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良かったコミック2008/ベスト10

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:コミック年間ベスト  »2008年12月28日 更新

2008年に発売された、面白かったコミックランキング・ベスト10です。
ちにみにこのランキングで
『このマンガが凄いから読め!(仮称)γ版・2009』…略して『こすヨメγ'09』
という企画に参加させていただきました。

対象作品:2008年中(12月31日まで)に新刊コミックスが1冊でも発売されたタイトル

ベスト11~30はこちら
 
1位 まつのべっ!  秋吉 由美子
2位 マエストロ   さそう あきら
3位 チキタ★GUGU  TONO

4位 鈴木先生   武富 健治
5位 ラーメンの鳥パコちゃん  天蓬元帥
6位 ゆうやみ特攻隊  押切 蓮介
7位 生活  福満しげゆき
8位 お茶にごす  西森 博之
9位 惑星のさみだれ  水上 悟志
10位 よつばと!  あずま きよひこ



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■【第1位】まつのべっ! 全2巻


幼なじみの女の子の一言がきっかけで
幼稚園の先生となった「まつのべ」こと松延彩人。
幼稚園にいる幼なじみとそっくりの園児に
いやでも幼なじみを思い出させられる一方、
テレビでは離れ離れだった幼なじみが
新人女優としてテレビに出始めていて…
という出だしで始まるストーリー4コマ漫画。

幼稚園ギャグの体裁を保ちながら、
バランスよくラブコメ要素が挿入されて、
テンポよく物語が進行していきます。

絵柄とか、4コマである事とか、
ご都合主義とも思える人物配置とか展開とか、
全ての要素が緻密に組み立てられてて出来た最高の物語。

ひとつ言えるのはまとめて2冊買って欲しいということ。
ベクトルは違えど、『自虐の詩』と同じように、
2冊まとまって初めて真価を発揮する漫画です。

帯の『誰も読んだことのないドラマチック4コマ』という
キャッチコピーは嘘ではありませんでした。


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■【第2位】マエストロ 3巻(完結)


不況で解散した日本屈指の交響楽団が謎のジジイ天道のもとに再結成し、
究極の演奏にたどり着くまでを描いたクラシック漫画。

単なる最終回という意味ではない。
本当の意味でのクライマックスが重なった、
ラストのコンサートシーンは圧巻。

最高潮の盛り上がりの中で物語を締めるという、
理想的なフィニッシュを決めた3巻でした。


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■【第3位】チキタ★GUGU 9巻(完結)


人食い妖怪ラー・ラム・デラルと、
百年飼育すると美味になる激マズ人間グーグー。
「百年美食計画」から始まった不思議妖怪ストーリーも、
10年の連載を経てようやく完結。

何度泣かされたかわからない、残酷でやさしい物語。
その大きな風呂敷が綺麗に畳まれて一安心。

また一つ、「描ききった漫画」が誕生したという感じです。


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■【第4位】鈴木先生 4~6巻


鈴木先生が自らの教育理念と話術と情熱と打算を持って
中学生のナイーブな事情に切り込んでいく、
「金八+シャベリ場」的な全身全霊教育指導漫画。

鈴木先生の教育によってディベート力を鍛え上げられた、
3年B組み真っ青のモンスターステューデント達が、
彼女を妊娠させてしまった鈴木先生を
クラス討議で裁判にかける…というのが6巻の内容。

巻を重ねていくうちに生徒達は成長していって、
それでも鈴木先生のピンチ度は上がっていて、
面白さが維持されているどころか、
まだまだ上っていっているのがすごいところです。

次巻はきっと、もっと面白い。


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■【第5位】ラーメンの鳥パコちゃん 1巻


年頃のお嬢様姫子の部屋に突如上がりこんだ鳥類「パコちゃん」が
好き勝手やらかす、怪鳥居候4コマ漫画。

表紙だけ見ると癒やし系に見えなくもないパコちゃんの中身は、
古賀亮一漫画のマスコットキャラのそれに近いです。
マジボケ、計算ボケ、逆切れ、手のひら返しを使い分ける
パコちゃんのフリーダムな振る舞いが妙につぼに入り、
たくさん笑わされました。

