AX

 ―INFO―

★愛人-AI・REN- 特別愛蔵版 | 田中ユタカ

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:コミック感想(2009発売)  »2009年05月25日 更新


滅び行く世界で余命僅かの少年・吉住生(ヨシズミイクル)と人造遺伝子人間"愛人(アイレン)"
の少女・あいの力強い"生"を綴った長編ラブストーリー。

2004年に完結し、その美しい物語が大きな反響を生んだ名作が
特別愛蔵版・上下巻となって発売されました。
内容については今回話したい部分ではないので割愛。
愛蔵版の帯に取り上げられるほど愛と情念のつまったAmazonレビューの数々をご覧ください。

●愛人 -AI・REN- 5 Amazon

すでに旧版は購入しており、レビューサイトを廻ってみると賛否両論あるようですが、
自分は完全肯定でした、表紙以外は



愛人という大きく赤いロゴ、にっこりと微笑む童顔少女、オカッパ、ブルマ。
背表紙も白を背景に赤い「愛人」ロゴと少女の顔アップ。

中身的に間違っているわけではないものの、
これらの要素が絶妙なバランスで交じり合って超絶的に恥ずかしい表紙を形成。
ちょっとロリな作品と一緒にしてもしなくても
知らない人に見せたら勘違いされること請け合いです。
読むジャンルを手広く広げていくうちに麻痺していき、
少女漫画程度を買うのも飾ることにも何の躊躇いもなくなったマイハートが、
これを本棚に収めようとすると「それだけは無理」と悲鳴を挙げ、
光の当たらぬ場所に封印することを余儀なくされていました。

そんなわけでついに発売された愛蔵版。
携帯小説を彷彿とさせる無難な空をカバーに纏い生まれ変わった
愛人にもはや死角はなし。今は浮くことなく本棚に収まっています。


愛人本棚


愛人は漫画が好きな方に1度は試してみてほしい作品。
買いやすい装丁となった愛蔵版が出た今、オススメしてみます。


▼おまけ・誤解を誘発する本配置▼











愛人、違和感なし。
罪作りな表紙の「花子と寓話のテラー」4巻も巻き添えにしてみました。

関連記事

スポンサードリンク HR.jpg HR.jpg

2009年05月25日 | コミック感想(2009発売) | コメント 0件 | トラックバック 0件 | TOP

○水惑星年代記月刊サチサチ | 大石まさる

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:コミック感想(2009発売)  »2009年05月24日 更新




暴走スイッチの入った大石まさるが「水惑星年代記」に割り当てられたページから4ページを拝借しておっぱじめた外伝ストーリー「月刊サチサチ」に2つの短編を加えて単行本化したもの。

「月刊サチサチ」はちょっぴりSFでどこか懐かしい風景の中、小屋形廃バス亭に住み着いた幸子さんが自由奔放なアウトドア生活を綴ったショートショート。1話辺りたった4ページしかありませんが、自然と美味しい空気と遊びと生活がぎっしりつまっていて、ページの短さを感じさせません。連載に煮詰まった作者のフリーダムな願望が現われていて開放感たっぷり、そしてゆったりと味わい深いです。

『海のクレハ』は、少女+オッサン+海と氏らしいキーワードのそろった16ページの短編。「空からこぼれた物語」あたりの作品で絵柄も古め。

『さくらなハート』は、卒業を控えた中3男女の恋物語38ページ。「耳をすませば」in winterといった感じの内容に大石まさるの緩やかな温かみが加わった甘酸っぱく心地よい短編。「みずいろ」1巻~2巻の間あたりの時期に発表された作品で、ここらへんの時期の絵柄が一番好みだったりするのでこれは収穫です。


3作品を続けて読むと、変わらない個性を残しながらも絵柄が変わっていく様子がよく分かります。トーンを極力使用せず力強い今の絵柄も魅力的ですが、ちょっと重たい印象も受けます。作品によって作風も調節している氏なので、次の連載作品「おいでませり」はどのように味付けされているのか、単行本の発売が楽しみです。

関連記事

スポンサードリンク HR.jpg HR.jpg

2009年05月24日 | コミック感想(2009発売) | コメント 0件 | トラックバック 0件 | TOP

[特集]泣いた漫画

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:特集  »2009年05月11日 更新

泣いた漫画。
泣ける漫画というより、管理人の泣きポイントということでご参考まで。


寄生獣 (8) (アフタヌーンKC (76))
岩明 均 講談社

胸の穴、ただいま。
数ある漫画の『解決』のなかで
最もすばらしいものの一つだと思える。



最高のラスト1ページ。



数々の別れのたびに何回でもこみ上げてくる。


サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)
水上 悟志 芳文社

ラスト感謝シーン。
粋。


のらみみ 7 (7) (IKKI COMIX)
原 一雄 小学館

エピソード「古い居候の世界・後編」にて。
鮮やかに美しい。


住めば都のコスモス荘 3 (3) (電撃コミックス)
矢上 裕 阿智 太郎 メディアワークス

最終話。
エルフを狩るモノたちで培ったものを遺憾なく発揮。
すごく洗練されている。
3巻とは思えぬ熱さと盛り上がり。


One piece (巻8) (ジャンプ・コミックス)
尾田 栄一郎 集英社

海上レストラン編。
ONE PIECEで涙が出たのは後にも先にもここだけ。


はるかリフレイン (Jets comics (702))
伊藤 伸平 白泉社

奇跡の進研ゼミ漫画。
余韻の残るラスト。


愛人-AI・REN- 下 特別愛蔵版 (ジェッツコミックス)
田中 ユタカ 白泉社

恥ずかしい表紙に堪えて買った甲斐があった(旧版)。
良い涙。



エピソード「最後の一葉」にて。
痛ましいのはつらいね。


怪獣の家 2 (2) (ビッグコミックス)
星里 もちる 小学館

ベテランらしい美しいベタ。


チキタ★GUGU 8 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
TONO 朝日新聞社

最終巻だけでなく、泣き所多数。
すごく唐突にやってくる。


びんちょうタン 4巻 (4) (BLADE COMICS)
江草 天仁 マッグガーデン

ラストの手紙。
おばあさんネタは反則だと思う。



究極の打ち切りラスト。
最後の数ページまで涙が出るとは思いもよらず。


G戦場ヘヴンズドア 3 (3) (IKKI COMICS)
日本橋 ヨヲコ 小学館

エロかったりどろどろぐちゃぐちゃだったり。
しかしその中にある少年漫画のような真っ当な熱さに触れ、涙が出る。


ゆうやみ特攻隊 1 (1) (シリウスコミックス)
押切 蓮介 講談社

1巻ラストを読むと何故か高ぶってしまう。
他に紹介している漫画は大なり小なりそういう評判があったりするけど、
これは多分自分だけ。


夏目友人帳 3 (3) (花とゆめCOMICS)
緑川 ゆき 白泉社

第十話にて。


君に届け (2) (マーガレットコミックス (4094))
椎名 軽穂 集英社

2巻ラスト。
ド直球ストレートにやられた、くやしい。 
作品が綺麗に終わってくれることを切に願う。


自虐の詩 下巻
業田 良家 竹書房

「ラストに泣ける漫画」という余計な情報を聞いていても泣いた。
実に普遍的で、これは本当にすごい泣かせ方だと思う。


以上。
どれもこれも少し以上感情を揺り動かされた漫画として、
泣く泣かない関係なしにオススメです。

関連記事

スポンサードリンク HR.jpg HR.jpg

2009年05月11日 | 特集 | コメント 0件 | トラックバック 0件 | TOP