搾取はいらない

同人に多いですが、
作家が装丁もデザインしているばっかりに、
言いたい事やりたい事を詰め込みまくった、
まるでお子様ランチのようなデザインで、
主題がぼやけてしまう装丁や、
逆に、キャラの顔だけで一枚絵として成立する作家なのに、
なぜかそれを避けてしまう装丁を造る作家もいます。

魅力的な絵を描く能力と、装丁をデザインする能力は全く違います。
『苦労して描いた漫画家』『売りたい編集者』とは違った立場の、
一歩引いた『デザイナー』が客観的に判断する事はとても大切です。

新鮮な魚を料理するのと似ていて、
刺身が一番良い、という場合もあり、
煮たり焼いたりが複雑なものが一番良いとは限りません。

手間は少なく見えるかもしれませんが、
「この素材ならば、一枚絵にロゴをさっとあしらうのが一番良い!」という判断に至るまでも、
デザイナー(のディレクション)の範疇です。
その判断に至るまでにはデザイナーの経験や試行錯誤があります。
出来上がった物の手間だけで判断してしまうのは少し勿体なくありませんか?

2011年11月08日 / #-URL【編集

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