帯にシュールとの触れ込みがありますが、
結構ストレートに笑いが出ると思うこの漫画。

試し読みで少しでもクスリとできたならオススメです。
まんが王倶楽部内試し読みページ


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■【第6位】ゆうやみ特攻隊 2・3巻


ホラーギャグ漫画「でろでろ」の作者による肉弾ホラーバトル漫画。
物語の序盤は面白おかしく幽霊退治をしていく、
「でろでろ」の延長線上にある「ギャグ+バトル」の様相。
これが1巻のラストで一転し、
因習にとらわれた悪しき人と人ならざるものと対峙する、
ガチホラーバトル漫画に変貌していきました。
どう見ても「でろでろ」と同じ絵柄ですが、
作品からにじみ出る陰惨な雰囲気は本物。

特筆すべきは、悪霊退治のエキスパートである「隊長」の強さの説得力。
決して上手いとは言えない個性的な絵柄なれど、
バトルシーンからは躍動感、暴力描写の重量感などがありありと伝わってきて、
「隊長」なら悪霊を素手で殺せるとすんなり受け入れられる不思議。

そんな「隊長」達が相手をするのは悪しき神への信仰で黒首島を支配する鉄一族。
圧倒的な兵力と武力の前で漂う恐怖感と絶望感。
それでも「隊長」ならなんとかしてくれるという期待感。

今、最も続きが気になっている漫画です。


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■【第7位】生活 1巻

生活 1 (1)
福満 しげゆき
青林工藝舎

「僕の小規模な生活」でお馴染みの福満しげゆきによる、
長編ストーリーマンガ第1巻。

ひょんなことから始まった、
普通の人達による悪者への必殺仕置人的なお仕置きから始まっていく話。

世直し目的で結成された組織が自警団をなし、
権力を伴って堕落していく過程が、
いつもの氏の漫画キャラ達によって淡々と描かれることで
妙なリアリティーを持っています。

主人公達が堕落した自警団を抜け出し、
本来の目的を忘れた輩達にお仕置きを下し始めるという
圧倒的形勢不利な、非常に引きの強い終わり方で1巻は終了。

エッセイ的漫画ばかりに力を注がず続きを描いてくれと思う一方で、
こんなに盛り上げといちゃったけど、ちゃんと収拾はつくんだろうかと
心配でもある1冊です。


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■【第8位】お茶にごす 3~6巻


「悪魔(デビル)まークン」と呼ばれる最強の不良高校生、
船橋雅矢が脱不良を望み茶道部ライフをエンジョイするも、
事あるごとにトラブルに巻き込まれる学園コメディ。

くすぐったい青春や、ワル達との駆け引き・バトルを手堅く描きながら、
そこにさらっと入れられるギャグエピソードの破壊力が抜群。

肝試しエピソードの中の集団パニックのくだりが、漫画で今年一番の大笑わらい。
奇抜なキャラやエキセントリックな言動に頼らない
シチュエーションによる笑わせテクニックが、今回もキレていました。


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■【第9位】惑星のさみだれ 5・6巻


選ばれた人々による、世界の命運を賭けた町内バトルも中盤戦に。

「死」をあざとく浮かせず、感傷ほどほどにかつ劇的で
ドラマチックに魅せられる演出力に脱帽。
飄々としたキャラメイクと真剣さのさじ加減が相変わらずいい感じです。

ちなみにずっと「わくせいのさみだれ」だと思っていました。


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■【第10位】よつばと! 8巻

よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)
あずま きよひこ
アスキー・メディアワークス

単行本派の9割以上が「牧場は?」となったであろう8巻。

複数回登場キャラ、準レギュラーキャラがいい感じに充実。
夏が終わっても高値安定で、相変わらずの面白さでした。
 

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2008年12月28日 | コミック年間ベスト | コメント 4件 | トラックバック 0件 | TOP

良かったコミック2008/ベスト11~30

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:コミック年間ベスト  »2008年12月28日 更新

2008年に発売された、面白かったコミックランキング・ベスト11~30です。

対象作品:2008年中(12月31日まで)に新刊コミックスが1冊でも発売されたタイトル

ベスト10はこちら

11位 エマ
12位 3月のライオン
13位 おもいでエマノン
14位 ルート225
15位 雨無村役場産業課兼観光係
16位 僕の小規模な生活
17位 水惑星年代記
18位 Under the Rose
19位 ミスミソウ
20位 将国のアルタイル
21位 ナチュン
22位 ヒャッコ
23位 オトノハコ
24位 よんでますよ、アザゼルさん
25位 のらみみ
26位 放課後ウインド・オーケストラ
27位 カブのイサキ
28位 ネムルバカ
29位 GUNSLINGER GIRL
30位 マイガール


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■【第11位】エマ10巻 (完結)


