AX

 ―INFO―

  • スポンサードリンク

○水惑星年代記月刊サチサチ | 大石まさる

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:コミック感想(2009発売)  »2009年05月24日 更新




暴走スイッチの入った大石まさるが「水惑星年代記」に割り当てられたページから4ページを拝借しておっぱじめた外伝ストーリー「月刊サチサチ」に2つの短編を加えて単行本化したもの。

「月刊サチサチ」はちょっぴりSFでどこか懐かしい風景の中、小屋形廃バス亭に住み着いた幸子さんが自由奔放なアウトドア生活を綴ったショートショート。1話辺りたった4ページしかありませんが、自然と美味しい空気と遊びと生活がぎっしりつまっていて、ページの短さを感じさせません。連載に煮詰まった作者のフリーダムな願望が現われていて開放感たっぷり、そしてゆったりと味わい深いです。

『海のクレハ』は、少女+オッサン+海と氏らしいキーワードのそろった16ページの短編。「空からこぼれた物語」あたりの作品で絵柄も古め。

『さくらなハート』は、卒業を控えた中3男女の恋物語38ページ。「耳をすませば」in winterといった感じの内容に大石まさるの緩やかな温かみが加わった甘酸っぱく心地よい短編。「みずいろ」1巻~2巻の間あたりの時期に発表された作品で、ここらへんの時期の絵柄が一番好みだったりするのでこれは収穫です。


3作品を続けて読むと、変わらない個性を残しながらも絵柄が変わっていく様子がよく分かります。トーンを極力使用せず力強い今の絵柄も魅力的ですが、ちょっと重たい印象も受けます。作品によって作風も調節している氏なので、次の連載作品「おいでませり」はどのように味付けされているのか、単行本の発売が楽しみです。

関連記事


スポンサードリンク HR.jpg HR.jpg

2009年05月24日 | コミック感想(2009発売) | コメント 0件 | トラックバック 0件 | TOP

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ見せる

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)