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良かったコミック2009/ベスト10

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:コミック年間ベスト  »2009年12月30日 更新

2009年に発売された、面白かったコミックランキング・ベスト10。
今年もこすヨメ参加です。⇒『こすヨメγ2010』

対象作品:2009年中(12月31日まで)に新刊コミックスが1冊でも発売されたタイトル



1位 この世界の片隅に  こうの史代
2位 ふたつのスピカ   柳沼行
3位 ライドバック  カサハラテツロー

4位 DON’T TRUST OVER 30   TAGRO
5位 のらみみ  原一雄
6位 お茶にごす  西森博之
7位 ぼくらの  鬼頭莫宏
8位 でろでろ  押切蓮介
9位 スミレ16歳  永吉たける
10位 かげふみさん  小路 啓之



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■【第1位】この世界の片隅に 3巻(完結)


戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。
呉の北條家に嫁いだ、絵描きの趣味を持った
女性すずのささやかな戦時中の日常。

ほのぼのした、懐かしさすら感じる絵柄に似合わぬ
アグレッシブな試み大好き大好きこうの史代氏が
これまた大胆な試みを実行した意欲作。

戦争とか悲劇とかは、もちろん切り離せない
重要な要素ですが、個人的に言及したいのは
そこの部分とは若干ずれていて…

なんと言ったらいいか、これは
漫画という媒体であることに意味のある、
漫画だからこそなし得た作品だと思っています。

戦争が日常に降りかかる3巻からが本番。
1巻最初の1ページから3巻最後の1ページまで、
目を離さず読んでみてください。


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■【第2位】ふたつのスピカ 15・16巻(完結)


宇宙飛行士を目指す5人の少年少女が成長する姿を、
彼らの友情や宇宙への想い、
過去との葛藤を中心に描いたSFファンタジー。

連載決定前の短編を含めて足掛け10年。
アニメにもドラマにもなった
宇宙漫画がついに完結。

人物が丁寧に丁寧に描かれ続けたこの作品。
15巻、16巻ではセンチメンタルが加速して、
涙腺崩壊しっぱなしでした。

上手く風呂敷を畳むのが難しいこのジャンルを
長期連載でぶれ無く描ききったこの作品。
これで万人にオススメできます。


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■【第3位】RIDEBACK 10巻(完結)

RIDEBACK(ライドバック) 10 (IKKI COMIX)
カサハラ テツロー
小学館

人型二輪車ロボット「ライドバック」に魅せられた少女
尾形琳が、その類稀なるカリスマ性に引きずられ、
世界変革のうねりに巻き込まれていく…

ロボット物というよりバイク物。
そして、レースとか学生運動とか軍隊とかテロとか
ごった煮で賑やかな世界とカオスなストーリー。

好き、普通、嫌いと広く分布しそうに思いますが、
本当の意味で完結できた長編作品の一つであることは確か。
アニメと別物と踏まえた上で一読あれ。


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■【第4位】DON’T TRUST OVER 30


『変ゼミ』(アニメ化予定)連載中の作者による
30歳をテーマにした短編、その他いくつか。
主にファウスト掲載作品。

「SF」なし、「複乳」なし、若干「変態」。
モラトリアムとか、ダウナーとかそういう感じのもろもろ。
読後感は良し。

同作者の『マフィアとルアー』が珠玉であると思えるならば、
この作品も多分珠玉です。


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■【第5位】のらみみ 7・8巻(完結)


子供のいる家庭に居候する「キャラ」
という存在が当たり前になった時代の、
キャラと人との日常。

「キャラは子供のところにだけ居候する」という
設定を核に展開される1話完結の物語、
その1話1話が実に多彩。

子供向けアニメのようなキャラ絵になごまされ
油断していると、機微の上手さにあてられて
思わずウルッとさせられることも。

まだ読みたくもある、絶妙のタイミングで
物語はしっかりと完結。
無駄なく美しくまとまった全7巻です。


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■【第6位】お茶にごす 7~11巻(完結)


高校入学を期に不毛な暴力生活から抜け出すべく
茶道部に入った最強の不良・船橋雅矢と
茶道部面々の前途多難な日々。

部長の姉崎さん引退後、
新入生の新キャラを出し新展開に行くと思いきや
物語は意外にあっさりと終わりを迎えることに。

作者がわざわざWEBで否定するほど
急にも思える最終回でしたが、
個人的には大好きなラストです。

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■【第7位】ぼくらの 10・11巻(完結)


少年少女たちが巨大ロボットに乗り、
文字通り命を燃やして戦い続ける。

勝利=死亡という冷酷なプロットを
計画的と言わんばかりに
淡々と進め続けて11巻でラスト。

ハッピーエンドにもバッドエンドにも収まらず、
過不足無く描かれた子供たちの戦いは
深い余韻とともにただ終わりました。


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■【第8位】でろでろ 15・16巻(完結)


妖怪キラー中学生、日野耳雄とクールな妹留渦、
その他人間妖怪愉快な仲間わんさかの
1話完結型ホラーギャグ漫画。

2004年の連載から持ち味そのままに
絵柄もかなり上達したもんだとしみじみ。

連載が続くにつれ増えていった味のある面白
キャラクター達も、これで見納め。
ギャグながら、最終巻はちょっとしんみり。

サザエさん時空の日常ギャグとして、
そのラストは非常に綺麗に締まりました。
またホラーギャグをまっております。


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■【第9位】スミレ16歳 5巻(完結)


謎の「オヤジ」が操る腹話術人形の女子高生、
四谷スミレ。彼女(オヤジ?)のおせっかいが
周囲を巻き込む青春ドタバタ学園コメディ。

掲載誌がコロコロ変わったり、
ドラマ化したりと扱いが
いいか悪いのかわからないこの作品。

ラストも打ち切りの様子で、
大きな謎を残して
終わってはしまいましたが…

リニューアル前の「17歳」まで含めた
ラストのまとめ(ケジメ)はプロの仕事。
1巻と4巻だけでも見てほしいところ。


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■【第10位】かげふみさん 3巻(完結)

かげふみさん 3 (バーズコミックス)
小路 啓之
幻冬舎コミックス

“かげ”を踏めるほど近づいても気付かれない
“かげふみさん”である、めぐみのメグの、
暗殺仕事のお手伝い。

軽くて重い、絶妙の死生感でエピソードを
積み重ねる1、2巻。そしてすべてが
帰結していく3巻。

3巻は打ち切りかもしれない急展開でしたが、
B級映画ラスト30分的な流れるような展開が、
強く心に残りました。
 
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2009年12月30日 | コミック年間ベスト | コメント 0件 | トラックバック 0件 | TOP

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