英国メイドロマンス漫画もこれで見納め。
長らく続いた番外編のラストを締めるのは、
エマとウィリアムの結婚式。

パーティーでみんなが踊っているだけなのに、
なんというこの高揚感と疾走感。
まさしく大団円。


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■【第12位】3月のライオン 1・2巻


高校生の将棋プロ棋士・桐山零と下町の3姉妹を中心に描かれる、
コミカルで苦い人間ドラマ。

悲惨な生い立ちに起因する暗くて重い本筋と、
3姉妹と絡めた、作者得意のコミカルで微笑ましいやりとりが
辛気臭くなりすぎない絶妙なバランスで配合。

零が何かを取りもどすところを見届けたい作品。
将棋は飾りです。


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■【第13位】おもいでエマノン 全1巻


鶴田謙二久々の新刊は、自信が挿絵を務める
梶尾 真治同名小説のコミカライズ。

感傷旅行でフェリーに乗った青年と、
四十億年分の記憶と共に生き続けるという彼女の一夜の語らい。
単純で美しいSF短編。

目を閉じて遥かな歴史の記憶に溺れながら、一つの真理にたどり着く。

エマノンかわいいよ、エマノン。


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■【第14位】ルート225 全1巻


芥川賞作家である藤野千夜の同名小説の、
志村貴子によるコミカライズ作品。

両親がいない世界に紛れ込んだ姉弟のせつないパラレルワールド物。

結末についてあれこれ考えていると、
枕に顔を埋めてうーうー言いたくなってきます。


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■【第15位】雨無村役場産業課兼観光係 1巻


過疎の村を舞台にした、恋と村おこしの青春田舎ライフ漫画。
地方出身の作者が描く田舎はリアルで、そしてユーモアに溢れています。

循環型三角関係の恋の行方は、村の未来は、次巻の発売日は。


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■【第16位】僕の小規模な生活 2巻


ガロ/アックス系作家の半暴露系せきらら漫画家生活漫画。
そして短足美人嫁観察日記。

福光しげゆきをこの漫画で食わせてはいけない。


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■【第17位】水惑星年代記 (完結)


人と人との繋がりによって描かれた、
水と宇宙とむっちりの壮大な年代記が完結。

エピソードを時系列で読み返すとまた違った味わい。


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■【第18位】Under the Rose 5 春の賛歌


19世紀英国、ロウランド伯爵家での人間模様を描いたヴィトリアン・ストーリー。
家庭教師のブレナン先生がこれでもかというぐらい
辱めを受けているというのが、現在のあらすじ。
エマが午後9時ならこっちは午後1時半8チャンネル。

6チャンネル派には危険。


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■【第19位】ミスミソウ 1・2巻


「でろでろ」の押切 蓮介が描く、
いじめられっ子の復讐惨殺スプラッタホラー。
笑いがない、笑いがないよ。

着々と整備されていくバッドエンドへのルート。
それでも春花の幸せを祈らずにはいられません。


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■【第20位】将国のアルタイル 1~3巻


エキゾチックでオリエンタルな架空世界の戦記物。

最年少の将軍マフムートを主人公に、
自国・敵国それぞれの思惑を交えながら
いずれ始まる戦争の物語が
丁寧にかつダイナミックに描かれています。

ポスト皇国。
超えろ5巻。


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■【第21位】ナチュン 3・4巻


世界征服を企む青年テルナリの沖縄ライフを描いた、近未来SF漫画。
まったりと何漫画なのかよくわからないフリーダム進行。
3巻・4巻では主人公拉致+強制労働、ヒロイン?は発狂して山狩りされて。

寄り道ってレベルじゃねーぞという展開の中で、
おぼろげながら見えてきた世界征服の全容。

巻末の予告もカオスでした。


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■【第22位】オトノハコ 全1巻


弱小合唱部がコンクール出場を目指してがんばる青春ストーリー。

悩んで、がんばって、いじけて悩んで、またがんばって。

全編ほのぼの、読み終えればほっこり暖かくて。
気がつけば唄っている。

ボエ~~~~~


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■【第23位】ヒャッコ 3・4巻

ヒャッコ 3 (Flex Comix) (Flex Comix)
カトウ ハルアキ
ソフトバンククリエイティブ

アグレッシブ女子高生ライフ。
各種取り揃えられた脇キャラ達がみな生きている良い賑やかさ。
荒削りな作風が作品に勢いを与えてくれている、
今が旬、今が瞬の漫画です。


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■【第24位】よんでますよ、アザゼルさん 1・2巻


出オチギャグ漫画達がスポットライトを浴び、
そして消費されていく世知辛い漫画界。
そんな中で安定した笑いを提供してくれる、悪魔召還コメディ。

プリティーに見える悪魔達の中身は
残酷で、小ずるくて、傲慢で、嘘つきで、
そしてちょっぴりお茶目。

刺されても弾けても懲りない悪魔達の
下品でダークな騒動に毎回笑わされながらも、
時折見せる悪魔の本質がちょっぴり怖い。

事務所のバイトから悪魔召還まで任されるようになった
助手のさくまさんのちょっと歪んだ成長ぶりにも目が離せない、
ストーリー漫画としても期待の2巻、以下続刊です。


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■【第25位】のらみみ 6巻


日本の少年少女の憧れ、
居候キャラ達が数多に存在する世界を舞台にした、
キャラたちの居候ライフ漫画。
表紙を見てもスルーしていた、
中身をチラ見してもスルーしていたであろう
アニメ化大大大感謝作品。

ほのぼの、殺伐、どきどき、しみじみ。
居候キャラをお題とした一編の組み立て方は驚くほど多彩で、
どれも最後はあたたかい。

6巻では渾身の前後編、「操り人形うわの空」が出色の出来。


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■【第26位】放課後ウインド・オーケストラ 1巻


青春吹奏楽部漫画。
THE・誠実。

新しくてどこか懐かしい絵柄。
派手さはなくて、それでも努力の結晶は煌びやかで。

ド素人を主人公に据えた吹奏楽部ストーリー。
一歩を踏み出したばかりの第1巻です。


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■【第27位】カブのイサキ 1巻


清涼とした唯一無二の空気感を引き継いだ、
空男版「ヨコハマ買出し紀行」。

「ヨコハマ」とは違うであろう到達点に期待。
先の長い長い話ですが。


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■【第28位】ネムルバカ 全1巻


大学先輩後輩の、心地よい同居ライフ。
そして向こう側にいってしまった人と置いていかれた人の話。

相変わらず気持ちよく笑える『それ町』も捨てがたいですが、
美しく着陸した漫画ということでこっち。

最初に結末を仄めかす様式美はやっぱり素敵。


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■【第29位】GUNSLINGER GIRL 10巻


テロリスト達と戦う改造少女達の生き様を描いたガンアクション。
物語の始めから近づいてきた悲劇の輪郭が形を成してきました。
全編に渡ってどうしようもなく切ない。


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■【第30位】マイガール 2巻


どことなく濃ゆい表紙が損していそうな、
塗りがなければすっきりかわいい絵を描く佐原ミズプレゼンツ。

独身社会人・笠間正宗と、最愛の恋人の忘れ形見コハルが織り成す
凸凹親子2人暮らしストーリー。
徐々に距離を近づけながら、
まだどこかぎこちない2人の暮らしぶりが微笑ましい。

続きが激しく読みたいところですが、作者は絶賛浮気中。
 

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2008年12月28日 | コミック年間ベスト | コメント 0件 | トラックバック 0件 | TOP

〇フランケン・ふらん | 木々津 克久

このエントリーをはてなブックマークに追加 カテゴリ:コミック感想  »2008年12月27日 更新

フランケン・ふらん 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)
1~2巻 以下続刊
木々津 克久
秋田書店

つぎはぎだらけの人造美少女ふらんが、脅威の人体改造手術で
困った人々に救いの手を差し伸べる、スプラッタ・ホラーコメディー。

1話完結で、生物学者によって造られた少女ふらんが、
依頼者の悩みを人体改造や遺伝子操作などの
驚異的な技術で解決を試みるが…というのが基本的な流れ。

見た目がアニメチックでかわいらしいふらんの倫理観は
一般のそれと著しくかけ離れており、
神をも冒涜するようなサディスティックな術式が、
軽々しく、生々しく描かれています。

倫理観から拒否感の起こりそうな内容とグロテスクな情景が、
軽いノリで描かれたりいい話風にまとめられたりと
奇妙なギャップがおもしろおかしく、
不思議と嫌悪感はありません。
結末も、依頼者の善悪に関わらず、
ほとんどの場合にダークに締めくくられますが、
どれも捻りがきいて印象深く、考えさせられることも多い作品です。


ホラーとコメディーが絶妙なバランスで配合された、
表紙を見ただけではわからない特異な1冊。
まずは中身を確認することをオススメします。
 

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2008年12月27日 | コミック感想 | コメント 0件 | トラックバック 0件 | TOP